余熱さんの映画レビュー・感想・評価 - 36ページ目

余熱

余熱

映画(1535)
ドラマ(10)
アニメ(0)

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.9

この監督はMVみたいなシーンを作るのが天才的に上手いとつくづく思いました。第1話の完成度と共感する部分が多くて、素晴らしかったです。それだけに後半乗り切れなかったです。「100%の女の子」という短編映>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.1

前作との繋がりを完璧でファンは大満足の内容です。死にかたのバリエーションが増えているし、その死に様のセンスは脱帽ものです。ホラーからのSFへの転換が自分はスっと受け入れられたので楽しめました。恋愛、家>>続きを読む

ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)

3.3

ホラーではなくミステリー。
お馴染みの黒沢清×役所広司がタッグを組んだ映画。画面を二分割、三分割にする演出がいい。相変わらず役所広司の怪演で見応えはある。最初は怖かったドッペルゲンガーをパートナーのよ
>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.7

考えるな!感じろ!
ネットカフェのファミリールームで大画面andアンプの爆音で観ました。5回ほど観た友人に伏線とか考えずに起こることを漠然と見るのが良いと言われたおかげでノーラン映画を見る感覚で見れま
>>続きを読む

LOFT ロフト(2005年製作の映画)

2.7

はっきり言って面白くなかった。退屈なシーンが長く続いて苦痛だった。幽霊の描写が本物に近い幽霊に感じた。小中理論がふんだんにあって良かった。西島秀俊の演技が棒読みだと噂に聞いていたけど、確かにそうだけど>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.7

お前らが1番カッケーよ!「まぁいいや。とりあえずやろうぜ」素直に後先考えずに行動できるって素晴らしい。魂が震えて涙が止まらんかった。音を鳴らしてるだけで楽しい学生の初期衝動をここまで表現できたのは映画>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.2

先の読めない展開でずっとドキドキしっぱなし。どこに潜んでいるのかがわからない透明人間は幽霊に限りなく近い存在。人間は幽霊には劣るというところが見れて大満足。透明人間の探し方や、振り回されて精神が錯乱し>>続きを読む

BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

3.5

ため息が出てしまうほど美しい映像。日本のLGBT映画は言葉で説明することが多いですが、ヨーロッパは表情で感情を説明するので繊細で奥深くて好きです。ストーリーも簡潔で良かったです。欲を言えば2人の衝突が>>続きを読む

劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME(2020年製作の映画)

-

新年初映画館はこの映画。ゼロワンは未視聴で友達に誘われたので見てきました。大迫力の音響で見応えがありました。見に来ていた子どもと友達は大満足の様子でした。

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.8

ウェンズデーがとにかく可愛い!この家族は明らかに変だろ?ドラキュラなの?とか疑問に湧くけど、そこに一切突っ込まずにぶっ飛ばしていくのが良い。学芸会の血ブシャーが最高すぎる!家族でポップコーンとコーラを>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

夢を諦めた大人がテーマの作品。ジャズプレイヤーを目指している男が主人公ということでディズニー+に入って鑑賞。
夢を叶えることだけが人生じゃなかったり、生きている一瞬一瞬が楽しいことを実感させてくれる作
>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.2

会えない時のために…
コメディーということで見たけど主人公が不憫でいたたまれない気持ちになる映画だった。人に作られた人生は本当に楽しいのか?誰にもわからないけれど、1つわかるのは自分の人生は自分の選択
>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.8

走らないゾンビの原型を見られて大満足。ジワジワ近づいてくる恐怖がシンプルながら良い。ゾンビの造形はほぼ人で現在のゾンビメイクはないものの動きの所作が人間がしない動きをしていて、ゾンビの動きを定義づけた>>続きを読む

地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.7

音楽に味があっていい。直感的にサスペリアに似ていると感じた。ジワジワ近づいてくる感じと、サイコキラーの顔を焦らしてなかなか見せないところとか小中理論に基づいて作られている。話の中身はスカスカで元力士設>>続きを読む

独立愚連隊(1959年製作の映画)

3.8

コミカルで迫力があって西部劇っぽさが良い。カメラワークがドキドキさせてくれて良かった。コミカル過ぎるので当時戦争を肯定していると批判されたのも納得。慰安婦とか刺激的な言葉が出てきてヒヤヒヤしました。

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.8

21歳にして初めて見ました。ジブリ作品の中で群を抜いて面白いという感じでは無いですが、世界観に飲み込まれる感じがたまらなく良いです。やはり小さい頃に観ておきたかったな。親を恨みます。苦団子は予定調和な>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.1

高良健吾の気持ち悪さと西川加奈子の幸の薄いことこの上ない。主人公は気持ち悪いんだけど憎めない。西川加奈子さんの体の張りようがとても見応えがあった。正直、興奮してしまうくらいエッチシーンが良かった。ヒロ>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

今年1番の青春群像劇!下ネタ満載の内容だけどそれぞれのキャラクターの表面だけじゃなく中身まで描ききって100分に収めているのが見事。僕が過ごした学校は田舎の偏差値がない高校だったのでスクールカーストが>>続きを読む

松ヶ根乱射事件(2006年製作の映画)

3.0

話も音楽も良くも悪くも山下監督って感じ。ローテンポでシュールなブラックコメディ。序盤が退屈で田舎のどうしようも無いところばかり見せられる。後半はなかなか見応えがあった。悪い評判や噂がすぐ伝わってみんな>>続きを読む

ビッグ(1988年製作の映画)

4.0

子ども心を忘れないことと素直でいること、そして自分の持っている力で最大限やれることをすることが大切なこと。そんなことを学べた映画です。トム・ハンクスの演技のうまさが光る映画です。子どもの時の世界の見え>>続きを読む

ナンシー(2018年製作の映画)

2.7

画面サイズをスタンダードサイズから途中でワイドスクリーンになるのが斬新だった。主演の演技は圧巻だったがそれ以外は微妙。大きな動きがないので眠くてしょうがなかった。演技を楽しむ映画と言っても過言ではあり>>続きを読む

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.0

今年公開された最も胸糞と言っていい映画です。レイプ、児童殺害、民族迫害どれも生々しく目を背けたくなる内容です。復讐は誰も望んでないだなんて机上の空論が浮かんでも来ない残酷さ。音楽は一切無しで主人公が要>>続きを読む

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.9

王道ホラーで呪怨みたいに出たがりな霊がバンバン出てくる。クリーチャーの造形がとにかく素晴らしいしいろんな種類が出てくるから見飽きない。音で何度も驚かされた。劇中でナイトオブザリヒングデットが流れてたり>>続きを読む

恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

3.7

心温まる青春群像劇。恐竜は出てきません。休暇先で成長していく少年に自分の幼少期を重ねて見ていると涙が流れました。「死」という避けられない運命に気づいて、しばらく考え込んだことは誰にでもあると思います。>>続きを読む

カルト(2012年製作の映画)

3.9

白石監督の描く霊能力者は毎回最高すぎる。CGとかコマ撮りとかチープさを感じるけど、それを魅力的にさせるのが白石監督のすごいところ。こういう低予算の白石監督の新作見たいです。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.4

香川照之の変人感が半端ない。竹内結子も西島秀俊もだいぶ変。カーテンの使い方が黒沢清って感じで最高。家の中がホステルとか海外ホラーみたいな感じで怖すぎた。評価低いのは納得がいく。ホラーとして突っ走って欲>>続きを読む

ハスラーズ(2019年製作の映画)

2.8

面白くはないけど、女性差別だったり貧困問題とか女で1人で子供を育てるのがいかに大変かなど描かれているのは好感を持てる。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.9

挟まれる実際の映像が再現度の高さとリアリティや痛々しさを強めている。リチャードは怪しいし過激なところがあるから、疑う警察側にも同情するところはある。最近、信じていた人が犯人?映画が多いけど、ネットなど>>続きを読む

幼い依頼人(2019年製作の映画)

4.2

実話を基にした虐待がテーマの映画。さすが韓国映画。感情移入ができて動作やアイテムなどのキーとなる物の使い方が抜群にうまい。今年公開された虐待ものでいうとマザーがありますが、こちらは監督の伝えたいことが>>続きを読む

架空OL日記(2020年製作の映画)

4.4

今年一笑った。全員居そうな感じだしエピソードも絶妙。俯瞰にしてみると面白くなるポイントを抑えていてさすがバカリズム!って感じでしたね。父が銀行の副支店長だったので女子更衣室では悪口言われてたのではない>>続きを読む

エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

3.6

エイリアンとプレデターがどっちかわからないような状況で見たけど面白かった。エイリアンのビジュアルが半端なくカッコイイし、近未来感が今でもあるのがすごい。猫がエイリアンと向き合うシーンを見て、ガーディア>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.3

これはアニメの中で最も怖いホラーと言っていいでしょう。アニメでしかできない描写がたくさんあって素晴らしい。何が起こっているんだか訳が分からなかったけどラストの展開は震え上がりました。今敏監督はアニメで>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.9

裁判物はやっぱり面白いですね。派手な演出はないものの飽きずに楽しめた。心に強い信念を持った一人が光を貧民に与えていく様子は素晴らしかった。ただ、白人を完全悪にしていて盲目的すぎると思ってしまった。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.8

長澤まさみの怪演がスゴすぎる。
迫力があって見応えがあった。が、何を伝えたいかははっきりしていなかったと思う。この現実を見て皆さんはどう考えますかって観客に託している。それを監督の主張の放棄と捉える人
>>続きを読む

ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.7

昨年は僕自身も学生部に抗議をして学生の声なんて権力の前では無力なんだと絶望しました。回答は後日送ります。それだけ言って何もしない。ある教授が協力してくれたときは希望の光が見えたと思いました。でも交渉は>>続きを読む

仮面病棟(2020年製作の映画)

2.0

ラストはそこそこ面白かった。
演技とか諸々迫力がない…先の展開も読めるし残念だった。永野芽郁が坂口健太郎をビンタするシーンは酷すぎて笑っちゃった。地雷だと思って劇場に見に行かなかったけど正解だった。