ちょっとしたロメールみ。
冒頭で詩的なものを引用するあたりからして、そうなんだけど、中身も撮り方も意識してるように思える。
27.8歳でこんなことできるなんてガチンコの才能。
1部のピリっとした展開>>続きを読む
戦闘シーンゼロながら戦争を裏芝居させ、時間をどんどん進めることで、人の命の儚さや尊さを感じる。
あれだけ小さかった子たちが時代に揉まれながらも親となりまたその子は学校で教育を受ける。
出欠確認の反復に>>続きを読む
ただただ不愉快。
「納税思想の高揚」と悪餓鬼Tシャツは特段キツい。
ゴープロとかドローンとかOSMO(iphoneかも)とか早回しとか映像は工夫されてたけども。
「青い春」オマージュの一晩中かけたタイ>>続きを読む
これはロシア文学への興味がある程度ベースとして備わってないとキツイ。会話会話につぐ会話。なのにそこまで明確にならない苛立ちや憤り。(自分がついていけなかっただけかも)
繰り返される悪夢のシーケンス。>>続きを読む
こちらもネトフリで。
秋刀魚の旬は短く腑は苦い。
昔の恩師を反面教師にするという高度な技を繰り出したかと思うと、結局は孤独を感じるというジレンマ。
人間はいつでもないものねだり。
笠智衆の表情がすんご>>続きを読む
Netflixで見つけて久々に再見。
「綺麗な夜明けだった。今日も暑ぅなるぞ」
忙しいって一体なんだろうな。と思う。
帰ってしまうんか。の笠智衆のセリフに胸が締め付けられるとともに、亡き祖父母の顔が思>>続きを読む
1994年という時代の切り取り方の実直さと、何より間を大切にする演出力に魅入るのだけど、ラストの畳み掛けがやばい。
入りのつかみも最高だし、これちょっとヤバイな。
日常を切り取り続けることで見える時代>>続きを読む
胸糞悪いという言葉で済ますのに違和感を覚えるぐらい、日本のムラ社会のおぞましさと閉塞感がじとっと描かれている。
責任のなすりつけ合い、大義名分の前に何やってもいいってわけじゃないやろってレベルのヤバイ>>続きを読む
ずっと買うしかねぇかと思ってたやつ。
Netflixで見つけて思わず声出た。
もはや戦後ではない。と決めるのは、ざっくりした相対的な世の中の流れであって、その流れから取り残された人々の生活がここまで>>続きを読む
決して頭の中でこねくり回してでてきたセリフではなく、身体から発されるセリフの生っぽさが、演劇→映画にありがちな説明ゼリフではなかったのが感心した。
わたし何やってるんだろう。の使い分けも巧いし、個人的>>続きを読む
何も変わらないと嘆きながらも、撮る・撮られる・見つめ直す行為を繰り返すことで、確実に何かが変わってることが映っている。
同じ状況で自分ならカメラを回せるか?と思うと、やはりどこか特殊な感覚を持ってたん>>続きを読む
見てそうで見てなくて、会ってそうで会ってない。
ただ同じように興味をもちそうで興味をもたない。ワクワクしそうでしない、ウキウキしそうでしない。
現実描写だけでここまでメルヘンな世界観に仕上げるのはなら>>続きを読む
なんかずっとすーたんの夢の中に迷い込んでしまったような感覚のまま終わった。
複雑な関係性をあえて終盤までぼんやりさせといて、最後集めて"ごちゃまぜ"にすることで、狂気がマシマシ。武満徹の音楽もカオスを>>続きを読む
サード
と、聞くと、元野球少年だった自分は「4番」を連想する。
パワフルで、ここぞという時のハッスルプレー。そんな奴がサードを守る。
この永島敏行の恵体っぷりと、やらかした罪のそれはまさしく4番の仕事>>続きを読む
状況とか思ってることとか全部説明ゼリフにするのキツすぎる。
まるで目も耳も機能してないかのように喋らせまくる。ラジオドラマぐらいのセリフ量に辟易する。映像のクセは少ない分、そういうセリフがめちゃくちゃ>>続きを読む
男と女と人間の作り出したものすべて。
カットとカットの繋がりが気持ちいいシーンが多かったし、よくもまあこれだけのフッテージをここ!って決めて嵌め込んだなぁと感心するばかり。
許諾とるときどうやって説明>>続きを読む
withコロナのご時世、他人の肌に触れることは宗教抜きにして気をつけていかなければいけないことになってしまったが故、少年の身体を清める行為には賛成ながらも、やはりそこは水洗いだけでは事足りないよな。と>>続きを読む
無軌道で狂ってる。
一貫して暴力とか内なる衝動を撮りたかったのか。
やっぱ撮ってるものが全然違う。
人形まで人形を殴るんだもの。
井上陽水のオルゴールがバックで流れる異質さ。
カッターで自分を傷つける>>続きを読む
あーーーーー!
オープニングでなぜこんなに演奏シーンが映されるのか、必ず意味があるとおもったが、るなどっほー。
演奏中セリフ聞かせないことで増す緊張感。
シンバル越しの演奏シーンは、シンバルが引き金と>>続きを読む
小川淳也という一人の男の生き様に迫ったドキュメントで、まさかの人間ドラマに胸熱になるシーンは多数あるし、ここまでの17年に及ぶ素材の積み重ねをうまく編集されてて、その間の政治の動向と踏まえて非常に風通>>続きを読む
マディソン郡には多目的トイレがないことはわかりました。
ただ、びっちゃびちゃのEウッドのぬけに「REST ROOM」の看板を発見。
男は狡く、女はone of themにはなりたくない。
ドアのハンド>>続きを読む
酢飯ぃなのか住生なのかは置いといたとして、さすがに都合良すぎんだろ。って思っちゃう。
途中でご丁寧に「さすがに都合がよすぎるわ」って発言してたぐらい、自覚もあったんでしょう。
なんで子どもまで産んでて>>続きを読む
「家族を想うとき」の実写版にして、あの慟哭のエンドロールの続きが見られてしまう日本版のドキュメンタリー。
数年前ガイアの夜明けで見たときに衝撃を受けて以来気になる話題ではありました。
映画化されたと知>>続きを読む
はっきりいって合わないです。
ロングデイズ〜は映画館+3Dってのでギリ見れたけど(それでも寝たけど)、これはもうほんとどこに興味持てばいいのかまるっきりわからなかった。
梅雨時期にこんな湿度の高いビチ>>続きを読む
復帰明け初戦に選んだのが失敗だったか。
一応予習していったから大筋は掴んでたつもりだけど、行ったり来たり一人称が変わったりとにかく忙しない。
プレゼン資料が大量にあるけど時間が決まってるから先々プレゼ>>続きを読む
起承転結の尺の配分が完璧であり、少ない情報ながら、起の部分で結末に至る瞬間への伏線の貼り方が見事。
最後はスッカリ裏切られた上に、重々しさを残すものに。
子どもは周囲の大人たちを選ぶことができない。>>続きを読む
生々しい。ドキュメンタリーなんだから生々しくて当たり前なのだけど、製作者側がスタート地点で特に何も決めなかったことがうまく作用してるように思える。
夢を追いかけて上京して成功する確率が低いのは明らかで>>続きを読む
ヤベエ女だのぉ。
「わたし、あなたがいるから話せるのかもしれない」というパワーワード。
結婚式場の牧師からすると傍迷惑すぎるやろ。
ちょっとストーリー進めるための説明ゼリフが多いような気がした。
「淫>>続きを読む
本を声に出して読むという基本動作が、まんま内省しているように思えるのが面白い。
もしくは結局出てこない姉との対話か。
どうでもいいけど俺もサーキュレーター直あたりするタイプです。
水辺でダンス。
石橋静河のナチュラル感がカメラを通すことでも変わらない印象。
波の音が印象的。
観る時間、環境によって印象が大きく変わる気がした。
今の三宅唱の作風からは想像できないけど、彼が好きなアメリカ映画とかから類推すると、実は金かけてこういうスパイものを撮りたいのかもしれないと思った。
その芽吹き。
にしたって何が映ってるのか曖昧な世界観>>続きを読む
ラスト数分間の見ちゃいけないものを見ている感は尋常じゃない。
焦燥感や劣等感が下敷きとなって、生を確認する作業として真利子流の暴力描写がこの先続いていくのだと何となく感じた。
だから真利子監督にはきっ>>続きを読む
ついにミニシアターエイドのサンクスシアターが解禁された。
一度再生すると選び直せないというある種のプレッシャーが心地よい。
今作に関しては完全に初期衝動。
「マジキチ」の四文字で終わらせるにはもったい>>続きを読む
シチュエーションスリラー。
途中までなかなか見たことないアングルの画で押してたのには好感が持てたけど、やはりカーチェイスは車のボディが映ってなんぼだな。という気分は拭えなかった。代わりにバイクの登場シ>>続きを読む
限定されたシチュエーションの中で、どういうドラマが生まれるかだけど、外の世界の情報が散漫で特に深堀りしてるわけでもなかったので、微妙だった。
もっとフレームの外で何が起きているのかを描いたほうが緊張感>>続きを読む