yoshi44さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.0

遅ればせながら!ようやく観れた!
大、大、大傑作!

森羅万象への愛に満ち溢れ、最高の動物映画であり、ガールミーツガールに加えボーイミーツガールも忘れない。
これほどまでに愛すべきアニメーション作品を
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

観ているうちに段々と五感が研ぎ澄まされていくような、そんな感覚を与える作品。

耳の聞こえないボクサー、ケイコを通して、日々のもどかしさとか痛みとかちょっとした希望とか、そんな日常を淡々と描く。
聴覚
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Mr.Children 「GIFT for you」(2022年製作の映画)

4.0

自分の青春の大部分はMr.Childrenとスラムダンクに彩られていて、年末年始にその二つともが怒涛のように押し寄せて心がキャパオーバーなのです。


“君が話してたの あそこのフレーズだろう?
まる
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.3



COVID-19によるパンデミックが、ノア・バームバック監督の創作意欲を掻き立てた。
実の妻グレタ・ガーウィグとアダム・ドライバーを迎えて人間社会の不条理と家族の在り方を説いたNetflix配信作
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ワイルドキャット(2022年製作の映画)

4.0



新年一作目はアマプラ配信にて、ものすごいドキュメンタリーを観てしまった。
昨日観てたら確実に配信年間ベスト。
自分のこれからの人生の在り方、目標に大きな影響を与えかねないくらいに捉えている。

P
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

ジェームズ・ボンドに続いてこんな素敵な役に巡り会えるなんて、ダニエル・クレイグは映画の神様に愛されているね。

“クローズド・サークル”という古典的ミステリーの系譜を引き継ぎつつ、現代拝金主義の欺瞞を
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.8

「誰も見たことのない映像体験」なんて、ありふれたキャッチフレーズだし、もはやそうそう見ることはないと思っていた。
でも、これは凄すぎる。
「ものすごい映像」だけでここまで魅了される映画が、この現在に作
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トロール(2022年製作の映画)

3.4

これは良い怪獣映画!
怪獣映画として必要なものが全部詰まってる。

ノルウェーに伝わる伝承をしっかりと取り入れているから、ノルウェーでしか作り得ない新鮮とどこか懐かしさも感じる作品。

もちろん劇中で
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.3

なんちゅう……なんちゅうもんを見せられたのか笑。
クライマックスの主人公の表情と同じく、ドン引き、呆れ顔そのもの。トラウマ描写を通り越し、もはや失笑。

男性優位の抑圧は、さまざまなところで(特に男性
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.4

傷ついた男女が寄り添い、互いを癒し、新しい関係性を築いていく。
物語に目新しいところはないけれど、城定秀夫監督の手腕が冴え渡る。

後から登場人物の関係性が分かってくる構成も見事だし、長回しと時系列を
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

自分は1988年からバスケを始めたのだが、スラムダンクの連載がスタートしたのは1990年。

だからうちらの代では、「俺たちはスラムダンクの影響でバスケ始めたわけじゃないんだからな!」というある種の自
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.8

筋肉。筋肉こそはすべてを解決する。

ただでさえロック様なのに、この撮影のためにさらに鍛え上げてしまい、もうCGすら凌駕するそのわがままボディから伝わる説得力がすごい。

リチャード・ドナー版の『スー
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

あ、これは大好きだ。

ミステリー、ラブストーリー、法廷劇、そこに自然科学への造詣を加えて仕立て上げた、ベストセラー小説の映画化。

なんと言ってもノースカロライナの美しい自然、そしてそこに息づく動植
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

「いま一番予約が取れない店、“ホーソン”の予約が取れた!
あの超カリスマシェフ、ジュリアン・スローヴィクの作り出すイノベーティブ・フュージョン。
孤島にあるお店には船でしか行けなくて、1日5-6テーブ
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

人間を個としてアイデンティファイするものは何なのか?
名前、経歴、出自、どれも確実なようで、ひどく曖昧で。
見栄や承認欲求から詐称することもあるし、そして、どうしても“逃れたい何か”がそうさせることも
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

故チャドウィック・ボーズマンは自分と同年代であり、伝え聞くその素敵な人柄があり、子供達に大いなる希望を与えたブラック・パンサーであり、その死は、勝手ながら友人を亡くしたような衝撃だった。

その圧倒的
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

笑った笑った。
『MONDAYS/このタイムリープ、上司に気づかせないと終わらない』
お話は副題の通り笑。(書きながら笑う)

とある広告代理店、ひょんなことから一週間単位でタイムリープしていることが
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.5

徐々に壊れていくユートピア、いやそれはそもそもユートピアではなかったのだろう。
無自覚の男性優位の概念は人々の脳裏にこびりついていて、でもそれを望む女性がいることもまた真実。

青春コメディ映画の大傑
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

彗星、豪雨、そして地震。
【抗うことのできない自然の猛威に立ち向かう“君と僕”】
もはやお約束のプロットとなってしまった新海誠監督のファンタジー3部作は、しかし、ここにきて違った局面を見せた。

RA
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.4


先に見た『マリー・ミー』然り、古き良き(そんなに古くはないか)ハリウッド王道ラブコメは今ちょっとブームなのかも。

これこそ本当に「何も考えずに見られる映画」でありながら、ちゃんと、しっかり、面白い
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.6

「聖書に次ぐベストセラー」と呼ばれ、おそらくは人類史に残る最高の架空の人物、シャーロック・ホームズ。
そんな彼に妹がいたら…?という原作者コナン・ドイルは関係ない同人小説(のようなもの)を映画化した第
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.7

世の中に数少ない“良い暴力”があるとするならば、その中で最上級のものは、映画の中でマブリーことマ・ドンソクが振るう暴力である。

スーツがはち切れそうなワガママな上腕二頭筋から繰り出されるパンチ、その
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.5

友情が奇跡的な繋がりをもって、やがて世界を救う。
奇妙な実話の物語。

クリスチャン・ベール、ジョン・デヴィッド・ワシントン、マーゴット・ロビー、ラミ・マレック、アニャ・テイラー・ジョイ、マイケル・シ
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RRR(2022年製作の映画)

3.9

伝説の作品『バーフ・バリ』のS.S.ラージャマウリ監督の新作は、『バーフ・バリ』に『コマンドー』と『ランボー』を足して、2で割った感じ!
割り切れない?
そんな細かいこと気にしないでとにかく観ればいい
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.4

ドラえもんが壊れたら、家族はどうするだろうか?そんなお話。

家庭用アンドロイドの“ヤン”が機能停止、幼い娘は兄のように慕っていたので寂しがっている。新機種に買い替えるべきなんだろうけど、家族同然、愛
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.6

映画や小説、漫画の素晴らしい要素の一つとして、馴染みのなかった文化に触れる機会を与えてくれるという点がある。

本作のテーマは“水墨画”。

文化に青春を掛け合わせる常套手段だけれど、映画とは時に掛け
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.8

全然期待していなかった映画が、軽くそれを“超越”してくる。足繁く映画館に通う醍醐味の一つはそこにある。

4組のカップルによる4通りの恋模様。
ダメ男クズ男は世の常で、よくある恋愛映画。
と思いきや…
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君を愛したひとりの僕へ(2022年製作の映画)

3.4

続けて観たのでまとめたレビュー。
いわゆる並行世界、マルチバースジャンルのラノベ。
「どちらを先に見るかで結末が変わる」というのが触れ込みだが、まあ結論、結末が変わるなんてことはある訳はなく、「鑑賞後
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僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

3.4

続けて観たのでまとめたレビュー。
いわゆる並行世界、マルチバースジャンルのラノベ。
「どちらを先に見るかで結末が変わる」というのが触れ込みだが、まあ結論、結末が変わるなんてことはある訳はなく、「鑑賞後
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ブロンド(2022年製作の映画)

3.2

ププッピがドゥしてもしなくても、本作は世界中で炎上している。

マリリン・モンローへの性搾取、離婚に不倫に流産と、悲劇的な要素にこれでもかとスポットを当て、史実として認められていないフィクショナルな要
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

永野芽郁はその見た目から“清純派”だったり“透明感”だったり大人しい印象を受けるけれど、ギターと長渕剛が好きと公言していたり、劇中に登場するDr.マーチンを一年履き潰して準備したりと、なかなかに肝が座>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.6

大傑作『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督の最新作は、癒しと奇跡と不思議の物語。

祖母を亡くし、その遺品整理のために両親と祖母の家を訪れた8歳の少女。悲しみのあまり母が失踪する。
その時森の中で
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

予告編が不気味過ぎて、しかもA24の配給ということで鑑賞。

お話の展開はほぼなく、行間と情景で不穏な雰囲気を作り出すのが上手い。
ただ途中で登場する弟は、突っ込み役にもなり得たし物語を引っ張れる存在
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リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.4

スクールカースト最上位から転落した女子高生の復讐劇。

カラフルでポップなノリではあるのだが、けっこうダークでエグい展開もあり、自己顕示欲と承認欲求、諸刃の剣のブーメランでハッとさせられる。
クィアな
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.7


真田広之がハリウッドに拠点を移した今、日本のアクション映画界を担うのは岡田准一、いやさ、岡田師範しかないないのだ。

本作では、もはやアイドルと呼ぶのは申し訳ないほどのその体術はちょっと封印、しかし
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サマリタン(2022年製作の映画)

3.6

漢ってのはいつの時代でも、近所のガキンチョのために敵のアジトにゴミ収集車で突っ込んでいくものだ、と教えてくれる作品。

俺たちの親分、シルベスター・スタローンが引退したスーパーヒーローを演じるというだ
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