さくしょんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「詰め込みすぎて流れが雑+シリーズ全体を通しての問いに対する答えが圧倒的に弱い」というアメリカ映画のダメなところあるあるを大いに感じられる映画でした

ミッション・インポッシブルと007のヒット要素入
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.9

駆け込みで観た!
いつの時代も俺達は冴えない男女が近づいたり離れたりする話が大好き!

なんかさ〜
自分は恋愛対象じゃないと思って勝手に落ち込んだりさ〜
逆に何でもなかった人が急に気になったりさ〜
"
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

庵野、自主制作映画で顔出しウルトラマンやってた頃を経て本物になったんだな…

空想と浪漫と友情と銀色の巨人と媧威獣と外星人と公安と政府と光の国とオマージュとリスペクトと遊星からの兄弟と禁じられた言葉と
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

間違いなさすぎるほど間違いない内容。もはやアカデミー賞用に作ったのではと思えるほどだが、最大公約数に向けた映画としてこれ以上の正解は無いだろう。

「品位は全てに勝る」

この一言に集約される一本。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.7

華麗に騙して!
華麗に転落ゥ!

話の本筋は結構ありがちなのだが、不吉な空気を充満させてそれが溢れ出す後半のワンシーンは「これぞデル・トロ」と息を呑む。

俳優陣の画力というか"顔力"が強いのも見どこ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

3時間のうち2時間50分は画面が暗い!

そして何より変態マスク野郎として市民や警察から扱われるバットマンの悲哀がロバート・パティンソンの目に宿っている。

謎解き要素が多くてこれまでのシリーズとはち
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.3

一度は声に出して言いたい名前No. 1、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の作品!

ティルダ・スウィントンが轟音に悩む!

数年前に彼の写真展に行って映像作品も観たのだが、まさにその延長線上の作品
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

3.2

友達の付き添いで観に行ったんだけど、途中ずっと「あ!このシーン昔ゲームで観たことある!」となっていたので進研ゼミの漫画感が味わえました

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソンがやりたいこと詰め込みまくった結果、こちら側の頭の整理が追いつかなくなって最終的に「ティモシー・シャラメの色気が凄い」という感想に落ち着いた

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

2022年もアダム・ドライバーの鼻がデカい!

名声の象徴であるグッチ家に欲望満々で乗り込んだ「部外者」を演じるのが「異端」として世間から中傷も浴びてきたレディー・ガガというのが見事。

メロドラマ調
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

自分含むサム・ライミ版とマーク・ウェブ版から観てきた人たち、よかったね!!!

予告などからある程度予想できた通り「過去作のヴィランが登場なら当然過去作のスパイダーマンも出すぜ!!」っていう反則技なん
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

「夢の中で60年代にタイムスリップしたら現実に支障出まくりでこの先どうなるの〜!?」な話。

どうやったらこんな脚本思いつくんだよ、夢を応援してるのか諦めさせたいのかよく分からないぞ!

昔の曲が段々
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

話自体は正直つまらないのだが「ノスタルジーだけで映画を作ったらこうなりました!」みたいな製作者側の謎の潔さを感じる

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.6

スパイダーマン新作を前に復習がてら

感想:「んな馬鹿な」の連続だけどその最たるものが"次回作を匂わせておいて今作で打ち切られた"という事実

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.5

スパイダーマン新作を前に復習がてら

感想:敵と戦うまでの前半パートが長い

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

全然良くねえ!!

急造の敵、移動してドンパチを繰り返す冗長な展開…あ、これ全部スターウォーズep9で観た悪い部分だ!!(進研ゼミっぽく)

正直、前作の『スペクター』同様、結構大味でバカバカしい展開
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

村上春樹原作!
傷を負った者たちの"人生"という密室劇。

小説の余白や間が再現されていてさすがは濱口監督。

「どこでもいいから走らせてくれ」とか言いたい。
西島秀俊のなで肩マニア垂涎!

それでは
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オールド(2021年製作の映画)

4.1

「you were 6 years old this morning…」なタイムスリラー(なんだそのジャンル)!

テンポよく謎が現れ、テンポよく人が死ぬ!

鬼才シャマラン作品の中でもかなり好きな方
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AWAKE アウェイク(2021年製作の映画)

3.5

眠れなくなった人類のサバイバル・サスペンス!

「なぜ眠れなくなったのか?」という物語の根幹の部分は正直おまけ程度の説明しかなく、むしろそういう極限の状況の中で人々がいかに振る舞うかという点に軸足を置
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.7

ゲームのモブキャラが一目惚れして勝手にレベル上げ!

「いまを生きる」というメッセージは色んな映画で出尽くしたと思ってたがまだこんなパターンが残ってたとは。

20世紀FOXがディズニー傘下なのがよく
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クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

3.5

いまいち盛り上がりに欠けるところはあるものの、友情と親子の愛情の双方を感じられる劇場版クレしんらしい良作。

唐突なとにかく明るい安村わろた

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.7

近代エンタメスリラーとでも言おうか。

こういう自国の闇をフィクションとして物語にできるのはある意味韓国らしいよなーと。

まあ側近がトップの首を取るというのはそれこそ幕末の時代から繰り返されてきたこ
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.5

めちゃ胸糞でワロタ。

冒頭のシーンからもカッコウの「托卵」と呼ばれる習性をモチーフにした作品であることはわかるのだが、「なぜ托卵するのか」という最大のポイントが解明されないのはカッコウと本作のいずれ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.4

すんばらしい!!

日本の配給は「復讐エンターテイメント」とか銘打ってるけどそんな気軽な話じゃないよこれ。

日本でも昔から続く一方的な男女関係とそれに苦しめられてきた人たちの物語。

ポップな色使い
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.1

内容は無いに等しいけどとりあえず俺はハッピーな映画が観たかったんだ。そういう意味で言えばABBAファンの自分にとってこれほど最適な映画はない。そういうことだ(?)

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.6

思ったこといろいろ
・芳根京子さんの演技さすがですね
・北川景子さんの喋り方こんなんだっけ?やや違和感
・窪塚洋介が黒幕じゃねーのかよ!!

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

アメリカン青春コメディものとして石橋を3回以上叩いて叩き割ったくらい手堅く間違えようの無い出来

ホープ役のダイアナ・シルヴァーズさんすぐフォローしました

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.3

登場人物全員の知能指数が3!(世界のナベアツっぽく)

前作KoMの時も思ったけどなんでこのレベルの脚本が通るんだよ令和にもなって「〇〇…それだ!」は笑うだろ逆にw

まあ巨大生物同士の殴り合いを観に
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.1

天才デヴィッド・バーンの独壇場!

自分の思想や願いを曲に落とし込み、それらをエンタメSHOWとして客に届け、さらには映画で世界中に…

「ルパンの娘の映画版たのしみ〜♪」って言ってた隣の人は開始20
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逃げた女(2019年製作の映画)

3.7

飯食いながらの女子トークが3回繰り広げられるぞ!

しかしその会話中の目線ひとつで過去の関係性がなんとなく分かってしまうようなところも含めて"余白"がなんとも気持ちいい映画。

主演のキム・ミニさんが
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

「タイムループ?よっしゃ、満喫したろ!」な映画。

ゆるくてニコニコしながら観れるこの感じ、今のご時世に1番求められてるものでは?

JKシモンズ演じるおっさんがいい味出してて最後はグッと来ちまったよ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

誰も観たことないエヴァの続き。

正直今はまだ冷静にこの作品を振り返るのが難しい。

ただ一つだけ間違いなく言えるのは、庵野は庵野なりの決着をつけたということ。

終映後に自然と拍手が沸き起こったのが
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.4

アニメ版に沿った内容だった『序』『破』に対しまったく新しいストーリー展開となった『Q』=急

やることなすこと全てが裏目に出るシンジ君のボーイ・ミーツ・ボーイ!
だがその実、期待を裏切りたくなる庵野の
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.9

『序』が内容的にアニメ版とほとんど相違なかったのに対し、新キャラの登場など大きな改編が加えられた本作

駆け足なのは前作から変わらないがテンポよく観れて内容も違和感ない

キャラが立ち、バトルシーンも
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