yukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.6

10代のころ、これは自分のための曲だ!というバンドに出会ったときを思い出す映画。

風の強い日に散歩しながら、親と喧嘩したあとの自分の部屋で、イヤフォンで聞いた音楽を思い出した。

音楽で、人生も性格
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.0

SNSの未来をえがいているようなディストピア。
ありえないようで、今も近いことあるなぁというかんじ。

個人的につくった鹿のシャンデリアが、検討外れな批判にあうとか。
助け合い、楽しむことをうたったS
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.3

柳楽優弥と大泉洋、とてもよかった。
監督・劇団ひとりも。

まだ戦後が残る、あの時代の浅草の雰囲気。
舞台に生きる師匠の粋さ。それにこたえるたけしの粋さ。

途中、心が痛くなったけど、最後の飲み屋のシ
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.6

なんとなく見たら、思いのほか感動した。

序盤はアメリカンなギャグについていけるかなと思ったけれど。
しっかり展開が気になるし、後半はいいバディものになり、最後は心温まるハッピーエンド。
最後のオフィ
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

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コロナで2年ほど旅に行けていない今、久しぶりに旅に行けたかんじがした。

一人旅で、あてもなく迷い、ちょっとしたトラブルにあい、地元のカフェや食堂に行き、縁があった人とおしゃべりする。
私もそんな旅が
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ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.3

なにも知らずにレトロな映画だなぁと見ていたから、途中からの展開にびっくり。
古き良きSF映画でした。

雰囲気あるアパートメント、アメリカらしいダイナー、老若男女それぞれ訳ありな住人たち。
登場人物み
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.2

クロエ・モレッツと、アニメーションのトムとジェリーや他の動物たちの組み合わせがかわいい。
実写とアニメーションが、けっこう違和感なく融合していた。

ピアノひいたり、ホテルで働いたりする猫が、普通に受
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.0

食べ物の映像が美しく、おいしそうで、テンションが上がった。

主人公はじめ登場人物がなにを考えているかいまいみわからず、共感できず、映画自体には、はいりこめなかったかなぁ。

コストとか健康への配慮を
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グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

3.4

未完の名作のつづき、ハードル高いのではと思ってていたのだけれど、そんなやなかんじはしなく、楽しく見ました。
ケラリーノさんの舞台がもとなのね。

原作を読み返したら、序盤のセリフはけっこう原作どおり。
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オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)

3.8

飲み屋で先輩から昔の話、延々と聞かされてるようなファンたちの懐古話と、揺れる画面にうんざりしつつも。
大画面で見るネブワースは、最高すぎた。

リアムの声がすごい。
バンドとしての存在感が、神がかって
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.6

田舎の人たちの雑なかんじ。デリカシーのなさ。
閉鎖的なおじいさん。
よく言えば無邪気だけど、うるさい子ども。
蛇やヒルやヤモリ。
森はただ美しい。

へんに田舎を神格化して描いていないのが、いい。
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

2.5

アメリカのギャグのノリについていけず。
でも、いろんなアンハサウェイが、美しくて、かわいかった。

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.9

手描きの雰囲気を生かした映像美。
映画館で見たら、圧巻だっただろうなぁ。

海辺の赤い花のところで、海洋研究者たちが話しているシーンとか、絵画的な美しさだった。

ストーリーは、想像以上にスピリチュア
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.5

最後のニューシネマパラダイス的なところで感動。
過去の映画に、現代の映像の色味を寄せているのもいい。

元の映画の俳優さん女優さんたちが、そのまま演じているのも、うれしい。
現代とつながっているかんじ
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江分利満氏の優雅な生活(1963年製作の映画)

4.3

こんなタイトルの白黒映画があるんだと、なんとなくNetflixで見はじめたら、とてもよかった。

まずは、序盤の演出で引き込まれた。
ストップモーションに、アニメーション、服を1枚1枚着ながら紹介する
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まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

養子で離ればなれになって、お互いの存在さえ知らなかった三つ子が、偶然に再会。
一躍、アメリカ中の話題に!

と明るい話かと思いきや、いろいろと解き明かされるうちに、不穏な雰囲気に…。

彼らは、子ども
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キングダム(2019年製作の映画)

3.1

噂どおり、長澤まさみ、大沢たかお、吉澤亮がよかった。

原作読んでないけど、漫画からでてきたようなビジュアルと違和感のない演技。

ただ主人公の熱血ぶりをうるさく感じてしまい、ストーリーに集中できず…
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本坊元児と申します(2014年製作の映画)

3.9

リアル火花だと思った。

いらいらして、首のところをのばしてしまったTシャツ。
借金を返さずに、作業着で代官山に買いにいった赤いスーツ。
窓から差し込む光と、土木テクノ。

なんか絵になる人だし、カメ
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.1

思ったより、王道アメリカ映画。
最後の場面とか特に。

ハンディがあっても、ほかに魅力があればそれをしっかり称賛する。

それがアメリカのいいところなんだろうなと思いつつ、魅力がなければ負けてしまうこ
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.3

Black Lives Matterをテーマにした、タイムループの物語。

ポップでおしゃれな映像に、理不尽な恐怖。
特に、はじめの”I can’t breeze”は、実際の事件を思い出して、とても辛
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フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)

3.8

試練と孤独。
アンティークと犬と猫と、こだわりの詰まったアパートメント。

終わりのない修行のようなストイックな日々。

温かい灯を渡り歩いて旅するような、少し寂しそうな佇まい。

隠さない老いへの不
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.9

とてもとてもいい映画だった。

少し前にあった(そして、今も名残りがあるであろう)、理不尽な現実。
細かに描写される、日常のなかの人種差別に、心が痛む。

ただ白人のなかでも、差別の度合いや態度には、
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.1

楽しかった〜!

英国紳士だけど、ストーリーはハリウッドなスカッと系。

英国紳士な身のこなしな戦闘シーン、隠し道具にとてもわくわくする。

眼鏡で渋いコリン・ファースがかっこよすぎるし(コリン・ファ
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.1

とてもとても穏やかな映画。
映画館で見たら、眠ってしまっていたかも…。

役所広司の演技力がすごい。
村のおじさんのはにかみとか、距離の近さとか、いそう!

ひのきの椅子、いいなぁ。

そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.3

ミルク、チーズトースト、ラム、トマト、エビ。
ただただおいしそう。

そして、海と広い緑の大地が美しい。

北海道に行きたくなりました。

ただなんだか人物の心理描写とかストーリーが、浅いかんじがした
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.9

「少しイカれたきみが、なぜか希望の光」

あらためて見ると、日本版のコピーいいな。

タイトルとジャケット的に、『はじまりの歌』みたいなのを想像していたから、思ったより鬱屈としていて、びっくり。

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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

4.1

インド人の主人公が、中国のトップに語りかけるかたちのモノローグで進むとは。
新しい時代の作品というかんじ。
ブッカー賞とった本が、原作なんですね。

インド版「パラサイト」だけど、パラサイトのようなエ
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.5

高校生の同性愛カップルの描き方が、現代的でよかった。さすがNetflix。
というのが1番の感想。

プロパガンダを主張したいんじゃなくて、ただあなたと踊りたいだけ。
目の前の小さな幸せが欲しいだけ。
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

3.8

最後、泣ける。

自分の子どもの頃のおもちゃを思い出したなぁ。実家の物置にまだある気がするけど、大事に遊んでくれる子に譲りたくなった。
あの電話のおもちゃ、実家かおばあちゃんの家にあった気がする。
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.5

メインビジュアルとのギャップにびっくり!笑
タクシー運転手と街の人々のハートフルな群像劇みたいなかんじかと思ったら、すごく社会派でした。

隠された民族弾圧を撮りに、韓国の地方都市に乗り込んだドイツ人
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.9

クリスマス! イギリス! な映画。
日本人としては、Because it’s Christmasで、みんながそうだよね〜ってなる、クリスマスカルチャーって、なんかいいなぁと思う。

All you n
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ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.5

久しぶりに見たザ・ラブコメ。

彼氏が途切れたことなくて、急にシングルになった主人公のかんじがリアル。
かわいいけど、絶妙に悪気なく傲慢でいらっとするかんじ。

ばりばり働くお姉さんの裏にあるピュアさ
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ブライダル・ウォーズ(2009年製作の映画)

4.6

同じ時期に結婚して、同じ時期に子ども産まれる親友。楽しそうだな。
女友達いいよね!という気持ちで、見終わりました。

2人がケンカすることで、いつもと逆の本当の自分をだせるようになるとか。
うまくいく
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.9

うまくいっているわけじゃない家族が、それでも進んでいく。

最後はみんなに認められるわけじゃないけど、自分たちが大切にしたいものを大切にできるようになる。

この最後に大逆転で認められました!っていう
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.9

最後まで展開がどうなるのか飽きずに追って、楽しく見れた邦画。
久しぶりかも。

冒頭、セリフなしで引き込む、堺雅人と香川照之がすごい。

相手がいないのに、結婚する宣言する女
殺人犯
自殺に失敗した貧
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.5

主人公の機敏な動きと、ひたすらポジティブなキャラでハッピーになれる映画。
あの体型であの動きであの顔のかわいさは、すごい!
ファッションやエンディング含め、全体の60’sテイストもかわいい。

ただ途
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