yukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

はじめのシーンから、これはいい映画だと感じさせる作品だった。

海沿いの道を車でとばす、若い黒人の男性。
助手席には、ひげもじゃのは初老の男性。

いかにも訳ありだ。

異常なスピードで、ほかの車の間
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ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

2.7

見ていてつらくなってしまった…

「いろいろ冒険したけど、結局俺は平凡だった」

という言葉に、わぁぁってなったよ。

雨ざらしの屋上で、ブルーシートにくるまって、眠る生活。
不法侵入だから、ばれない
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舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)

3.0

怒涛のギャグと歌と展開に、胸焼け。

このクドカン節、一時代を築きすぎて、10年経ったいま見ると、もういいよ…となってしまう現象なのだろうか。

俳優陣が豪華で、いまよりちょっと若くて、そのあたりにち
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.5

サリンジャーファンとして、大満足。

そもそもナイン・ストーリーズを書いてるシーンで、暗記するほど読んだ文章が読み上げられるだけでぐっとくる。

そして、描かれた人生に、サリンジャーという人でが、思っ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.1

エズラ・ミラーが魅力的すぎる!!

映画としては、これ思い出の名シーンになるでしょ、どやぁというかんじが、気になったなぁ。
もう少し引き算されていれば、好きな映画になった気がするのにという歯がゆさ。
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天気の子(2019年製作の映画)

3.1

東京の描き方が美しい。
新宿が美しい。
雨の描写もあいまって、『君の名は』以上に、美しかったかも。

それだけで映画館で見た価値はありました。

いろいろ揶揄されたり、変にアジアンテイストに描かれる東
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

2.6

現代の舞台に、昔のセリフと間。

不思議だなぁ、これが山田洋次かぁと思いつつ、見た映画。

ピアノの調律をする、銀縁の丸メガネの妻夫木くんが、とてもかっこいい。

そして、エンドロールの雨の日に、寝室
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.2

親は完璧じゃない。
完璧どころか、わがままで、身勝手で、自分のことばかり考えている。

どうにか気に入られなきゃって嘘をついたり、
自分を痛めつける
兄弟たちが痛々しい。

救いはあるのかしらと思って
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アラジン(2019年製作の映画)

4.5

子どものころから大好きだったアラジン。

ホールニューワールドの実写化は感動したし、アグラバーの再現もすごくて、とてもわくわくする時間でした。

特にアラジンとジャスミン、「あ、この表情アニメと同じ」
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.3

なにより一番好きなポケモン、コダックがたくさんでてきて嬉しかったなぁ。

役に立たないコダック、
ストレスたまらないように大事にされてるコダック、
こっそり様子を伺うコダック、
おとなしく車で待ってる
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アフタースクール(2008年製作の映画)

3.9

伏線回収のすっきり感がすごい!

主演3人も、いい。
今ほどまだブレイクしてなかったからこその豪華なキャストだよね。

堺雅人が若くて、とてもかっこいい。

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

4.2

ラブコメ、楽しい! 好き!

と心から思える2時間。

寒くなってきた休日に、部屋着でだらだらみたいかんじ。

ブリジットは共感できるけど、悲壮感がなくて、おばかだけど憎めない。
コリン・ファースもヒ
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

3.2

子どものころは退屈で途中で挫折した記憶があったけど、
大人になって観たら、子ども時代の話も、大人になってからの話も、心あたりが多すぎて。

子役のスカウトを親に断られたとか、いい雰囲気になったかっこい
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ももへの手紙(2012年製作の映画)

3.2

瀬戸内海の島、行きたくなったなぁ。
ほのぼの。

千年女優(2001年製作の映画)

3.9

記憶と映画がまざっていく世界観。
人の記憶ってこういうことあるなぁと、不思議な気持ちになりました。

予告編でもうつる、走っていくうちに時代が変わっていくシーンは圧巻。

この時代と想像がまざっていく
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

いろんな人種のいろんなタイプの、しかもいろんチートな特技を持った女性たちのチーム。

あのメットガラで、高級ジュエリーをねらうというロマンある計画。

裏切った男への復讐付き。

……という、わくわく
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ソニータ(2015年製作の映画)

4.5

おでこにバーコードをつけて歌うMVを、情報番組かなにかで見て存在は知っていた、ソニータという女の子。

あのMVはとても印象に残っていたけれど、この映画を見る前と後では、感じられる重みは全く違います。
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.4

アフリカのファブリックとメタルな武装のコンビネーションにわくわく!
(欧米から見たアフリカ感は気になりつつも)

ヒロインのルピタ・ニョンゴはじめ、強い女性キャラたちは魅力的だったし。

優男っぽい主
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

前半の画面酔いでリタイアしそうになったけれど笑、後半ちゃんと満足できました。

たしかにネタバレ聞かずに見て、よかった!

ちょっとした違和感が、全部回収されてく気持ちよさ。
新人監督&役者さんだとい
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園子温という生きもの(2016年製作の映画)

2.8

思ったよりまともで、人の話をちゃんと聴き、ちゃんと物事を観察し、人に愛されやすく。映画が大好きで構成力がある人だなぁという感想でした。

でも、園子温のやってきたこととか映画をあらためて見ると、
この
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神様はバリにいる(2014年製作の映画)

2.5

堤真一の演じる、海外にいるうさんくさいけど、実はわりといい人な日本人が、とてもリアル!!

バリの風景もきれいに映しています。

内容は啓発本の映画化といかんじ。
啓発本、あまり好きじゃないからなぁと
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.7

途中まで完全に騙される展開。

初デートで星座を一緒につくるシーンのすてきさ。

苦労は消えないけれど、苦労をやり過ごすことのリアリティ。


単純なラブストーリーにも、奇跡の物語にもしないのが、よか
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.0

夏の描写も、日常のなかに自然とまざるファンタジーなかんじも、やっぱりいいなぁ。

と、あらためて見てる思いました。

「未来で待ってる」
もやっぱりぐっとくるし。

文句なく見てよかったと思える映画。
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.3

映画を見たというより、アートを見た感覚。
美術館ですごくいい展示を見たような。

はじめのストーリー解説のためにでてくる屏風に、まずわくわくして。
そこからずっと映像に目を奪われっぱなし。

ワイルド
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未来のミライ(2018年製作の映画)

2.1

話とか演出とか練る時間なかったのかな?
スポンサーに配慮しすぎたのかな?

そんなことを考えてしまうくらい、いろんなアイデアがぽんぽん並んでいるかんじがしました。

子どもにやたら難しい言葉を使うとこ
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

4.2

『12人の怒れる男たち』のパロディ。

パロディの仕方が、とにかく絶妙。
元ネタを見たあとに見てよかった。

ブレイクスルーが、論理的な意見のないおばちゃんとおじちゃんの声に耳を傾けるところからはじま
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.1

自分でも気付かない偏見から生まれる認知の歪み。

会話劇でだんだんと、それぞれの歪みが暴かれていくのが、おもしろすぎる。

昔の映画だけど、こういうことって、政治でもビジネスでも個人の関係でも、普遍的
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.1

子どもの頃から犬を飼っていた身として、思い出すことがたくさん。

こっそり一緒にベッドで寝たこと、泣いているのを慰めてもらったこと、進学で離ればなれになったこと。

一緒に暮らした犬のことを思い出して
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男と女の不都合な真実(2009年製作の映画)

2.9

何も考えずに見れるラブコメ。
デートに誘われて、はしゃいで踊る主人公がかわいい。笑

でも、恋愛指南系だと『そんな彼なら捨てちゃえば』のが、主人公と指南役にかわいさがあって好きかなぁ。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.9

音楽ができる瞬間のどきどき。
グラデーションみたいに移り変わる、自然で優しい人の心の動き。

『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』でも感じたけど、やっぱりこの監督の作品は好きだなぁと、思い
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ペット(2016年製作の映画)

3.8

ひたすらに犬がかわいい。
こういう動きとか表情するよねっていうのだらけで、犬好きにはたまらないです。
特にダックスが好き♡

ストーリーもギャグも、アメリカのアニメ映画の王道でベタなんだけど、「お留守
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トレバー・ノア・ショー(2011年製作の映画)

3.8

まだアメリカに本格的に進出する前。
南アではじめてのワンマンショーにのぞむトレバー・ノアを追ったドキュメンタリー。

「どこにも属することなく生きてきた。誰からも仲間はずれだ」
「何者でもあって、何者
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

イタリアの田舎の景色、主演の2人、音楽。すべてが美しい映画でした。

17歳のエリオと、エリオの家に夏の間だな住むことになったアメリカの青年オリバーの一夏の恋の話。

ゆったりした前半部分で、エリオが
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

4.6

一行一行で思考のスイッチを押されて、なかなか読みすすめられない本ってあるけれど。
そんなかんじの映画でした。

流れてくる言葉や音につい思いを巡らせてしまって、今のシーンなに言ってたか聞いてなかったな
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.7

Wonderwallの使い方がすごいという情報と、水色のポスターがかわいい。
そんなミーハーな気持ちから見たら、想像以上にずっしりくる映画だった。

洒落たかんじのする美しい色彩描写には、人間のやるせ
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