yumeayuさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

"何にでも最初はある"

人間の認知力の限界を感じた。
ビジュアルを追うとストーリーが追いつかないし、ストーリーに集中するとビジュアルを楽しめない…。
とにかく画面の情報量が半端なく、すべてを同時に理
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.5

"ジェイコブ"

終始胃がキリキリするような『空白』ほどの重苦しさはないものの、身近に存在する人間の嫌な部分を描いているという点では今作の方がより共感できる。吉田恵輔監督作品では『犬猿』や『さんかく』
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

"トマト缶"

なんでもっと早くこれができなかった!
『DCEU』最後の置き土産として最高の出来!

もう序盤から最高!
爆発する病院から超高速で赤ちゃん(と犬)を救出するフラッシュ。
この一連の流れ
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.0

"パンツの女"

観光客を相手にすべりまくりのロック様。
序盤のクルーズ・シーンはまさにディズニーランドのアトラクションそのもの。
客のノリが悪いとあんなに寒いんだ…。

今作はディズニーランドの人気
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.5

"はっぴいえんど"

浅野いにおの同名マンガの実写化。
海辺の小さな街で暮らす中学2年生の小梅。彼女は憧れの三崎先輩に振られたショックから、かつて自分に告白してくれた同級生・磯辺と関係を持ってしまう。
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ビースト(2022年製作の映画)

3.0

"特大ナゲット"

両親の思い出の地であるアフリカに子供達を連れて行って、ついでに家族で遊びに行ったらライオンに襲われちゃたという、それ以上でもそれ以下でもない話。

そもそもライオンに襲われてしまう
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.0

"成就した恋ほど語るに値しないものはない"

森見登美彦の小説『四畳半神話大系』と、劇団ヨーロッパ企画の上田誠による戯曲『サマータイムマシン・ブルース』のコラボレーション作品。
今作はDisney+の
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

"ビッグクランチ"

「怪物だ〜れだ?」のフレーズが印象的な今作。映画館に行くたびに予告編が流れ、そこから得られる情報から、いじめ問題やその対応に追われる学校を描いたドラマなのだと鑑賞前は思っていた。
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.5

"ブラック参上"

ロック様ことドゥエイン・ジョンソンがアメコミヒーローを演じたことで話題となった今作。

とはいえ、神の力を授かり復讐の破壊神となったブラックアダムという存在は、正義の味方というより
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.0

"殺されたい願望"

女子高生に殺されたいがために教師になり、女子高生に殺されたいがために入念に計画を練る主人公・東山春人。
その昔『悪の経典』という、人気者の教師が実はサイコキラーだったという作品が
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5

"人は一人でしょ"

生まれつきの聴覚障害で両耳とも聞こえないケイコは、荒川区の小さなボクシングジムでトレーニングに明け暮れ、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。

今作は言ってしまえば、主人公ケイ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

"サダヲの目👀"

死刑囚から依頼を受け、事件の真相を探るという物語の構図は、白石監督の過去作『凶悪』を想起させる。
『凶悪』はノンフィクション小説の映画化であったが、今作は櫛木理宇による長編小説が原
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.0

"1人で生きていける?"

『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督によるバイオレンス・アクション。

高校の用務員として働く男、深見。
深見の真の目的は、その高校に通う女子高生を守ることであった。
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

"RAT ON RAT"

まずびっくりしたのが、平日の夜にも関わらずほぼ満席だったこと。
まだ公開間もないのに、マリオとかコナンとかに押し出され上映回数が少ないことも影響してるのかもしれないが、なか
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.0

"機関車トーマス"

作家・伊坂幸太郎の小説が好きなので、「ハリウッドによる映画化!」のニュースを聞いた時は驚きを隠せませんでした。
今作の原作となった「マリアビートル」も好きな作品だったので、期待し
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

"ロケット・ラクーン"

一時はディズニーとジェームズ・ガン監督が揉めに揉め公開すら危ういと思っていましたが、「終わり良ければ全てよし」と言うべきか、紆余曲折あったものの、ガン監督の手によってシリーズ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

" Lets-a-go! "

マリオとルイージが配管工として働く様子が描かれる冒頭のブルックリンのシーン。
これはまさにあの"実写版"のオマージュではないのか⁉︎

マリオの映画といえば忘れられない
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X エックス(2022年製作の映画)

4.0

"Xファクター"

自主映画を撮りに老夫婦の住む農場にやってきた3組のカップル。
自主映画とは名ばかりで、実際はバリバリのポルノ作品を撮りにきており、若者たちは真っ昼間からセックスに明け暮れる。

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ノイズ(2022年製作の映画)

3.0

"かさぶた"

過疎化に苦しむ猪狩島の青年・泉圭太は、自身が育てる黒イチジクが高く評価されたことで、島民から救世主ともてはやされていた。
しかし、不審な男が島に現れたことから平和な日常が一変する。
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

"地獄の犬たち"

事前情報なしで見たので、よくあるヤクザ映画と思っていたのですが、今作は『ディパーテッド』のような潜入捜査ものでした。
洋画では人気ジャンルの一つですが、邦画で取り扱うのは珍しいジャ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

"自分の身は自分で守れ📞"

前から気になってはいたものの、パッケージから漂うB級ホラー感から、つまらなそうだと思いだいぶ放置していたが、評判がいいとのことでようやく鑑賞。

確かにB級ホラーだけど、
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.0

"新秩序"

舞台はメキシコ。裕福な娘マリアンは家族や友人らを集めて盛大な結婚パーティを開いていた。幸せの絶頂にいるマリアンだったが、近所で行われていた抗議運動が暴動化し、マリアンの家も暴徒たちに襲撃
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

"みんなのために頑張りましょう"

ある無人島で暮らす2人の男性とと1人の女性。
宗教団体「ニコニコ人生センター」に所属する彼らは、互いを議長、副議長、オペレーターと呼び合い修行と称された共同生活を送
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.0

"Gridman Don't Cry"

今作は1993年に放送された円谷プロの特撮『電光超人グリッドマン』を原作とする2018年のアニメ『SSSS.GRIDMAN』の劇場版。
リアルタイムに『電光超
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.0

"無限の彼方へ…"

『トイ・ストーリー』のウッディの相棒バズを主人公にしたスピンオフ。
とはいっても、『トイ・ストーリー』のバズと今作のバズは似て非なるもの。

『トイ・ストーリー』の第1作目で、ウ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

"運命共同体"

2009年に公開された前作『エスター』の続編。
作品の性質上、今作のネタバレはおろか、前作のことですら触れずにレビューするのが非常に難しい作品。

続編が制作されると聞いたとき、前作
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

"チキ・チキ・バンバン"

シェイクスピア俳優として有名なケネス・ブラナーの幼少期の体験をもとに描いた自伝的作品。

彼の出身地である北アイルランド・ベルファストを舞台に、時代に翻弄される住民の様子や
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

"ビジュ爆発"

ちさと&まひろが帰ってきた!
前作より2人の距離は縮まり、絆が強くなった感じを受ける。2人が暮らすアパートにも更に物が増えていて、前作から2人の同居生活が続いていたことを感じられるよ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

"ドルチェ&ガッパーナの香水のせい"

映画関係者や映画ファンにより口コミが広がり、劇場によっては異例のロングランも記録した本作。
続編公開につき前作を振り返ってみましょう。

高石あかりと伊澤彩織が
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

"私は常に用意周到なの"

やはりというか、これまでのシン・シリーズ同様に庵野監督の作家性が色濃く出でた作品となっていました。加えて『式日』や『キューティーハニー』など、過去に庵野監督が手がけた実写作
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

"出来事には意味がある"

今作はスピルバーグ監督の半自伝的映画ではあるが、決してその功績を振り返るような映画愛に溢れたサクセスストーリーではない。

物語は主人公と両親の関係性が中心に描かれており、
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

"アダちゃん"

アイスランドの田舎の山間部に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、家畜の羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれる。
子どもを亡くしていた2人は、その奇妙な生き物に「アダ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

" ha ha ha ha ha "

あまり見たことのない類の映画。
異色のSFカンフー映画??
それともマトリックス??

海外で高い評価を得ているということで、公開前から気になっていた作品。
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

"倫理観無視"

ここのところ注目作の多いアジアンホラー。
今作もホラー映画ファンの間で話題となっていましたね。
ジャンルとしては、ゾンビもの、パンデミックものに該当するのでしょうか?

物語は、人間
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.0

"🍦Baskin-Robbins🍨"

遂にフェーズ5が開幕。
その初陣を飾るのがシリーズ3作目となる「アントマン』。
物理現象の最小単位である量子世界が舞台となり、とんでもなく小さな世界ながらも、物
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

"東京"

上京組でもなく、都内住みだけど上流階級でもなく、かつ男性でもある僕にとって、主人公2人に共感できる部分は少なかった。自分が20代くらいならもっと刺さったかもしれない。
それでも対照的な華子
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