ユウサクさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)

3.3

「別れる決心」の批評で引き合いに出されていたので見てみた。たしかにミステリー要素もだけど回想と現在のシーンを繋ぐ演出がもろに似ていた。ちょっと剽窃じゃないかと思ってしまうくらい……。「別れる決心」の方>>続きを読む

シュレック3(2007年製作の映画)

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DVD持ってて12〜14歳の時何回も見た。原題の”The Third”って◯◯三世みたいなのとかかってたのか。

・Live and Let Dieのかけ方めっちゃカッコいい。移民の歌とBarracu
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.1

いきなりクライマックスからスタート。大迫力のチェイスからの謎のトラック積み積み壁爆破、遥か崖下に転落したのに無傷のルリ子。目を潰されそうになったその時、崖上に謎の男。

SE「ファンファンファンファン
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オマージュ(2021年製作の映画)

3.7

テーマやメッセージが良いのは当然のこととして、そのうえでの話だけどルックがテレビドラマみたいでちょっと物足りなかった。実際ドキュメンタリーが先にあるらしく手持ち多めなのも含めてNHKのドラマって感じだ>>続きを読む

ソングス・フォー・ドレラ 4Kレストア版(1990年製作の映画)

3.6

レストア超綺麗。曲→暗転→曲→暗転……のシンプルな構成だからこそ一曲ごとのフィルムや照明の違いが活きている。

故人への一方的なコミュニケーションということを踏まえておかないと鵜呑みにするのは危ない内
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グロリアの青春(2013年製作の映画)

3.8

『聖なる証』のセバスティアン・レリオが監督。リメイク版ではジュリアン・ムーアが主演でこちらも監督脚本がセバスティアン・レリオだったのでセルフリメイクということか。

とにかく撮影が良いので飽きない。編
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ドラえもん のび太の宇宙漂流記(1999年製作の映画)

3.3

これはテレビ放送されたのを録画したVHSを見ていた。

デジタルへの過渡期(冒頭のアクションシーンはデジタルとアナログを混ぜてある?)だからなのか逆にアナログ作画の方に気合が入っており描き込みが凄い。
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ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983年製作の映画)

3.7

2021/02/03 ☆3.7 1回目 Netflix

Prime Videoはコーデックからして他の配信サービスと違うらしくたしかにネトフリで見た時より鮮明に感じる。日本語字幕もついてるからサクラ
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マジック・マイク ラストダンス(2023年製作の映画)

3.3

「リッチなクズか貧乏なお人好しか、どっちか選ばなくてもよくない?」「何がダメで何がOKとかじゃない。すべては同意(パーミッション)」というメッセージは良かった。お決まりの潔い〆とカーテンコールも好き。>>続きを読む

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.4

たまたま見た映画館が凄かったのか一部の映像と音響がもの凄い。暗闇に光る紫の閃光は鬼滅並みにビカビカ光り、飛行船が離陸するととんでもない重低音が響き渡る。初めてインスタントひこうきセットを使った時のデジ>>続きを読む

マジック・マイクXXL(2015年製作の映画)

3.8

新作の予習しようと思ったら1は配信になかったので2から見た。撮影と編集は前作に引き続きソダーバーグだけど別名義とのこと。

このシリーズのことを全く知らなかったけど冒頭のチャニング・テイタムのダンスで
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私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

3.5

劇場で見てなかったのでBlu-rayが初見。『囚われの女』でもそうだったけど気色の悪い男がただただ映像に捉えられている時間がキツい。後半主人公が家父長っぽい行動を取るのはあえてなんだろうか。
緊迫感の
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.6

最近見た「映画の映画」では間違いなくベストだしスピルバーグの最高傑作と言ってもいいかもしれない。安易な「映画って素晴らしい!」に帰結せず「撮る」そして「編集する」ことに正面から向き合った剥き出しの映画>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

👊に✋が勝つ話……???カンフーパンダでスマブラでクレヨンしんちゃん(雰囲気とかではなく具体的なリファレンス)でRRRでウォン・カーウァイだった。どういうこと?
1回では消化しきれないけど2回目見るか
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泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

3.5

作意のないストーリーを作意まみれのショットで紡ぐ。良い。子どもへの眼差しが甘い部分もある。
撮影に気合入ってるのわかるし監督たちが好きな映画群もわかるのでもう少し大きい企画を任せてみてほしい。

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.4

女性視点での語り直しはいくらでも必要だしこの雰囲気が好きな人もいるんだろうけど自分は特に……っていう塩梅だった。「結局恋愛なの?」とも思うし。
語り口がのっぺりしているのでところどころ寝てしまい肝心な
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僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)

4.0

2013年に出たBlu-rayで観賞。付属のリーフレットによるとDVDと同じマスターをHDにして使っているらしく傷やガタつき、10分ごとのパンチもそのまま。ただ映像自体は鮮明なので、暗部のブロックノイ>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.8

撮影と編集でこれでもかと楽しめませてくれた。「殺人事件ですって」→🔪「スッ」→👞「タンッ!」のところリズムが気持ち良過ぎた。
物語自体は特段新しさを感じなかったしファム・ファタルの解体って言われたらま
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(1955年製作の映画)

3.5

『道』『崖』『カビリアの夜』で「フェリーニ三部作」らしいけどなんか他にいい名前なかったの?「ーニ三部作」の部分が「いちにさんぶさく」に見える。

ジュリエッタ・マシーナあんまり出てこなかったし大人しめ
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モンク・イン・ヨーロッパ(1968年製作の映画)

3.5

こちらも『Monk モンク』に引き続き観賞。ただでさえボーっとしてるモンクが時差ボケでグロッキーになってるの笑った。

MONK モンク(1968年製作の映画)

3.7

セロニアス・モンクは名前しか聞いたことなかったけどこのドキュメンタリーで一気に好きになった。常に酔っ払ったようにボーーっとしてるけど演奏は神がかりっていう1番カッコいいパターン。どの音を鳴らせばいいの>>続きを読む

悪魔のような女(1955年製作の映画)

3.9

国立映画アーカイブの恐怖映画ポスターの展示で「最後に結末を口外しない旨のテロップが出た」と説明文にあって、ネタバレ厳禁の元祖って『サイコ』じゃないんだって思って気になってたので見た。

たしかに口外厳
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左利きの女(1977年製作の映画)

5.0

4Kレストア版

めちゃくちゃ良い。フェミニズム文脈からも重要な作品な気がする。

マリアンネががんじがらめで生きてきたことを言葉や説明的な音楽でなく映像のみで淡々と示す。カメラ移動も極力廃し画角を決
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ル・ジュエ おもちゃにされた新聞記者(1976年製作の映画)

3.3

スターチャンネルEXでル・ジュエ おもちゃにされた記者 を見た。軽妙でシニカルなタッチの大人VS子どもコメディ。
ウラジミール・コスマによるテーマ曲がポップかつせつなく、そしてカッコいい。
ただオチ弱
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