ユウサクさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

相変わらず視覚的な挑戦が凄い。実写は入れてくるだろうと思ってたけどまさかレゴまで入れてくるとは……。前作を踏まえての期待を全く裏切らない。デザインも多彩で「次はどんなスパイダーマンが画面に映るだろう」>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.2

新宿ピカデリーのスクリーン3は4Kに対応してるのでたぶん4Kで見られたと思う。ほんのりグレインが良かったのでオススメ。

冒頭から爆笑。あんな歯が剥き出しでフンを撒き散らすおもちゃが売れるなよ。タイト
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.9

字幕版

ディズニープリンセス作品自体に思い入れは無いものの、ディズニー作品のVHSに入ってた他作品紹介で歌曲はめちゃくちゃ流れるので音楽自体への思い入れはまあまあある。なのでアレンジ中心の評価になっ
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私の名はパウリ・マレー(2021年製作の映画)

3.9

ノンバイナリーのアフリカ系弁護士にして活動家であったパウリ・マレーのドキュメンタリー。監督は『RBG 最強の85才』のジュリー・コーエンとベッツィ・ウェストのコンビ。

シドニー・ポワチエとルイ・アー
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.8

テーマはもちろんのこと、全編8Kデジタルカメラで撮影、ウルトラパナビジョン規格を模したレンズ、2.76:1とシネスコよりもさらに横長のアスペクト比という点に非常に惹かれてずっと気になっていた。

実際
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アダプション/ある母と娘の記録(1975年製作の映画)

3.5

やけにリアルなビンタの時点で引いちゃってあんまりのれなかった。撮影なんだからフリでいいよ……。また結婚、養子、親子関係、女性同士の連帯など各テーマの描き方が今の視点から見ると良く言えば軽やか、悪く言え>>続きを読む

レディ・マクベス(2016年製作の映画)

2.7

Apple TV+の『マクベス』が面白かったのでこちらも。なんとなく『聖なる証』と似た雰囲気を感じていたけど全然違った。

序盤のあまりにも酷い家父長制描写に、はいはいこれをフローレンス・ピューがぶっ
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ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018年製作の映画)

3.2

ジェレミー・ソルニエ×メイコン ・ブレア。『悪魔の毒毒モンスター』のリメイクはいつになるの?

『グリーン・ルーム』『ブルー・リベンジ』を面白いと思った自分にとってもこれはだいぶきつかった。わからない
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キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

1.2

オリジナルの方は当時劇場で見て「へー」って感じだったけどたぶん今見たら諸々の偏見にめちゃくちゃイライラすると思う。「作り物の涙じゃダメだ!」とか言ってるやつの映画絶対つまんないし「ゾンビが斧を使うのは>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.4

当事者を起用してないとか発声をエモのだしにしてるところとかは散々批判されていると思うのであらためて書く必要もないかな。そういうのは置いといても情感を風景ショットに頼りっきりで、意志があってフィルムを使>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

1.0

大して考えることもなく展開のために主人公をどんどん共感しにくいキャラクターにしていったことが容易に想像できるクソ脚本。ジャンル映画であることに甘んじている。

これ見て「母親がクズ」だの「ラッセル・ク
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ジョナサン・メジャースは初出廷した時だんまりだったらしい。そういう弁護士の指示なんだろうけど、んー………。設定的にもこの件を無視するのは難しいので見れない人がいても当たり前だと思う。自分も基本的には暴>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

開始10分くらいで娘の吸気と父の呼気を繋ぐ編集をしてきた時点でこの映画はヤバいと確信した。ノスタルジーな映像が痛々しい事実をコーティングし、音楽は人を癒しそして傷つける。めちゃくちゃ心拍数上がった。>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作は見たような見てないような……。岸辺露伴の短編多過ぎてどれがどれかわからなくなる。

最新シリーズ(3期?)がランタイム的には4〜5分しか増えてないのにえらく間延びしてて、編集のテンポなのかなんな
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Yello(2020年製作の映画)

4.8

BS松竹東急でロッキー・ザ・ファイナルの後にやっててポップなデザインに思わず見入ったけど、タイトルの『YELLO』を見て嫌な予感。日常と地続きの人種差別を描いた作品で5分なのにズンと重い気持ちになった>>続きを読む

サヴェージXフェンティ・ショー3(2021年製作の映画)

-

4K HDR10+
たぶん2.00:1

Always Jane ジェーンと家族の物語のジェーン・ヌーリーが出演者欄にいたので見てみた。モデルがたくさんいて見逃すかなと思ってたら短いけど結構大写しに
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

-

理由は忘れたけど2年くらい前にClipしてた作品がアマプラに来たので見た。
メインのシーンはフルHDだろうけどそれ以外の一部の風景ショットとかは720pに見えるくらい低解像度で低予算って感じがしてしま
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ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている(2021年製作の映画)

-

ドキュメンタリーとしては普通の作りだった。色付きの涙ってああいうふうに顔にチューブ這わせてあとでCGで消してるのか。めっちゃ軽薄なオーランド・ブルームが出てきて笑ったしオーランド・ブルームだと後から気>>続きを読む

ルイ・アームストロング Black & Blue(2022年製作の映画)

4.0

あの目を見開いて歯を見せる笑顔にどんな気持ちが込められていたのか知ったうえでのWhat a wonderful worldは涙無しには聴けない。

ズールーのパレードでミンストレル・ショー的な黒塗りを
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空はどこにでも(2022年製作の映画)

3.0

故人の姉役が『パーキング・エリア(2022)』(NO EXIT)のハバナ・ローズ・リウだった。アジア系の友達も出てくるけどそっちはカラーメッシュにゴスファッションとステレオタイプまみれ。主人公の打ち込>>続きを読む

シドニー(2022年製作の映画)

3.8

『招かれざる客』しか見たことなかったけど他にも見たい作品が増えた。

字幕でモーガン・フリーマンの主語がなぜか「俺」になってて、あんまりそういうイメージなかったので変だなと思った。

マクベス(2021年製作の映画)

4.5

『ベルファスト』のツルッツルでコントラストも全然ないモノクロ映像は退屈過ぎて序盤でやめちゃったけど、デジタルツルツルモノクロでも4Kで、陰影の魅せ方に注力して、しかもそれが意図的に作り物であることを強>>続きを読む

ベスト・フレンズ・エクソシズム(2022年製作の映画)

3.3

メインビジュアル見て軽い感じのジュブナイルホラーかなと思ってたら意外と陰湿な展開やエグめの暴力があってキツかった。そのうえで異常な量のゲボやサナダムシの綱引き、ゴブリンを物理的に燃やして退治などトンチ>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

3.3

iTunes 4K ドルビービジョン
安かったから買ったけど後悔。

ほとんどギャグだけど笑ってないとキツいからギャグと認識するように脳が頑張る、みたいな。キリスト教モチーフってすごいつまんないので女
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出会いと別れと、その間のすべて(2022年製作の映画)

4.3

「どうせ大学入る時に別れるから最初から別れると決めたうえで付き合おう」っていう高校生の話とは事前に聞いてたけど、出オチ的な設定じゃなくてちゃんと「転校が多くて、母の恋愛遍歴も間近で見てるから」っていう>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

2.0

2022年にもなって東南アジアやゲーム音楽を「オチ」に使うやつがいるとは思わなかった。EEAAOを猛プッシュしておきながらこっちもこっちで6部門ノミネートしたアカデミー会員やミシェル・ヨーとケイト・ブ>>続きを読む

好きだった君へのラブレター(2018年製作の映画)

3.4

たぶんNative 4Kでアナモフィックレンズっぽいルックが良かった。ネトフリは4Kを一番高いプランだけにするのやめてほしい。

ララ・ジーンは韓国系の設定だけどラナ・コンドルは韓国系ではないみたい。
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エニシング・イズ・ポッシブル(2022年製作の映画)

4.0

古いORIONロゴから始まってちょっといい感じ。ルックもたぶん80’sを意識してる感じで最近見たやつだと『AIR/エア』に近い雰囲気。監督のビリー・ポーターってあのビリー・ポーターか。

冒頭からか
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ハラ(2019年製作の映画)

3.6

撮影、照明、劇伴の少なさなどガワの部分は結構好み。ストーリーはただただ滅入る。特に解決もないし苦味が残る結末。後半の展開があっさりし過ぎな気もするしもう少し明るい作品の方が気軽に見られるとはいえ、やは>>続きを読む

《ジャンヌ・ディエルマン》をめぐって(1975年製作の映画)

3.9

続々出ていく予定のアケルマンのBlu-ray BOXおよび単品ソフトには収録されなさそうなので上映があって良かった。スタンダードサイズで全編モノクロ。ビデオで撮影したのかな?編集はホームビデオのように>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.8

こういう邦画こそ海外コンペに出品されてガンガン賞を獲り、監督含め制作チームにお金が回り、2本3本4本と映画を作っていく環境が整えられるべきだと思う。国内12館は少な過ぎ。日本の配給は見る目がないので海>>続きを読む

その道の向こうに(2022年製作の映画)

3.6

アクションじゃない女性の退役(というか除隊?)軍人が主役の映画は初めて見たかも。

撮影、間、音楽の使い方、テーマ、役者とその演技とか凄い好きな感じなだけにブライアン・タイリー・ヘンリーがヘテロ役なの
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.1

午後ローを録画しておいたのを見た。長らくソフトも配信もなく幻になっていた映画。

B級モンスターパニックのお約束を一つも外さないうえで、妙にスピード感のある特撮、グロテスクな美術、時代なりに豪華なCG
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