タスマニアさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

タスマニア

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真実の行方(1996年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスとして完成度が高い作品。

解離性同一障害のアーロンの二つの人格の演じ分けがすごい。
そして、劇中で裁判に勝つためにその演じ分けを実際にしているアーロンを演じているエドワード・ノートンが本当
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

スピルバーグの名作。

ユダヤ人が奴隷のように働かされる。
大量に殺戮される。
内容はもちろん、映像としてもショッキングで心が痛むのものであり、見ていて辛くなるところがある。

ただ、それ以上にラスト
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

やんちゃな若者の青春映画。
若き日のユアンマクレガーが主演。

なんだか切ない話だなっていうのが率直な感想。
レントンが「仲間」と呼ぶベグビーやシック・ボーイもレントンのことを「仲間」と呼んでいたが、
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

映画の雰囲気、キャスティング、音楽、舞台、どれも私の好みで、見た後にすごくいい気分になれた。

なんといってもキーラナイトレイ。
美しく、キュートな彼女の魅力がこの映画でも存分に出ていると感じた。
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

恐ろしい!一番の感想はそれ。

途中までの展開ではサイコパスなエイミーがいろいろ上手く立ち回って、元の鞘に収まろうとするけど、結局正体がばれて捕まっちゃうお話だと思っていた。
なので、最後の結末は身震
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしかった。ただただ素晴らしかった。

気の遠くなるような遠い宇宙の表現がすごく美しく、そして恐ろしかった。
無駄な表現がほとんどなく、ひたすら宇宙の果てしなさを感じさせてくれた演出にただただ感動
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パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.0

前作の「パージ」が設定の衝撃と、その設定に巻き込まれたある家族にスポットを当てていく作品ならば
今作は「パージ」という制度の闇、人間の汚さ、貧富の差の問題など少し社会全体にスポットを当てているような作
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.5

エディレッドメインの演技が本当にすごい。
ALS の症状の進行具合を表情や動き、しゃべり方、声のトーンで演じ分けていた。

フェリシティ・ジョーンズも今作で初めて知った女優さんだが、私が好きなズーイ・
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アビエイター(2004年製作の映画)

3.0

ディカプリオは本当にこういう作品多いよね笑

相変わらず、ワンマンプレーな経営者を演じさせたら右に出る人がいないなと感じさせるほど、一人で諸行無常を表現してくれると感心。

女を抱いてるシーンも映える
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.0

見た後に後味が悪い作品ベスト5に入れてもいいと思う。

序盤から中盤にかけてのマーガレットがボクサーとして大成していき、次々と強敵と呼ばれる相手を倒していく様はサクセスストーリーとして見応えがあり良か
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.0

SF とヒューマンドラマが混じったようなお話。

ジョン・コーフィーの存在感が大きく、初めて見たのは10年以上前だったけど、名前も顔もはっきり覚えていた。

本当に悪い人は全員懲らしめられるという勧善
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「なんでーーーーー」って叫びたくなるような悲しいクライマックスだった。

マイケルが長年抱え込んできた苦悩や苦しみを余すことなく表現するという感じの回で、そこは敢えて抱え込んだまま死んでいってほしかっ
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.5

マイケルがドンになってからのお話。

この映画は何といっても、フレドを含む危険因子を全て排除し終えた後、マイケルが一人で物悲しい表情で佇むシーンが全てだと思った。

組織を守るために家族をほとんど失っ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.5

一作一作がとてつもなく長い作品。
ボリューミーなので見る前に勇気がいる。

若き日のアルパチーノがカッコいい。
父を襲撃した相手に復讐をするシーンの緊張感はすごい。

古い映画なのに純分な迫力。

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

2.5

難しいなぁっていう印象の映画。

性同一性障害やそういった作品はいくつか見てきたが、
この映画はテーマが複数あるようなが気がして、
上手く咀嚼して見ることができなかった。

柴咲コウが美しかったという
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.0

色彩が鮮やかで現実感がない特殊な雰囲気が出ている映画だった。

その雰囲気と不釣り合いなほどグロいシーンは結構あり、
個人的には一回でいい映画かな。

好きな人は好き。そんな映画な気がする。

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.0

狂気を感じる作品。

人形師の主人公
チンパンジーを飼っている嫁
7と1/2階にあるオフィス
マルコビッチの中にいる嫁に興奮する女

設定とか背景とかがちょっと異質で印象に残っている。

登場人物がす
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モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

3.5

若き頃のチェ・ゲバラの実話に基づくお話。

若者と放浪者のドタバタ旅行記のような始まり方だが、
旅の中で彼らが直面する現実は冷酷で、ショッキングなものだった。
その中でエルネストの中にあった正義感がど
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奇跡のリンゴ(2013年製作の映画)

4.0

阿部サダヲと菅野美穂という最高のキャスティング。
物語そのものが感動的で心温まるお話だけど、それ以上に二人の演技や表情が物語の雰囲気を作っていて、この二人以外にありえないと思えるぐらい最高だった。
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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.5

すごく幸せな気分になれる映画。
文字通りハッピーエンドとなった。(邦題もいい)

外国の恋愛や愛情表現はいつも大胆で深いなぁと思うが
でも生々しさや重さがなく、爽やかさがある。
こればっかりは人種の違
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.5

実話に基づくお話。

各登場人物に魅力があり、それぞれに感情移入してみることができた。
特にロンとレイヨンの友情を超えた愛情に近い関係性は純粋に美しいものだった。
そもそも映画を通して、レイヨンの存在
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

問題作。

とにかくエディレッドメインに主演男優賞、いや、主演女優賞をあげたい。
それぐらいリリーの女性らしい仕草には驚き、恐ろしさも感じた。
胸をえぐるようなシーン
息苦しくなるシーンもたくさんあり
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

物語のストーリー・映画の構成・キャスティングがかなり絶妙で、最後まで時間を忘れてみることができた。

キャラクターもいい意味でも悪い意味でも人間らしく、
「ああ、自分でもこうなるよね」とか感情移入しな
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ヴィジット(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

かなり面白かった&怖かったホラー映画。
2015年に見たホラー映画の中では一番。
そして2015年に見た映画の中で一番期待を上回った映画。

「人間の怖さ」の極限を表現してくれていて、ホラー映画ならで
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.0

劇中で使われている You Can't Stop The Beat が好きで見た作品。
ミュージカル映画の良いところは、音楽やパフォーマンスが良ければストーリーが基本的にあまり気にならないところ。
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.5

実話に基づくお話だそう。
そういうのに基本的に弱い笑

とても良かったのでもう一度見たい。
天才数学者とか、天才経済学者とか、基本的に人から理解されがたい人が認められる話は、どうしても泣いてしまう笑

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.0

人生初 4DX で鑑賞した映画。
恐竜たちの足踏みのたびに、座席が揺れまくり
恐竜たちが口を開けるたびに水が顔にかかり
瓦礫が崩れるたびに座席の背中からぼこぼこした突起物が背中を刺激する。
4DX は
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グッモーエビアン!(2012年製作の映画)

2.0

キャスティングだけで見たような映画。

麻生久美子も大泉洋も俳優として最高だと思うので、二人が出ているだけで個人的には甘目の評価になる。

内容としては人間同士の絆を描いているのか(?)
ちょっとどん
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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

1.5

基本的に退屈な内容だった。
ジョニー・デップ主演で時代背景とかもかなりワクワクさせるものだったのだが、化け物系のお話であることにがっかりしてしまった。

個人的には科学的な内容で、人が首なしの名を語っ
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セーラー服と機関銃 卒業(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「カ・イ・カ・ン」というセリフをどうしても劇中に入れ込みたいというスタッフの想いは伝わった笑
その結果、冒頭と最後で「カ・イ・カ・ン」をサンドイッチするという謎の演出が生まれてしまったのだろう。

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デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

2.5

少年メリケンサックという映画とすごく似てるなと感じた。
何も全く考えずに見れた映画。

劇中で登場するバンドやラッパーの中にたまにガチな人が含まれていたりして、その手のジャンル好きな人からするとちょっ
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博士の愛した数式(2005年製作の映画)

4.0

かなりの良作。
私は天才数学者が絡む話が好きなようだ。

数学が専門でもないし、興味がある方ではなかったけど
友愛数や完全数など、素人目にも「面白さ」が伝わるような概念が紹介されていて、その概念が映画
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悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

すごく驚かされた作品。
どんでん返し系では一番油断していた。

映画の構成としても十分面白いもので
最初「??」ってなって
段々構成や状況が分かってきて
「そういうことか!」ってなったと思ったら
最後
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セッション(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最後の演奏シーンが圧巻。

最後に見せたフレッチャーの優しさ
かと思いきや、まさかの裏切り
からのアンドリューのターン
そして何やかんやフレッチャーも楽しくなってきちゃってる

その感じがラストの演奏
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