こなぱんださんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

一言で言うと、頭のイイ極悪な既得権益の大人たちが、今を生きる若者たちに「君たちは何も考えずにお金もそこそこにしか稼げなくて何者にもなれなくても花束みたいな恋をすればそれだけで大丈夫だよーー」と語りかけ>>続きを読む

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

3.5

この星の3.0くらいを藤竜也に捧いで0.5は軍隊のシーンに捧ぐでしょうというくらい、それくらい素晴らしい描写だったのと元々藤竜也が俳優として好きで堪らなかったけれどこのきっつぁんの役作り、というより台>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

5.0

もう無理わかんない
冷静に見れなさすぎて無理
冷静に見れなさすぎてこの点数
ただの感想でしかないけど、今このタイミングでこの作品を作った清よ、、、

なんなの無理
本当に劇場で見なくてよかった、見てた
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

「遺された者」を映す映画としては最高峰か、と思うぐらい良い。何回か見てたけどやっぱり良い。

ファーストショットの母親の表情1つで何かを失って何か大変なことをしようとしてるということのみがバーッとわか
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

2.0

知り合いのイギリス人に「絶対好きだよ~~見てみて~~」と言われて見たけど別に好きじゃねえわ!!!

まあ、要はベトナム戦争反対とかいって(そこから生まれたのがヒッピー文化ですし)、ある種の「正義」みた
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

キューブリックがいかに戦争あるいは軍隊というものがバカバカしいかを映した作品。

もう何回か見直してるけど前半のFワード連続の訓練シーンとか最高に面白い
ラストのあのショットは個人的にも映画史の大好き
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.0

キューブリック大先生のお芝居を映してみよう編

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.0

むっっちゃ楽しかった~~
改めて見直したら序盤は「ツァラトゥストラ」にふさわしく、結果最後もツァラトゥストラにみたいな終わり方でしたね。ウケた。ゴリラが投げた骨と宇宙のショットを繋げるの、マジキューブ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.0

マルーン5のボーカルを使って、キーラ・ナイトレイは可愛い歌声で、音楽をやる様をひたすらドキュメンタリーの撮り方のように撮る、その姿勢が貫かれているからこそ面白いんだなって思った。

正直ドキュメンタリ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

2.5

ミッドナイトインパリの完全にニューヨーク版。それ以上でもそれ以下でもなし

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.0

みんな過去の時代の方にひたすら憧れてしまう気持ちはわかるよね

なぜかウディ・アレンを毛嫌いしていたけれど単純にエンタメとして面白かった。というか、こういうgeek or nerd的な、文化を愛する主
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.5

うーん、どうしてこの映画がこんなに絶賛されているのか全くわからなかった……
おそらく監督は映画を「わかって」いるのだろうし、だからこそなんの疑問もなく映像は見ていられるのだが、これだけ長い映像を見てい
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

5.0

大号泣
とにかくニーチェの永劫回帰の話です。
とにかく永劫回帰しかねえ
こんなにも、こんなにも淡々と、主観的にならずに永劫回帰を画面に現せることができるのかと感動しすぎてマジで大号泣した。

ウテナと
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

5.0

アマプラに入ってたのを見つけて久しぶりに見直したけど、開始10秒でああ、この映画は面白いと直感できる映画なんてそうそうないよなあ

世界で誰よりも村上龍(全盛期)を愛する私が「ラブ&ポップ」を読んだ時
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

2.5

普通に面白かった。サクッと観れる感じのエンタメ。それ以上でもそれ以下でもなし。

よくある想像上の彼女が~~の、終わり方がちょっと意外な感じだったので面白く見れた。ラストはやっぱそうなって欲しいよねと
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.0

歌がマジで全ていい、これこそ音楽映画と言うべき、劇中歌からBGMにいたるまでめちゃくちゃこだわってる感じがわかる
青春&音楽映画でいったらマジでだいぶ最高峰くらいに入るレベルなんじゃないか

これ、い
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.3

原題が最後に出てきて、日本語タイトル(毎回思うけど日本語タイトルつけるのやめません?やめられないのはわかるけどミスリードすぎるしなんの意味もねえ)とは違ってthe Warmest colorなのでよう>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

なんなん、めっちゃ面白かったんですけど……王道のエンタメ青春もの

にも関わらず、引用される哲学者の言葉、エリーチュウとお父さんが見ている映画のそこここにそれらへの愛が見て取れてしまうようなすげー可愛
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the believers ビリーバーズ(2020年製作の映画)

1.5

出ている女優が全員脱ぎ損に見えてしまう映画……
そんなにみんな男女のアレコレに興味あるのか……???
申し訳ないけれど、男女のアレコレにそこまで興味がない私は最初から最後まで興味が持てないまま終わった
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

1.0

私は山戸結希大嫌いなのでそもそもアレですけれど、これは……これはなに?こんなに女性を馬鹿にして女性のアホな部分をグロテスクに演出して(原作も読んでるけどあまりにも悪意が酷い)、

この世の中の恋愛とい
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

2.0

日本で村上春樹を映画化されるよりは、って感じの感想なんですが、

つくづく思うんだけど「想像のシーン」とかその「想像~」みたいなのを理解する以外になんの意味があんの?
あと、村上春樹の小説をそのまんま
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.0

なんか日本での公開当初絶賛されてませんでしたっけ

だから見たんですけど(愛するソン・ガンホだし)、期待以上にはならなかった、というか韓国映画のいわゆる歴史物ね~という感じで、それ以上にはならなかった
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

2.0

最初に思った感想は「ケン・ローチかよ!」でした。感動させるような話に見せかけておいて絶望的に救いがない映画、マジでなんの意味があんの?

それだったら「ダンサーインザダーク」くらいやってくんないと正直
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

なにはともあれ、2018~2019くらいにかけての韓国流行りのテーマって感じでした。私は「オッソ!」とか思っちゃったけどまあ、、、海を越えて配給されることを思えばしょうがないのかもね。#生きているの速>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

2.0

期待値高めで観たのが悪かった。
なんか、多分ハリウッドぽいことをお金かけてやりたかったけど何故か全員アニメキャラみたいな芝居してアニメみたいな動きしてるからこれなんなん?ってなってしまった。

あと、
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

1.5

あまりこの監督に対して悪いイメージなかったけど、題材が題材だから(というか魚喃キリコの漫画は常に最高だから)、どうしても「ん???」という印象しかなく、しかも撮り方も特にこだわりはないのかな??って感>>続きを読む

マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.0

黒沢清が10年代ベストの1位であげていたことを知りました。たまたま観ていたのがそれだと後から知った。

構造としてはなんてことのない話だけど、やっぱそこここに見えるこだわりとか、ショットの撮り方とか、
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私はドランに甘々なのでこの点数だけど普通に見たら3.0くらいかしら?
感想としては「ドラン~~~前作クソみたいなもの作ってたくせによく戻ってきたね~~えらいね~~」って感じです。

おそらく話的には後
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#生きている(2020年製作の映画)

3.2

単純に、これが韓国で公開されたのが6月、作られたのはいつかは定かではないけれど、その後すぐにNetflixに挙げられるというスピードの速さ、これは恐らく完全に今のコロナを意識しているのでしょう。

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ユ・ヨルの音楽アルバム(2019年製作の映画)

3.5

一言で言うと「光」と「闇」のお話。
90年代ノスタルジーみたいなのが流行ってるんですかね?はちどり然り。
ただ、はちどりはクソみてえな映像の羅列だったけれど、こちらは非常に楽しめました。

たまに出る
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男と女(2016年製作の映画)

2.8

まあ、なにはともあれ不倫の話ですが、なんていうか映画としてはほとんど見どころがないんですけど、(しかも子供たちの設定も途中から忘却されてしまうし)

1番の見どころはコン・ユの役作りじゃないでしょか
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

2.0

原作小説なんすよね?
本当に申し訳ないけど多分めちゃくちゃ好みじゃなかっただけかな……

なんかこういう類のモチーフって、確実に映像ってか映画という媒体と全く合わないと思ってるんですけど

勘違いかな
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

2.5

基本ドランについてはまとめて文章にしたいのであまり書かないけど、唯一私が寝ちゃった作品。

見直すつもりだけど、やっぱ若いからか作品群のなかでも圧倒的に稚拙な感じが出てる。これのせいでセクシュアリティ
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.0

ドランにしては比較的分かりやすくてポップな作品。