baobabunokiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ライムライト(1952年製作の映画)

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序盤からこんなに泣かされた映画はあまりなく...

チャップリンの映画は初めてだったんだけど、終盤の彼のキャリアや人生経験が詰まっている映画だという事を後で知った。

若い女性と老いる男性は、生と死の
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

4.3

2011に制作されたということ、そしてシナリオ、彼らのそれぞれの人生、余儀なくされた隠さなければいけなかった断片と傷、2人の最後の会話、遠くから投げかけられる野次の言葉、色々思いを馳せてしまった。>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

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今まで見た映画の中でもトップクラスのmale gazeを意識した映画だった... 大学のゼミで学んだアメリカ映画の描き方やカメラを通して捉えられた物語がそのもの。

2000年初期のアメリカが社会問題
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ホン・サンスの実生活も含めて自分自身の駄目な部分、(ある意味それは韓国社会に内在化する特有の有害な男性性のような雰囲気)、内面を多分ユーモア的にも自虐的にも映画内に汲み取って入れてる感じ、本当に苦手だ>>続きを読む

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

オープニングから映画体験でひっくり返った。
特に鏡を見る主演の人の表情にグッと惹きつけられる。他の俳優の演技も映画内の演技(➀)だけではなくて、舞台上の“演技”(➁)が凄くて、見てて凄かった。

老い
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

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フランス映画らしい驚き、愛とは何かの捉え方が面白かった

シークレット・サンシャイン 4K レストア(2007年製作の映画)

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冒頭からカメラが固定ではなくて一定の距離感でわざと揺れながら撮っているなと思っていた。それが物語の展開が生み出す苦しさや葛藤であり、わからず、理解できそうで、だけど彼女の気持ちを少しだけ共感性を観客に>>続きを読む

ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

写真家と俳優のお話なのに映画全体で映画の色彩や構図の捉え方があまり合っていなくてハマらなかった......笑

わニューヨークやLAの暮らしの違いや文化の違いについて語っているのに物語が展開する場所が
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青春神話(1992年製作の映画)

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湿度高めの映画
セリフが少なくて単純な感じで進むけど、登場人物の徐々に交わるか交わらないかの微妙な曖昧さと若者達の不安感や焦燥感がうまくマッチしていて良かった 個性的なパーソナリティや内面の部分は描か
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.3

「都市に散らばる断片が引き寄せられ 壊れる時」

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

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ちょっと前に見た

マイルが良い意味で主人公の性格やこれから物語が展開されるパーツとして繋がっていて見ていて面白かった。スゴイ

結果的に主人公の愛の力故のそのパワーが暴力性というかアクティブな部分に
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.6

社会の中で光と闇の間なんてモノなんて存在しなくて、ただそこに人がいて必死に生きているだけ。自分が誰かに出会ったら、つまりそれは“誰か”も自分に出会ったということにもなるという言葉をしみじみ感じた作品。>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

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生活、生、死に対する考え、そして生きている時に感じる人の感情をとても綺麗に描写していて短歌が綴られていくような映画だった

絶望したりやる気が出ない時に第三者のような天使の立場で人生や悲観的な事につい
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

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サントラとラストのセリフが良いな〜〜

2000年代のラブコメの描き方も人の恋愛観って十数年でここまで大きく変化するんだなという気持ちになりました

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

オールドボーイより圧倒的に好みだった。

美少女にして殺人事件の犯人として逮捕されたクムジャさんの欠陥している様子。だが、人情に寄り添い殺人をする姿が皮肉的。また、物語がすすんでもカメラワークとその他
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

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すごい静かに寝れた映画
映像の長回しや白黒のカットが凄い綺麗だ

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

半分ぐらいになってやっとテンポ感とカメラワークに慣れてきた感じ。

映画のワンシーンやアート的な部分でのもう頂点というかレベルを超えてきたなというイメージはあるけれど、個人的には豪華キャストの演技力と
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オールド・ボーイ 4K(2003年製作の映画)

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ワンシーン一つ一つが丁寧に撮られていて良かったな、もっと暴力的かと思ったが“復讐”の対価とその許しとしてのラストの描き方がパク・チャヌクだ〜と思った

近年の監督作品と比較すると、落ち着いていてこの頃
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あしたの少女(2022年製作の映画)

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社会が生み出した闇の中で、光が見えたようなそういう演出とメッセージ性が伝わってきて良かった。

サインを雑に書くところから丁寧に書き、今はいない少女の面影を少しずつ辿っていく。
カメラの正面から撮った
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.9

傑作.....

流石に家父長制、強制的な結婚やヒステリックを起こす母親の描写はあるけど、恋愛映画においてここまで登場人物の心情やストーリーの進行においての成長や変化が細かく描写されてるの中々ないと思
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