Zhenjiさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.4

思いのほか後味がいい作品だった。    

主人公2人の繊細な演技もよかったし、サブキャラも実力派が揃っててたけど、水澤慎吾とか宇野祥平とか池田良とか好きな俳優がカメオ出演ばりにワンシーンしか出てなか
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

2.6

最後の「動」あるいはエネルギーを際立たせるため、静のシーンが延々と続く。意図はわかるし、いくつかのシーケンスは緊張感を感じさせて面白いなーとも思うけど苦痛に感じたのも事実。気持ち短めの方が良かった。>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.9

R18じゃないのにビックリ。日本は暴力描写にやさしすぎ。なのに唯一のモザイク処理がアレってなんか納得いかんな。にせものなのは「明らか」でしょ。

とはいえ、アイデアだね。現実のメタファーとしてのあの世
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.0

神父になりたい人でも神の教えに背くことはする。現実の世界でも聖職者の不祥事はいくらでもある。

罪を犯したものが、法的に罪を償っても社会は許してくれない。

エンディングではそんな当たり前が行き着く絶
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

2.9

作品タイトルの真意が森監督の最後のナレーションで詳らかになるのだが、最初から主張ありきの作品を撮るのにドキュメンタリーというカテゴリーはそぐわないのでは。

劇映画として撮るか、オープンエンドにして観
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ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

3.0

VHS時代に見て以来の再見。記憶ではルドガー・ハウアーに始終追い回されて、しかもかなり怖いイメージだったんだけど、今回見て、単独行動してる時間が結構長くそれほど怖くはなかった。

また、こんなにカース
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.7

またしても政治や歴史を極上のエンタメに昇華させた韓国。

閣下を暗殺したあと階段を降りてくるときのイ・ビョンホンの顔芸が好き。

あと「あの頃はよかった」「ですね」のやり取りが日本の統治時代を感じさせ
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れいこいるか(2019年製作の映画)

3.9

過度に自分や他人を責める描写はなく、淡々と日常を生きている風景を写す。でももう「あの日」から2人にとって世界は変わってしまった。そのことを知ってる私たち観客は、震災後の彼らの日常に能動的に違いを感じと>>続きを読む

本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

4.2

きれいなループを描いて最初に戻ってきた。

みーちゃんをはじめ、一見、ステレオタイプ的なキャラで終わるかと思いきや、実は多面的であることを見せてくれる深田監督は信頼できる。

主役から小さな役まで本当
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.0

何もかも失っても人が残るチャンシルさんはやっぱり福まみれなんだと思う。

でも、ラッキーだから福が来たわけじゃない。チャンシルさんは福が巡ってくるように生きてきたんだよ。打ち上げで一番いい人認定されて
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.7

「あらすじ」からキワモノ系かと思ったら正統派の成長譚だった。

義母はあの家系にとっての成功例なんだろうな。ハンターは幸運にも違う道を切り開くことに成功したわけだ。

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

2.5

カーチェイスがすごい。

ただ、ドラマ部分が最小限なので、映画というより課題をクリアしていくゲームの感覚に近い。そう言う意味では好みじゃない。

八つ(2016年製作の映画)

2.8

ドキュメンタリーばりのリアリティーが感じられる作品だが現実の世界ではラストシーンのような展開を見届けるのは近くにいる人しかいないと言う意味でドキュメンタリーではなく劇映画にした意義はある作品なのだと思>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

2.0

スティーブとかエンディングの女性のエピソードとか、前作見てる前提で作ってるので、前作も見ず、事前リサーチなしの自分のような観客には不親切なつくり。

もともとヒーローものに苦手意識があって見ず嫌いだっ
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ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

3.8

13歳という自尊心が不安定な時期につけ込む汚いやつら。安心材料として機能することが分かって加担した女は男と同様に万死に値する。あー胸クソ悪っ。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.3

最後の別れの場面で、白いドレスを着たエロイーズの幻影が蘇る演出はよかった。

また、最後のシーケンスで、結婚した後の最初と最後の出会いの間に色々あったんだろうなあと想像させるところも良い。

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.2

まず、真紀役の人をはじめ、子役も含めて俳優さんたちの演技がナチュラルでびっくりした(ただ騒音おばさんの演技はちょっとアレだが)。

脚本も面白い。おそらく低予算なのに無名な役者だけでこんなに面白いもの
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哀しき獣(2010年製作の映画)

2.9

チェイサーばりの暴力や派手なカーチェイスは楽しいけど人間関係が複雑すぎ。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.7

実在の人物をモデルにしたようで制作者側の思い入れは感じるが、本作は他者の共感を得るような工夫がされていない。

例えば、佐々木が「お前は好きな事をやれ」的なことをゆうじに言うけど、2人の関係性が丁寧に
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ロマンス(2015年製作の映画)

2.8

ラブホのシーンのあまりにも非現実な展開に一瞬冷めかけたが、そこを通り過ぎたらなんかハチコの気持ちの揺れもありなんかな、と変に腑に落ちた。

ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.8

監督とシャーロットの会話がのちのカオスのシーケンスで再現される感じが、ギャスパー・ノエ印のの赤く染まった画面と相まって不穏な感じが良い。

劇場で体感するのがオススメ。
ほぼクライマックスと言えなくも
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エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

3.0

監督がブラジル人で、本人の半生をベースにした内容とのことで、イスラエルとパレスチナが描かれる他の作品のように変なバイアスはなく、子供が主人公とはいえ対立から融合への第一歩を描いた大人向けの作品。

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

-

共感力の強い人にはオススメしない、感染拡大が予想されるこのタイミングで見るのは特に。

かなり鬱映画です。

危険なメソッド(2011年製作の映画)

3.0

ここまで来ると精神分析者が患者になる因果関係知りたくなるわ。


あとユング、キモっ。