Zhenjiさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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誰がハマーショルドを殺したか(2019年製作の映画)

3.0

結局、陰謀論じゃないか、と思わざるを得ない作り。

監督はドキュメンタリーと言ってるが、こんなに作為的なドキュメンタリーないっしょ。エビデンス少なすぎで、結論ありきの力技。

なんちゃってドキュメンタ
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来る(2018年製作の映画)

2.7

この監督は、なんというか、リアリティラインの引き方にばらつきがあるので、見ててイライラする。

でもおそらく「センス」はある人なので、映画の文法に詳しい人にブレーンに入ってもらえば、作家性の強い監督に
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.0

死因が名前に関連することが推し量られるという、タイトル落ちなんじゃないか、ということはさておき、ワンボックスカーがゲイっぽいからイヤ、からの女性警官がゲイだった、みたいな細かい伏線が一杯があって楽しい>>続きを読む

ハニーボーイ(2019年製作の映画)

1.7

パパ役の俳優さんの実体験を元にした作品だったんだね。観賞後に知った。


正直、話の筋はわかるが、セリフもわかりづらいし、なんだかとっ散らかってるなーって感想だったけど、実話ベースでしかも本人がその父
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.2

これ以上ミニマルな作品はできるのか、というぐらいミニマル。主要6人の登場人物がそれぞれ抱える背景があって、試合が進むにつれて各々の背景が絡み合ったり、互いに影響されていく。

ドラマティックな何かを期
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

-

この作品で有終の美を飾れたのは監督本人はもちろん、ファンとしても嬉しいし満足。RIP

SHARING(2014年製作の映画)

-

不穏感がつきまとう演出が続き、たまにデカいサプライズがあるので1分たりとも気が抜けない。

しかもこのサプライズはド級なので、新文芸坐の支配人?も言ってたが、いつか死人が出るんじゃないかと思う。

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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.0

小難しいことばかり言う鼻につくやなヤツと結局は数や権力を傘に力技で解決する単細胞という、いつもの対決構造にウンザリしてる私たちに本作は新しい解決策のヒントを示してる。

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.8

SEが笙や篳篥などの雅楽だったのが映画に不思議なテイストを加えてる。母が息子に罪滅ぼし?に買って帰るテイクアウトも日本食だったりベトナム料理だったりのアジア系だし、そこになんらかの監督の思い入れを感じ>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

宣伝では楽曲とのコラボ推しって感じだったが個人的にはそこは刺さらず。

それよりカラーリングが綺麗。あと繊細な演技。また、車中のシーンが存外に多いのが印象的。

出てくる人、みんな不器用でなんか辛くな
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.4

短編の方が好みだけど、こちらの方が実話に近いと思うとあらためてアメリカの闇を感じる。

悪人伝(2018年製作の映画)

2.4

マ・ドンソクというアイコン、刑事とヤクザのバディもの+サイコ野郎という垂涎の設定なのに、三者とも人物の掘り下げが甘いから誰にも共感できないし、話も薄っぺらく感じる。

それに話のクライマックスの持って
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

2.4

大切なテーマだとは思うが、オゾンらしさを期待してたら肩透かしをくらう。この時代、子役のケアとか難しい問題があるから仕方がない面はあるが、これだったらドキュメンタリーで見た方が刺さるとは思う。

神父の
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透明人間(2019年製作の映画)

3.8

グロ表現もしっかり見せてくれたし、追い詰められていくセシリアをはじめ俳優さんたちの迫真の演技もすばらしいし、最後の最後までどっちに転ぶの?とドキドキさせてくれたのもサイコー。

ガザの美容室(2015年製作の映画)

1.0

こちらが無知なのかもしれんが、いろいろとノイズが多い。

美容室の中と外の対比を描くのははいいとして、まずアクの強いキャラが多すぎ。イライラしてるのを表すために言いがかりに近いことを言うキャラクターた
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.0

この人は高潔。見ていて気持ちいい。ぜひ政治家として成功してもらいたい。

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

2.9

なんとなく頭の片隅にフレディがちらつく感じ。家族構成が同じだし、両親のキャラが似てるからかな。

ママは強くてやさしい。
パパはウザいけど最後はかわいい。

ボヘミアンラプソディやん。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.4

プロットとしてはよくある感じなんだけど、大森監督の乾いた絵作りが独特の雰囲気を醸し出してる。

ところどこる出てくる長澤まさみのドアップも年齢を重ねていく女を上手く表現できててよかった。あのガラス玉み
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

2.7

子供が主人公の成長譚だけど、実際には成人色が強く、個人的にはそのバランスがあまり好きじゃなかったな。ところどころ声出して笑ったけども。

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.6

作品では精神疾患はない、という前提だが、明らかに問題を抱えている「実在する人物」をこういう風に描くのはアウトだと思う。

が、ある意味どんなホラー描写よりも彼のふるまいや顔は怖かった、ってのも事実。
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

4.5

まず、なにを置いてもエンタメとしてのクオリティの高さを挙げたい。前作ミスミソウも良かったが、さらにパワーアップ。

本作は誰かの視点に偏ることなく(物語自体はキラを中心に描かれているが)、加害者、被害
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.3

若い時は自分で価値を決めてしまうことがある。そこには客観的または経験に基づく善悪の価値判断はなく、ただ自分の美的感覚だけが判断の根拠だったりする。盲信する対象がアイドルだったらいい思い出に転化されたり>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

3.5

みんなやさしい。みんな誰かを想ってる。あの夫のおかしな態度も妻を思ってのこと。だけどやさしいだけの映画ではない。みんな一歩、歩き出してる。誠実な作品。

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.2

アントニオ・バンデラスはもちろん、服をはじめ、色使いや小道具がとにかくオシャレ。でも序盤は逆にオシャレだけの映画かなぁ、と思ってたんだが違った。

後半、過去との邂逅からのラストシーンで監督復帰をああ
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.4

ぺ・ドゥナ、若い頃から演技がうまかったんだなぁ。

ポンさんの初監督作品、ようやく見れた。今につながる原点が詰まってる。

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.1

ドラマ、っていうか演出はほぼホラー。

まず、音楽やSEが怖い。チアリーダー達の練習してる時のかけ声や、シンプルな男性の声のリズム音?みたいなやつとか。
 
アジア系のあの子は全編を通して独特の表情が
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.5

最後、ジョーと教授とのシーンがいかにも作り話っぽく演出されているのは、監督が彼女なりに原作者の意図を汲んだと思われる。

こんなに時系列が入り組んでいるのに観る側を混乱させることもない。

うまいなー
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罪と女王(2019年製作の映画)

2.0

オバちゃんご乱心、以外なにかある、この作品?
薄っぺらいし、いろいろ中途半端。観賞後、残るのはモヤモヤばかり。