ここまで来ると精神分析者が患者になる因果関係知りたくなるわ。
あとユング、キモっ。
この監督、音の使い方にセンスある。愛さんの不安にシンクロするような重低音のSEとか、サヘルの必要以上に強い拍手の音とか。めちゃ怖い。
そして愛さんの目、デビューしたての染谷将太くんみたいに力がある。>>続きを読む
コンパクトながら回収すべきところは回収し、脇役も含めて登場人物の細やかなキャラ造形もあり、文句なし。いや、長尺じゃないところが唯一の不満点か。
ルームメイトを追い出すときのサイコっぷりが本作の良し悪>>続きを読む
桃子の意識をああいう形で客体化することはアイデアだし、演者もいい味出しているとは思うが、ただ好みではないなあ、としか言いようがない。
2019年、トランプ派対反トランプ派の軋轢が酷いことになってきて、じゃあそれをモチーフにゴリゴリのサバゲーっぽい映画作ってみっか、ってことで撮った本作が公開された2020年11月、世界が目撃したリアル>>続きを読む
あんだけヒゲ蓄えててすぐ身バレするエディ・マーサンの顔面力!
あと本筋と関係ないのにグロ描写がエグい。
辞書編纂はあくまでも背景で、愛と友情の物語でした。
後半のテンポは悪い。でもシリアス系ドラマからホラー化していく感じは好き。
こんなにタバコの描写で観客を気持ち悪くさせる作品ないわ。
主治医がアラブ系だから云々、っていうイスラエルらしいディテールも好印象だし、泣き笑いハートウォーミング系の普通に万人にオススメできる作品。
主人公である少年がユダヤ人とはいえ、本作で強調されるは閉鎖的な田舎の恐ろしさであり、決してユダヤ人=ホロコーストといったジャンル映画ではなく、国を選ばない普遍的な物語になっている。
全編白黒で撮影さ>>続きを読む
してやったり系の作品なので、面白いと評価されるのは理解できるが、個人的にはこの時代にルッキズムを全面に出した作風はそれだけで古臭く感じます。
ここぞという場面で言葉が出ない男の話。
作品のアートワークからは、なんとなくバディものなのかと思っていたがそうではなかった。
確かに、主人公には、ここぞというときにいつもそばにいる、無骨だけど優し>>続きを読む
中野監督はいつも家族についての作品を撮る。作品のなかに結構辛い目に遭う人が出てくることが多いけど、そんな傷ついた彼らを優しいひとが大きな愛で包む作品をずっと撮ってる。本作もしかり。
だからいつも鑑賞>>続きを読む
韓国映画らしいえげつない暴力描写はあるし、お約束の悪徳警官は出てくるし、交通事故のシーンはどうやって撮ったのか不思議なぐらいスペクタクルだし、途中までいい人だと思ってたあの人があんなことになったり、最>>続きを読む
似たような作品の「Mid90s」よりもさらに厳しい環境に生きる若者の現実の物語で、同じスケボーもカルチャーとしてのガジェットとというより、サバイブするためのツールとしての側面が強い。
ラストベルトの>>続きを読む
「行き止まりの世界に生まれて」と同じ時期に公開されてて、どちらも生育環境によって生きづらい人生を強いられる若者たちの話で、どちらもスケボーが重要なガジェットとして使われている。
ただ、本作はジョナ・>>続きを読む
タイトル通りの物語。
秋好が想像以上に強い女性だったのがかなり意外で、自分が予想しているように全く物語が進んでいかず、それが逆に気持ちの良い裏切りだった。
彼に足りないものを彼自身が最後にズバッと>>続きを読む
ビリー役の俳優さん、いいなー。
ちょっとした表情で感情を表現してるし、セリフの間と猫背なフォルムが絶妙で、ついニヤニヤしてしまう。
アメリカに移住したチャイニーズの苦悩や「中国人」としてのアイデン>>続きを読む
俳優たちは頑張ってると思うんだけど、それ以外はダメすぎる。
まず、セリフがダサダサ。やたら同じことを連呼するし、説明セリフも鼻につく。
物語の展開に納得できないところも多い。なぎさもいちかも、最初>>続きを読む
どうでもいいとこの大人数での会話シーンがカオスすぎて、さすがの松浦美奈さんでも捌ききれない文字量。本筋とはあまり関係ないとこでこんなに観客の熱量を奪うのはなぁ、、、原語で聞くかせめて吹替にしないとイミ>>続きを読む
光と影
騙し絵とトリックアート
フェミニズム
ギャスパー・ノエのアレックス
という感想。
好き嫌いはともかく、最低限、今回の緊急事態宣言にインスパイアされたことが分かる作品にしろ。じゃなきゃ、このくくりでシャーシャーと手をあげるな。
そういう意味でムロ作品以外満点。