3時間以上に及ぶ長時間の作品であるが、邦画の割にはテンポが良かった。
事業欲・野心に対して、人間性という表現を使っていたが、むしろ家族をどのように捉えるかがテーマと思える。
旧華族(公家)、大蔵官…
ファスト映画でも見ているのではないかと錯覚してしまうほど、物語の奔流に飲まれる3時間30分。万俵大介を演じる佐分利信を筆頭に、多彩な登場人物すべてに主役を張るに十分な昭和の名優が揃い、それぞれがケレ…
>>続きを読む山本薩男監督による「戦争と人間」三部作(1970~1973)の次作。山崎豊子の同名経済小説(1973)の映画化。関西の財閥一族を軸に、政財界で富と権力を追い求める人々の野望と愛憎を描く。
万俵家の…
先日田宮二郎版の「白い巨塔」(1978)を見た勢いで、今DVDで「華麗なる一族」(山本薩夫監督、1974)を見ているのだが、キャストでダブる人が多すぎて脳が混乱している(笑)。順序は逆なのだが。にし…
>>続きを読む佐分利信による一家の主の集大成は万俵一門の総帥。それなら、まだまだ総理大臣だって闇の何とかだってあるじゃないかという向きもあろうが、そんな、一国の頭と称しながら弱卒数千万を引き摺る選挙屋風情だの、…
>>続きを読むラピュタ阿佐ヶ谷の山本薩夫特集にて。
原作未読&ドラマ未履修。三時間にギュッと詰めこまれているのは見ててわかるし、やや豪華キャスト顔見せ映画の感はあれど、物足りなさは感じないし最後まで集中して完走で…
このレビューはネタバレを含みます
銀行の「政略結婚」内幕話。 大きな野望を、より巨大な野望が呑み込む権力の構図。
本作の原作は73年に行われた太陽神戸銀行合併を基に書かれたらしい。その太陽神戸銀行も後には三井銀行に合併された・・・…
金融機関再編成時代、弱小都市銀行のオーナー親父が下克上を狙う悪だくみを始めて、みんな酷い目に遭う!
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古色蒼然という言葉が、これほど当てはまる、厳かな大…
3時間半の超大作。ですが、面白く時間が矢のように過ぎました。小学生の頃、家族でキムタクのドラマは見ましたが、意味がよく分かりませんでした。当然ですね。小学生が家族と見るドラマではありません。主人の寝…
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