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輪るピングドラムのseishirowのネタバレレビュー・内容・結末

輪るピングドラム(2011年製作のアニメ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

チェンソーマンでオマージュされてると聞いて視聴。早川家と高倉家の構成。疑似家族。
メタファーが多いのは幾原監督らしいけど、どこまでが現実なのか判別がつかず解りにくくて疲れた。全24話だが50話以上あったように感じた。
高倉冠葉と高倉昌磨と高倉陽毬は三人だけの家で暮らしていて、両親はいない。
そんな中、陽毬が突然死ぬのだが、謎のペンギン帽子を被って復活する。ペンギン帽子を被っているときは中身は陽毬ではなく、陽毬を助けたくばピングドラムを探せという。そのピングドラムを手に入れるまでの話であり、登場人物がそれぞれ抱える問題をその流れに巻き込みながら話は進む。ちなみに彼らの両親は政治犯で無差別テロで多くの市民を殺した集団のボスである。
で、そこも結局どうなってるのかよくわからない。宗教二世が取り沙汰される昨今で思想犯の子どもたちという題材が通じるようなものもなくはないし、思想犯達が手出ししない子供ブロイラーという恐ろしい施設も、支援側が強烈に悪どいという最近の流れに通じていたなぁと思った。
謎が多く、終わりはあっさりしているのだけど見てよかったかな。でもこれだけ詰め込んだ作品は24話じゃ足りないかな、と思ったり。
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