宇崎ちゃんは遊びたい！のいめーじのネタバレレビュー・内容・結末

テンポが奇妙なくらいに変で長く感じてしまうし、笑いのネタやノリもサムイっス。
奥行きのある背景やカメラワークが時々おもしろかったりはしたんだけど、基本の流れが冗長すぎて浮いた演出になっていた。

早い段階からバカップルとしか思えんから、ラブコメとしての見応えは全然無かったし、喫茶店のマスター達のような外野がただただ快く見守り要員をやっていて「2人を見てると飯が美味ぇ〜」って態度なのもイタい。
とはいえ、マスター達が不在で2人に集中している話だったら、それはそれで見ていられなかっただろうなと思う。
なんだかんだマスターと亜実さんで笑えたことは何度もあったし、逸仁は登場回が最悪だったけど、黙るならいてもいい。
ここまでメインヒロインに集中している作品は新鮮かも。

正直、一番グッときたキャラが宇崎ちゃんの母親である宇崎月(43歳)！
人妻はマズいとはいえ、本編では旦那のことをまったく考えていないし、見た目が妙に若いし、赤面して目を開く表情と挙動のかわいさは全然いける。
11話で桜井に料理を教えていたけど、いきなりうどんは無いだろと。

宇崎ちゃんも充分かわいいのだけれど、短髪低身長巨乳キャラは絶妙に自分の好みを外しまくっている。目もデカい。ごめんな宇崎。でも高校時代の宇崎ちゃんはかなり好き。

印象的な回は8話。公共の場での見せつけ感はウザかったが、過去を描いたことで2人の関係に肯定的な気持ちになれた。少しな。
12話は宇崎ちゃんが亜実さんに「～っス」の影響って桜井くんでしょ？と指摘されて赤面しながら逃走したり、酔った桜井の「好き(お前の料理が)」を勘違いした勢いで酒を飲みまくる姿がかわいかった。笑い所もそこそこあって良い最終回だったと思う。

俺はカフェでのバイトもカラオケもボルダリングも居酒屋で酒デビューの雰囲気も知らないから、まったく共感できることが無い。特に10話の鳥取PR回なんかは、ここまでソロの視聴者を突き放すのかと…凄まじいカップルアピールに打ちのめされた。
イチャイチャが加速する度に現れるクソキャットを頼もしく思った者は少なくないはず。
でも共感できないからこそ、この作品を嫌いになれない。自分がズレてる自覚はあるので。

鹿乃とのOP曲は「あれ…結構チョロいスね」がとにかく良い。
ED曲はYuNiとYUC‘eで文句なしだし、映像は宇崎ガチ恋って感じで良かった。10話の鳥取バージョンもヤバい。宇崎のこと好きかもしれんって気持ちになる。でもやっぱり好きとまではいかない。