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呪術廻戦 第2期 懐玉・玉折/渋谷事変のmのレビュー・感想・評価

4.8
懐玉・玉折編 全話鑑賞。
この原作本来の良さである、展開の意外な跳躍というか省略によるスピード感(そして作者の凶悪さ)・そしてキャラの個性が最も出ているパートなので、本筋に勝る面白さ。

冒頭の館ミッションのシーン増強だったり教室での座り芝居だったシーンをバスケしながら話すシーンにして動きとゴールの成否でより多くを表現したり、と漫画から映像作品への変換の仕方が本当に良い。脚色・演出による映像への変換の巧さが光る。

映像作品としての翻案の良さは音の演出でも光る。ただ作画が良いだけじゃない、実写的な映像作品として形成しているのが良い。「チェンソーマン」といい、MAPPAの新人若手監督のレベルは異常に高いな・・

声優陣の熱演も作品の力になった。

爽やかでエモいオープニング・エンディングも正解。どちらも名曲・名映像だった。

これは原作の問題だけど、明らかに夏油の闇堕ちを後押しする九十九の言動ってこれどう考えても作者の話作りの都合による不自然なものでしかないんだけど、こういう所に原作者の雑さが現れてる気がするよ。

次の渋谷事変編は個人的に原作離脱のきっかけになったかなりキツいパートなのでここで離脱する可能性大、と思ったら次のOPがKing Gnuという完璧なチョイスに次もつい見てしまいそう。
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