このレビューはネタバレを含みます
純愛を絵に描いたようなストーリーなんだけど、これがいい。
付き合ったり別れたりとかどろどろしたものではなくて、限りなくピュアな恋愛。
等身大のストーリーだから、見ていて共感し、切なくて涙することも多くて、青春を追体験させていただきました。
各話が小説のタイトルになっているのもよく、主人公の「太宰は言った」の話も好きです。
良いところで東山奈央の挿入歌が入るのは涙腺崩壊フラグです。
優しい気持ちや初恋など、懐かしいJPOPで、見ている人をうまく惹きつける魅力。
陸上部の男がいけすかなくて、奪われてしまうんじゃないかひやひやしたんですが、二人が思い合っていることをエピソードから沢山感じて、不器用ながらも互いに好きを伝えようとする気持ちが空回ったり、すれ違ったりする様を見るたびに、どうして恋はうまくいかないのか、苦しくなったりしました。
EDのLINE描写、最終回で伏線回収すれのがとんでもなく凄くて、やられた、となってしまいました。
恋愛系の作品って、どこか厨二的なのがあったり、萌え絵だったり、ドロドロだったり、一部性的な表現があったりで、他人に薦めるのって凄く難しいんですが、これは老若男女問わずみんなに見てほしい。実写化してほしい。同じ作者の作品がもっとみたい!