このレビューはネタバレを含みます
1クールのみなら★4前後をつけたと思うけど、2クールから急に話のテンポが悪くなり、トータルで評価すると好きとは言えない作品。
キャラクターに一貫性がないし、彼らの目的や行動原理がなかなか描かれないから誰にも感情移入できない。
それぞれのキャラクター性は作り込まれておらず、意外な展開を描くための装置になってる。
語られた過去だけど……あれを加味したとしてもミランジョもボッスも勝手すぎる。
自分が辛い思いをしたから周りを傷付けてもいい理論の人間が苦手だから同情も理解も出来なかった。
ボッジは能力のために作られ、そのせいで苦難を強いられ、ミランジョに母親も殺されたのにあっさり許しすぎでびっくりした。
ダイダがミランジョを父上の元(成仏)へ、とかだったらまだマシだったけど、生き返らせた挙句求婚したのには絶句。
ミランジョのお陰で暗闇の中でも強くあれた！って暗闇の中に追いやった元凶はミランジョなんですが？！
カゲが無言で姿を消すの意味が分からない、なんで？
多分これも理由なんてなくて、最後の感動的なシーンを描きたいがためだろうなというのが透けて見えて萎えた。
いいセリフもシーンもあったけど、それらが帳消しになるくらい2クール目は酷かった。
こういういい話風の物語が本当に苦手。
