【シュタゲ】や【カオスチャイルド】の科学ADV原作のアニメ。
作画と雰囲気に惹かれて観たが中々面白かった。ハイテンポな作品って久しぶりだからこういう癖があるのはとても気分が良い。
教授殺害事件の1話から演出が魅入る。
徐々に伏線も回収されていく。
井の頭公園の池で256人の水死体が発見された二ゴロ事件のところも、不気味な白色の少年も、コトリバコに詰められたただの血まみれのドロドロになった千優ちゃんも、まさかの裏切り者も見所満載。
そして中盤で明かされる実はもうみんな水死体になって死んでいた展開と、臓器移植した兄と黒魔術代行屋の妹の里亞との再会、ヒーローになった悠太も意外と良かった。
1日1分で9日がタイムリミットとしたタイトル回収も良い。
【シュタゲ】の失敗した失敗した......や、【カオスチャイルド】のちょっと違うけどギガロマニアックスみたいな想像して作り上げる相互認識がキーを出現させるのアツい。
さすがは同じ制作、世界線はなんか違うらしいけどこれなんかネタバレみたいなやばいの見た感じ?
りょーたすがなんか怪しいなとは最初らへんで思っていたが、黒幕のMMGの成沢徳生が死ぬ事をビジネスにすることを反対する黒幕の娘アベリーヌが憑依していたのがりょーたすだったのは驚き、味方側なのが良いね。
ウォーデンクリフガンで我聞悠太以外が3月1日にタイムスリップして生き残る事ができたところがちょっぴり切なかった。
亡くなった父親と過ごすことを決めたところが意外にも刺さる。
生きていく上で死ぬことを経験することが恐ろしい世の中に死んだままで生きる事を計画するMMGにもちょっと共感してしまった。死んだまま生きるってかなり生きやすいと思う。
ただコトリバコやあのBL同人作家の女性があやふやな気がしたのでそこは勿体ない気がした。
逆にハイテンポすぎてなんだこれとは思ったところもある、好きだけど。
面白さ個人的には【シュタゲ】【シュタゲ0】は1番、【オカルティックナイン】は2番、【カオスチャイルド】は3番って感じ。