赤毛のアンの26の情報・感想・評価

あたしはこのうちに動物を飼うつもりはないからね

ドラマほど先進的でなくても、軽んじられていた生徒の個性を見出し周囲の尊敬を集めて自尊心を高められるステイシー先生。フィリップスとは雲泥の差。こういう先生に出会えれば幸せであるが、現実はフィリップスが多い。もっとも低待遇の教員に多くを求めるのも酷な話とは思う。政治の失敗を思い憂鬱。今回のエピソードで少し目立つのはジェーン・アンドリュース。ダイアナのように腹心の友ではなく、ルビー・ギリスみたく早逝もせず特別な才能は持ち合わせていないのだけれど、そのひたすらな善良さが長い友情を築いたことを知っているとこの姿に思うところが多い

【26話『コンサートの計画』怪我が治り、学校に行くアン。ミス・ステイシーは、ボール投げをしたりする活発な教師だった。また、ボーッとしてる生徒が優れた学校旗をデザインするのを見出したり、埋もれていた生徒の良い面を見つける、とても素晴らしい先生だった。自分の将来を考えるという作文の宿題が出る。アンは、先生に褒められようと意気込む。何を書いたら良いか、と考えすぎるが、マシュウとマリラはそのまま思ったことを書けば良いとアンの背中を押す。そしてその作文は先生に大いに認められた。そうして11月になって、ステイシー先生はコンサートをやってそのお金で学校旗を作ろうと話す。賛成する生徒たち。色々な出し物の準備が始まる。劇で好きな役になれなくて不貞腐れる子もいたが、みんな協力的。アンは、コンサートの準備で頭がいっぱいになり家のことに手が回らない。現実主義者のマリラはそんなアンの様子に感心しない。叱られて落ち込むアン。そんなアンをマシュウは「（コンサートも勉強だと）わしも思うがな」と少し励まし、元気を出すアン。】 この話数で気づいたが、自分はマリラがかなり好きだ。 自分がアンの想像力について行けないからなんだけど。 作文で何を書こうか悩んでいるアンにアドバイスをする所とか、かなり好きだしね。良い大人感。 でも、現実主義者だからやっぱりアンと意見がぶつかって……と言う関係や展開好きなんだろうな。 一方でマシュウは結構アンに寄りすぎてるから、印象として普通になってる。 泉でダイアナと話しているアン。 妖精の女王をアンがやりたいと考えてるのを聞いて笑うダイアナ。 これ、現代だったら笑っちゃダメなんだろうな。 赤毛だから変、って言っちゃダメというか。太ってるから変も出てくるけど。 それをキャラクターが反省する展開なら良いかもだが……。自分はそういう展開の方が好きかな。 さて、コンサートで何が起こるんだろう？