真田ピロシキさんの映画レビュー・感想・評価

真田ピロシキ

真田ピロシキ

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.0

アサシンクリードっていつから日本でそんな議論が湧き起こる大人気ゲームになってたっけ?ほら信長に仕えてた弥助の件。あんなの一部のゲーマーを除いては「ああ、あの意味不明でつまんない映画」くらいの認識でしょ>>続きを読む

鉄拳 ブラッド・ベンジェンス(2011年製作の映画)

3.2

オタクサブカルに心底ウンザリしゲームも今年で終わらせるつもりだったのに鉄拳8が面白すぎて今やPS6まで続きそうな雰囲気。2D格ゲー勢だった自分に鉄拳勢はレベルが別次元で全然勝てない。修羅の国に踏み入っ>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

2.5

なーにがマナーが人を作るじゃ。人殺し風情が舐めたこと抜かすな紳士ぶったカスジジイ。いつもの悪趣味マークミラーとマシューボーン。まーでも主人公は似非紳士ジジイよりは真っ直ぐなチンピラで好き。続編ではつま>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.5

原作小説を数日で一気に読んでからの鑑賞。原作は男性としてはその甘受している特権性を容赦なく突きつけられる内容で、女性は男性と家に尽くすことを内面化させられそんな犠牲を強いる上で成り立つ社会のグロテスク>>続きを読む

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

1.5

恥ずかしくて悶え死ぬ。前作もこの監督の代表作である『悪魔を見た』も同じで話に何の現実感もない。正確に言うと実写で表現するに当たってのリアリティを擦り合わせていない。深夜アニメの話で深夜アニメの表現。な>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.7

これは当時映画館で見て大興奮した。完全に新しいエヴァンゲリオンに舵を切った。オリジナルではギスギスしてた連中はかなり良い子らになっている。可哀想なアスカ救われたな。お前のことは割と好きだったので嬉しい>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.5

ほろ酔いの勢いで書き殴る。はあーまだエヴァンゲリオンで金稼ぎっすかー?という不信感を期待に変えた作品。もうあまり覚えていないがオリジナルがシンジ君の半径5メートルくらいの世界だったのに対して本作は社会>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

漫画はリアルタイムで全部読んで好きだったが今ではあまり興味は残っておらず何で今更?と思った。加えて私は差別主義者やミソジニストに加担する集英社が大嫌いなのでどんなに良い評判を聞いても映画館に行こうとは>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

2.5

電子書籍で将太の寿司が全部で600円ちょいで読めるから買ったんです。そいで早速読んだのですが佐治のパワハラ、パワハラ通り越して虐待にドン引き。こんな奴、「テメーこの老け顔が舐めてんじゃねえぞ、死ねや!>>続きを読む

鉄拳 Kazuya's Revenge(2014年製作の映画)

1.5

鉄拳8おもしれー消える寸前なゲームの火を保っている数少ない一つだ。鉄拳8の良いところは多少は入り口を広くしても依然難しさを保っているところだ。安直に複雑さをスポイルしてはいけないし、そうしなきゃ終わる>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.4

40代になってパンクスになりつつあるマン。最近パレスチナのスタンディングデモに参加してる縁で知ったパンクスの冊子の中にアメリカのティーンズガールズバンド リンダリンダズのことが書いてあり、バンド名の由>>続きを読む

ブレイド(1998年製作の映画)

3.8

ハマり中の鉄拳8でサブキャラを模索していて実写映画でも目立ってた黒人ニンジャのレイヴンを試してみたらとてもカッコよくて気に入った。それでレイヴンのモデルはウェズリー・スナイプスと言われていて、あの技が>>続きを読む

ウォンテッド(2008年製作の映画)

-

ボクちゃんうだつの上がらないリーマン。ヘボすぎて彼女を寝取られちゃう。えーんえーん。でもボクちゃん実は特別な血筋で美女からスーパー暗殺者としてスカウトされちゃった。覚醒して寝取り男をぶっ飛ばしたら世間>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.0

反吐が出るほど大嫌いな1よりはマシ。汚いけど倫理観はまだまとも。ガキンチョ殺戮ヒーローは洗脳してたクズ親父がくたばって成長するとその異様な人生と社会が軋轢を起こし、ヒーロー気取りのアホガキはガキンチョ>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Netflixで配信されたマブリーマッドマックスの前編に当たる映画です。そっちを見た時は絶対こんな映画じゃないだろと思ったのですが、見てみると確かに同じ世界で違った切口から語られた兄弟作品でした。>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

良いじゃあないか。とっくに冴羽獠の年齢を超えた今では所詮少年ジャンプではアダルティな漫画でしかなかったシティハンターもガキくさい漫画に過ぎない。そのことを思い知らされたのが最近の焼き直しみたいなアニメ>>続きを読む

TEKKEN -鉄拳-(2009年製作の映画)

2.3

ここで何度か書いてるんですが去年期待してたストリートファイター6が幼稚低脳世界観放棄で節操なく軽薄でダサい最低のクソゲーでして、こんなもんを自慢げに出してきたアホCAPCOMも半月も持たずに話題になら>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.8

『梨泰院クラス』のという前置きももはや不要なキム・ダミと『寄生獣-ザ・グレイ』のチョン・ソニがW主演なNetflixで韓国ドラマ見てる人には豪華な映画。キム・ダミ劇場とでも言うべき彼女の表現力の高さが>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

1.5

絶対楽しめないだろうと思ったが雨の降る休日午前をU-NEXTポイントを消化しつつ曖昧に流せる映画でこれを選択した。開始5分で既に見るのやめたい。思いつきだけで設定したようなスカスカスカスカスカ組織の掟>>続きを読む

成功したオタク(2021年製作の映画)

3.3

正直眠かった。推していたK-popスターの性犯罪を前にファンが推し行為について振り返るドキュメンタリーであるが、大して目新しいものではない。ファンは推しに現実とは別の何かを抱いて熱狂し、それが醜いもの>>続きを読む

ロッキーVI(1986年製作の映画)

-

短い映画を探してたら8分のこれが見つかった。レニングラードカウボーイズのプロモーションとして撮られたロッキーのパロディらしい。レニングラードカウボーイズは20年以上も前に見てさっぱり分からず内容も覚え>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

今週末に反トランスジェンダー差別に関する読書会参加を予定しており、その題材図書の中で紹介されていた作品の一つ。監督は『秘密の森の、その向こう』のセリーヌ・シアマで2011年作品。秘密の森の〜で見られた>>続きを読む

星くずの片隅で(2022年製作の映画)

3.8

美しい人の優しさに満ちた正しい物語である。コロナ禍の香港。経済は冷え込み町は静まり返っている。そんな中で零細清掃会社を経営するザクは厳しい資金繰りと体力面の限界から求人をかけると若いシングルマザーのキ>>続きを読む

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

1.0

ロボットしか価値のない映画なのに開始40分くらいウィトウィッキーという心の底からウザいクソガキのどうでもいい話を聞かされ続ける責め苦。通して見るのに3回のチャレンジを要した。この映画の正しいストーリー>>続きを読む

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.0

レジェンダリーゴジラをトランスフォーマーと並ぶ映画ですらないCG動画と忌み嫌っているが、少なくともこの1作目は真面目に映画を撮ろうとしていた。前のが別物すぎるエメリッヒでブーイングされてて、ゴジラソム>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

-

おう、植民地の原住民!アニメとトクサツだけの幼稚なガキのお前らに宗主国の俺様たちが栄誉ある賞を与えてやったから泣いて喜べよ。今後も俺様たちのためだけに金と命を捧げろ。いざという時はカミカゼを俺たちの敵>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.7

グレタ・ガーウィグの『レディバード』を評価しておらず、加えてイスラエルの件でハリウッドの唱える啓蒙に嫌悪感がありマイナスからのスタート。

見初めて思ったことは「分かった分かった。言いたいことは分かっ
>>続きを読む

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.4

シロさんのお母さん梶芽衣子の代表作。シオニズムタランティーノも大好きでキルビルでテーマ曲の恨み節を流してました。要はそういう映画。のっけから裸の女囚が歩くところを看守が下卑た顔で眺めている。女囚を吊り>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

2.5

風邪引いて大人しくしてるので気軽に見れる映画をと。バッマーンですよ。フラッシュ?そんな奴に興味はない。先に言うとこの話の元になったマンガは読んだことある。 

まず思ったのはこれが初めてのフラッシュ映
>>続きを読む

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

-

どんな凡作でもユニバースという映画ドラッグに混ぜれば見てもらえるという銭ゲバDisneyビジネスモデルの代表例。マジでこの映画の記憶がろくにない。まだ一作目はあったのに。とにかく敵に個性がなさすぎた。>>続きを読む

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

5.0

約10年ぶりになる鑑賞はより深い理解を呼び覚ました。本作には色々なテーマがあるが、今回自分が感じたのは劇中でかぐやが発した「ニセモノ」という言葉。現代文明の町中で生きている自分は山にいた時にかぐやが心>>続きを読む

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

-

薄っぺらいロキの死ぬ死ぬ詐欺伝説の始まり。2000年代前半のファンタスティックフォーとかと同じありがちな毒にも薬にもならないアメコミ映画でしかなかった。脇に名優は複数いるが。ユニバースなんて映画界の麻>>続きを読む

風よ あらしよ 劇場版(2023年製作の映画)

3.8

金子文子と並んで尊敬する伊藤野枝。中学生の頃に日本史の教科書で関東大震災に置いて大杉栄と共に殺害された無政府主義者と記述されてたのが長らく記憶に残っていて、ここ10年くらいで大正時代の活動家をよく読む>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

1.0

私とこの映画を紹介するね。見る前は期待してた。

ガキンチョが下品な言葉を連発
ハハハ…(引き気味)

ナナナーナーナナナー♩(ガキンチョがポップに殺戮)
……(かなり不快)

ガキンチョを洗脳して殺
>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.3

実写化についての是非を考えさせられる。まず本作は先にドラマ版があって、これが今言うには少しセンシティブだが改悪案件。基本的には良い映像化であったが、原作では脇役の1人でしかなかった女刑事風呂光が主要キ>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

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イスラエル大好きディズニー!!!こんな映画じゃなくキャプテンイスラエルでも撮ってろよ。子供を殺すヒーロー!国連職員を殺すヒーロー!医者を殺すヒーロー!あのくだらないマーベルゴリラはゴリラストーン指パッ>>続きを読む