赤毛のアンの35の情報・感想・評価

エピソード35
夏休み前の思わく
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あらすじ
クィーン組の仲間たちは、ステイシー先生が他の学校へ移るかもしれないと聞いて、落ち着かない様子だったが、行かないことを知って安心して夏休みを過ごす。そんな時、マシュウが心臓の発作で倒れた。もともと心臓が悪かったのだ。しかし、アンはこの事を知らなかった・・・。
コメント3件
まあ背だけはどんどん伸びてくようだけど
真田ピロシキ

真田ピロシキ

ベストエピソードかもしれない。話はそんな大事が起こるわけではない。進学のためにずっと勉強してたアンが夏休みで開放的になり、ダイアナと共に海辺へ出かける。そこで打ち寄せる波、上がる水飛沫、貝殻の煌めき。これらのアニメーションが非常に美しい。アンとダイアナの顔もそれに合わせてかとても美少女的。超上品な美少女アニメ。うっとりする。ここでバックに流れる音楽がまた良い。この頃ではかなり落ち着きが出てきたアンはリンド夫人も褒め称え、かつての自分は間違ってたと認めるほど。リンド夫人はこういうところがあるからただの無神経なオバサンではない。それを聞いたマリラの穏やかな笑み。ここでも素敵な音楽。ただささやかな日常を描いただけのエピソードをここまで魅力的に心地良く描けている点が正しく名作劇場の看板を掲げられている所以。今では刺激が求められすぎてるのもあるが、まずこんな長い枠を得られないので一見不必要でふんだんに中身を詰め込んだエピソードは難しい。こういうものも必要と思うのだけどなあ。『映像研には手を出すな!』で幼い浅草氏が『未来少年コナン』に感動したように、アニメーションそのものの面白さを伝えられるものが。話はそれほどでもと書いたが、マシューの発作はその後を知ってると心がざわつく。
ゆず塩

ゆず塩

このコメントはネタバレを含みます

35話 :『夏休み前の思わく』(夏休み前に起きた小話。ステイシー先生退職の噂。マシュウが発作で倒れる。無自覚だが、勉強疲れのアン。アンの成長を感じるマリラやレイチェル夫人。) 【夏休み前。ステイシー先生が辞めると言う噂が立っている。不安になるアンたち。先生に確かめると、アンたちの卒業までは辞めないとの事だった。 明日から夏休み。想像の羽を伸ばすと張り切るアンは、教科書をトランクの中にしまう。勉強しなくて良いのかと心配するマリラ。マシュウが心臓の発作で倒れる。医者に診てもらい、幸い大事に至らなかった。医者はマリラに、「他所でアンを見た時に顔色が良くなかった。夏の間に遊ばせて体力をつけさせれば大丈夫」と助言する。アンを心配するマリラ。マシュウとマリラは、アンに心配をかけたくないため発作の事は黙っていた。帰ってきたアンに外で遊ぶよう注意するマリラ。 レイチェル夫人が来ておもてなしするアン。レイチェル夫人はマリラにアンの成長を褒める。 マシュウの事もマリラの心配も知らないアンは、一人開放感に浸っていた。】 〈面白いポイント〉 ステイシー先生が辞めるかどうか、と言うのは興味を持ったかな。あっさり終わっちゃったけど。 マシュウが倒れるのは、長い伏線になるんだろな。それを治そうとする話ではない。 〈その他〉 ストーリーらしいストーリーは無いか。 キャラを表現する情報の羅列な印象。 日常回。