崖から転落死したパパスのためにギリシャを訪れたキートンは、彼の愛人ソフィアからパパスが傭兵時代の上官ベイヤーに脅されていたことを聞く。海から引き上げた宝を奪おうとソフィアまで狙うベイヤーたちに、キートンは身近にある材料で作った武器で立ち向かう。
西ドイツ赤軍のテロリスト達をマークする賞金稼ぎグループ。その中心人物ピトックは以前スコットランドヤードのスゴ腕刑事で“小さな巨人”と呼ばれていた。ピトックは昔の経験から素人が現場に近づくことを決して許さなかった。ピトック達はそこここで現れるキートンが目障りで仕方がない。ところがグループの一人が拉致されて……。
死んだ夫の母親ベルニーニから、娘のフローラを取り返すようアンナに依頼されたキートン。ベルニーニの屋敷から追い払われるが、車の中には逃げ出して来たフローラが。フローラを連れてマルセイユを目指すが、道中決してラザーニェを食べようとしない彼女をキートンは不思議に思う。しかしそれには彼女の悲しい理由があった
雪道を急ぐ中、キートンはセミョーノフというロシアン・マフィアに追われる老人と出会う。彼は自らを不死身と言い、この危機を楽しもうと言い放つ。吹雪を避けての雪穴の中、セミョーノフはロマノフ王朝の財宝の行方を語るが、そのあまりの奇想天外な話をキートンは信じられない。そして翌朝、雪穴から出たセミョーノフの胸を一発の弾丸が貫く。
パリのシモンズ社会人学校で教鞭をとるキートンを、娘の百合子が訪ねてきた。しかしその学校はすでに廃校が決まっており、またしても教師の職を失うキートンは元気がない。キートンは百合子に、一生続けたいのは考古学だと語り、自分の恩師ユーリー・スコット先生の第二次大戦時のエピソードを話す。先生はすでに亡くなっただろうというキートンだが……。
学生時代の友人、アンナ・ブラバー博士の立てこもる遺跡を、ロイズの鑑定人として訪れたキートン。その遺跡は所有者によりサーキット建設のため破壊されようとしていた。アンナはこの遺跡こそ、ケルト人の墓ではなく、はるか昔の神殿の遺跡だと考え、その重要性を証明しようとしていたのだ。そして二人の前に玄室の壁からある絵が浮き上がる。
田舎の家を久しぶりに訪れたキートンと百合子は、車に乗って来た太平たちと遭遇する。母のパトリシアを思い出したキートンは、太平とともに彼女の思い出話をする。キートンは幼い頃食べたサマープディングを、太平はそばを作り始める。しかし、それに必要なミントもワサビも最近の水不足のため枯れかけていた。二人は風車を作って水を引こうとする。
ヤザワ・エレクトリック・カンパニーのウェールズ工場長・滝田修二が誘拐された。身代金は2500万ポンドという法外なもの。ヤザワがロイズの誘拐保険に加入していたため、キートンは交渉人として派遣される。キートンは大胆な方法で犯人の絞り込みと身代金の引き下げを計る。しかし行方不明になっていた運転手が死体で発見され、さらにロイズが誘拐保険の適用を拒否、キートンは事件から手を引くことに……。
バーゼルに向かう列車の中、キートンはある老婦人と知り合う。彼女はボヘミアの元貴族で今は追われる身だと言うが、もらったイヤリングは偽物、故郷の歌はザクセン民謡だった。彼女に翻弄されたキートンは、今まで聞いたことは嘘で、あなたは生粋のドイツ人だと指摘する。彼女は感謝の言葉と指輪を残して去っていく。彼女の正体は……。
殺人容疑で逮捕された刑事ガーナーの隠れ家を調査中のキートンは、幼なじみで現在は探偵として成功しているチャーリー・チャップマンと再会する。被害者から摘出された弾丸の旋条痕が、ガーナー愛用の銃と一致することから、有罪を確信するチャーリー。しかし、隠れ家のプールサイドで空の薬莢を発見したキートンは、その推理に疑問を抱く。
ロンドン中華街にある中国料理店「金蓮」の店員・ラディは、本物の中華料理を作りたくて修行中だが、店主のイギリス人に対する偏見でクビにされてしまう。ラディの素質を認めるキートンとダニエルは、ラディの力になろうと店主の味付けの秘訣を調べると意外な人物にたどりつく。それは中国の大革命家・孫文だった。孫文が伝えた中国料理の味の秘密とは……?
殺人容疑で逮捕されたトマスの無実を信じる老婦人・バーナムは、キートンを巻き込み真犯人捜索に乗り出す。二人は被害者のウェインが下院議員候補のウォルター・ゴールドマンの愛人だったことを突き止め、思わせぶりな態度で近づくが、彼はウェインを本当に愛していたと言う。機転をきかせたキートンはゴールドマン宛に偽の脅迫状を出すが、指定場所にはなんと夫人が現れる……。
爆弾作りの名人コナリーはある老人の死に顔を見て、人は天寿を全うすべきだと思い直し、自ら作った爆弾の解体を決意する。過去コナリーの爆弾の爆発を防いだキートンとともに、デパートに仕掛けられた2個の爆弾を二人で探す。1つは早々に発見できたが2つ目の爆弾を見つけ出したとき、すでにそれは動きはじめていた。この爆弾は動きはじめたらコナリーでも止めることができない。そこでキートンは秘策に出る。
18年前、身重の妻を残し、東ドイツから脱出したシュレイダーは、強制収容所で妻がローザという女の子を出産していたことを知り、キートンとともにローザの消息を追う。なんとローザは、その後養子先で養父にケガを負わせ家を飛び出していた。その上父親のシュレイダーに復讐を誓っていたという。最近のローザを写真で確認したシュレイダーは驚きで震える。それは愛娘クララのベビーシッターの姿だった。
偽装自殺で保険金をだまし取ったロバートを見つけ出したキートンは、帰り道、ある犬が後をついて来るのに気づく。実はそれは、ロバートに訓練された軍用犬だった。突如牙を剥いてきたその犬は、恐るべき頭脳でキートンを追いつめる。だがキートンは幼い頃、太平に教わった犬の弱点を思い出す。川の中に犬を誘い出したキートンは、襲ってくる犬の口中に手を突っ込む……。
売れっ子作曲家・ロバートは、父のフェンダース卿に音楽家になることを反対され、その憎しみをバネに現在の地位を築いた。しかし、現在フェンダース卿は破産し、売り家となった屋敷の庭にある楡の木を、一日中眺めているだけの老人になってしまっていた。キートンは、フェンダース卿を立ち直らせるため、彼を招待したバーで、母親が作った曲をロバートにピアノで弾かせる。その曲を聴いたフェンダース卿は、青々と繁る楡の木を思い出し……。
実業家・エドモンド・ライマンが、バラ園の管理人リンドに殺された。警察はリンドを指命手配、チャーリーはライマンの妻フローラから、身辺警護を依頼される。保険調査に訪れたキートンは、チャーリーと再会。彼がフローラに好意を抱いていることに気づく。一方フローラの身の回りでは、彼女の命が狙われる事件が勃発。しかし、ライマンの遺体の顔の傷を見たキートンは、疑惑を深めていく。
実直な大学教授ベニントンは深夜運転中に人身事故を起こしてしまう。ところが被害者のトラヴィスはフェイカーで、ベニントンの資産が目的だった。学長選に立候補の恩師ベニントンに代わり、トラヴィスの看護を買って出たキートンは、トラヴィスの正体を一目で見抜く。一方、高価な文庫を購入したベニントンが支払い能力ゼロだと知ったトラヴィス一味は、なんとかベニントンを学長にすべく、対立候補ステファン教授の収賄を現学長に密告する。
ある朝、百合子は駅のホームで小学校の同級生・慎介と出会う。どこか様子のおかしい慎介だったが、実は彼のリュックの中にはオオタカが隠されていた。太平からオオタカの棲息地を聞き出した百合子は、慎介とともにそれを放ちに郊外へ向かう。一方、遺書が残されていた慎介の両親は大騒ぎ。キートンは慎介の父親と二人の後を追うが、その途中で慎介が父親を殺そうとしたことを聞かされる。
満潮時には砂州が海中に没し孤島と化してしまうキャロウ島を訪れたキートン。島にある唯一のホテルで、軍隊時代の知り合いの息子・エリックと歓談中、突然銃声が響き、ホテルはマフィアたちに占領されてしまう。通信手段も断たれ、キートンもボートの修理のため連れ出されてしまった。一人マフィアと戦おうとするエリックだが、以前軍人だったというフォスターは全く協力しようとしない。その理由は……?
岩手県の神社に祭られていた、17世紀の英国製の時計のフタにはアザミの紋章と「アンガス・T」という名前が刻まれていた。出版社からの依頼でこの謎に挑むことになったキートンは、アザミが紋章であるスコットランドに飛ぶ。あるパブで時計の紋章が「グレン・スローンチャ」というスコッチのラベルと同じであることをつかんだキートンは、その醸造元で「アンガス・T・カーマイクル」という名にたどり着く。そしてアンガスの悲劇の生涯がつぎつぎと明かされ……。
どんな高級ワインもひれふす最高傑作のシャトー・ラジョンシュの1944年もの。それは館主のヴィクトールと使用人のリベロの命をかけた名作だった。しかし時代は変わり、昔ながらのワイン作りでは経営が成り立たなくなってきたヴィクトールは、妻の意見に従い、近代的な醸造所の建設を考えていた。そして1944年の最後の一本を抵当に融資を受けることが決定する。キートンはその引き渡し式に立ち合うためにやって来たのだったが……。
イギリス湖水地方、大量の失業者を出したモーカム財団系の銀行を襲い、その金を労働者たちにばらまいて一躍英雄になったケンドル。しかし彼は、裏でモーカム財団と組み、損害保険金を山分けしていた。ロイズから派遣されたキートンは、ケンドルを捕まえて警察へ引き渡すため、“ボグ”という底なし沼で囲まれた一本道を行くが、その途中ケンドルを盲進する手下たちにつぎつぎと襲われる。そのたびに強気のハッタリで切り抜けるキートンだが……。
転落死したアトキンズ助教授の保険調査のため遺跡発掘現場を訪れたダニエルは、発掘作業員として入ったばかりのキートンに出会う。昼休みも発掘を続けるキートンに、ダニエルは遺品のある部屋まで案内させたりとわがもの顔。そこで二人は、アトキンズの遺品から土器のカケラを発見。そのカケラのワインの匂いに気づいたキートンは、アトキンズの親友のパウエルの部屋でも同じようなカケラを発見。ハッとする二人に銃をかまえたパウエルが迫る。
ロイズ保険組合の鑑定人として、キートンはタクラマカン砂漠の発掘隊に合流する。ところが一行がウイグル族の聖地を荒らして軋轢が生じ、それがもとで彼は手ぶらで灼熱の砂漠に置き去りにされてしまう。生還すれば許されるが、その可能性はふつうに考えればほとんどゼロの状態。キートンはSAS時代に培ったサバイバル技術を駆使し、生き抜こうとする。
旧東ドイツの水泳金メダリスト、ノイマンはドーピングが発覚して以来、生きる気力までもなくし今はユーゴ難民とともに廃屋に住みついていた。故郷を失い難民となっても表情の明るい彼らのことが、ノイマンは不思議だったが、そこは居心地の良い場所でもあった。キートンはかつてのノイマンのライバル、ヴェンナーの依頼でスイミングスクールのコーチに彼を招くべく訪ねるが、彼は受け入れようとしない。そこへスキンヘッドの一団が現れ……。
航空ショーのためイギリスに来ていたロシア人・ラージンの二人のボディーガードが殺された。偶然、通報者となったキートンは、ラージンから護衛を依頼される。旧知の元SIS部員に出会ったキートンは、殺しの手口からラージンを狙っているのは赤い風と呼ばれる元KGBの工作員で、ラージンは確実に死ぬだろうと予告される。
スペインのある島で、キートンはセンデルという左手とスーツケースを手錠でつないでいる老人と知り合いになる。キートンの観察力を見込んだセンデルはマンウォッチングゲームを持ちかける。そのターゲットは島一番の実力者・ベラスコだった。キートンは一見派手なベラスコの生活の中にその寂しさを見抜く。それを聞いたセンデルは50年前のスペイン内戦の話を始めた。果たしてスーツケースの中身は?!
英国一と評判の高いアーサー・マルサス会計事務所のパーティーに偶然を装い潜入したキートン。実はその会計事務所では、10年間に3人もの社員が不審な死をとげていた。キートンは3人の死によって出世の早まったジェームスを疑うが、彼の有能さを知る社員達は信じようとしない。しかしキートンは、ジェームスの故郷で、ある毒草の存在をつかんでいた。
画商のフェリスに監禁され、贋作を描かされている画家のダグラスを助け出そうとしたキートン。しかし、モリスに捕らえられ足を折られてしまう。自ら応急手当をし、再度脱出を試みるキートンに対し、ダグラスは逃げる気がないと言う。長年贋作を描き続けてきたダグラスは、自分の絵を見失い、外の世界へ出てもやることがないと言うのだ。そんなダグラスにキートンは諦めるなと訴えるが……。
心不全で死亡したとされるシーデルの友人ハイネンから、キートンはシーデルの本当の死因の調査を依頼される。現場にカサをさしていた人物がいたということと、シーデルの死体から桃の香りがしていたという証言を得たキートンは、ある確信を得る。つぎに狙われるのはハイネンだと。そして雨の日、犬の散歩をするハイネンの前にカサをさした人物が現れる。その男の正体は、ハイネンの意外な過去と関係していた。
太平からある女性に金を返して欲しいと頼まれたキートンは、木田香代子というその女性に会いに行く。しかし香代子は、太平は自分の父親でそのお金は太平にあげたものだと言う。香代子の部屋から帰る途中、キートンは彼女が自殺を考えていることに気付き、引き返す。彼女は男に裏切られ、仕事で必要なMOデータを持ち逃げされていたのだ。キートンは、太平の愛犬・太助を使ってMOを取り戻そうと考える。
母親が死亡し、多額の保険金の受取人となった松井宏という画学生の消息を追い、フィレンツェに飛んだキートン。しかし、学校でもクラスメイトに尋ねても、宏の行方はわからない。キートンは宏の下宿で見た未完成の絵を手掛かりに、スベダレ・ドーモ遺跡へと出向く。が、そのキートンの後を一人の男がつけていた。宏のルームメイトのピエトロというその男は、実は宏が受け取る保険金を狙うテロリストだった。
夏休み、百合子とコーンウォールを旅行中、少年時代を思い出したキートン。それは両親が離婚して、祖母の屋敷に一人で来ていたときの思い出だった。地元の人たちにとってキートンたち別荘組は気に入らない存在だったが、バスの運転手クリスだけはキートンにやさしかった。クリスはキートンに言う。「坊やはきっと人生の達人、マスター・オブ・ライフになれるぞ」と。
ゴールデンウィークに、百合子はロンドンのキートンを訪ねたが、キートンは足を骨折して入院中だった。一人ロンドンを歩く百合子は、鞄を盗まれた白鳥幸子という老人と出会い、ともに犯人を追う。幸子は50年前に日本で出会った英国人に会うために、ロンドンへ来ていたのだった。なんとか鞄を取り戻した二人は、彼の住んでいたマイロウという村を目指す。しかし、名前だけでは見つからない。そこで百合子は、幸子が鞄に入れていたものを思い出す。
行方不明になっている保険金の受取人を捜す日々を送るキートンは、ある日ダニエルから紹介したい女性がいると打ち明けられる。引き合わされたキートンは、ルイーズというその女性の美しさに驚く。いつになく真剣なダニエルはルイーズとの結婚を考えていた。一方キートンは、自分の調査情報が、外部に漏れていることに気付く。その日はダニエルがルイーズにプロポーズを決意した日だった。
百合子から東西大学の面接を受けるように言われたキートンだが、実は離婚した妻が就職の世話をしてくれていることに気づき、あまり気乗りがしない。しかし考古学者としての自分の今後にも不安を感じていた。そんな折り、太平に金を貸してほしいと頼み込まれる。とりあえず金を貸したキートンだが、太平が10キロもの肉をその金で買うのを偶然見かけてしまう。疑問を抱いたキートンは太平の後を追うが…。
ロンドン・ホワイトチャペルの地下鉄構内で、売春婦クレアを追うチンピラたちの一人が殺された。一方アールスコートのホテルでも元陸軍の男の死体が発見される。いずれも鮮やかなナイフさばきであり、その犯人はSAS曹長のジェームス・ウルフだった。ウルフは多くの勲章を受け尊敬を集めた男だが、同僚の教官をナイフで切りつけたため、依願除隊していた。SASのフォックス大佐は、ウルフを追うアドバイザーとしてキートンを派遣する。
クレアを捜し出したレオは、ウルフをおびきだすためスワン邸に拉致する。一方キートンはウルフを調べるうちに、ウルフが麻薬の密輸にかかわっていたことをつきとめる。そして死んだウルフの娘・カレンが麻薬中毒だったことも。カレンの墓の前で再会した二人。キートンは出頭するよう説得するが、ウルフはクレアを助けるためスワン邸に向かう。スワン邸ではナイフ使いのレオがウルフを待ちかまえている。はたして最強のナイフ使い同士の戦いがはじまった。
2024/11/11(月)Netflixにて鑑賞。
AT-Xで今日0時に放送されるんだけどテレビ壊れて見れない。のでNetflixにあるかなと思い。ありました。あっパソコン有るのでサブスク見れます…
たまに端折ったりするけど、基本的には原作に忠実なアニメといったかんじ。
残念ながら40話くらいしかないので、好きな回がなかったりするんだけど、砂漠のカーリマンがあるのでよしとしましょう。
opがイン…
放送当時たしか深夜放送だったと思うのですが面白いと聞いて気になってました。やっと1話から見れた。
30分でしっかり魅せてくれるドラマ。
「メンタリスト」が40分で完結させるのスゴいと思ったけどアニ…
このレビューはネタバレを含みます
気づいたら見入ってた
学ぶことが多かった
1話
風の強い場所では銃より原始武器
4話
ロマノフ ニキータ卿
9話
ザクセン ヴェルフ家
11話
孫文 豚肉の唐揚げ 隠し味はウィスキー
中国…
原作既読。
子供の頃読んで大好きだった作品。放送当時は観てなかったので改めて。
内容もそうですが歳を取って思い出補正が入り懐かしみながら楽しく観れました。
個人的にはYAWARAよりこっちの方が浦沢…
このレビューはネタバレを含みます