シーズン2前半の感想。「神」対「偉人」がタイマンで喧嘩をするという設定はシーズン1から変わらず。それぞれの登場人物の過去回想シーンが入り戦うモチベーションが語られ、最後は理屈でなく原作者のさじ加減でどうとでもなるような決着の着き方をする。皮肉でなく愛すべきワンパターンで、あまり難しいことを考えずに見られる。神も偉人もやたらと人間くさいのも見やすさと中毒性の理由か。ジャック・ザ・リッパーとヘラクレス戦は性格も戦術的にも対照的で良かった。雷電とシヴァ戦は正面からの殴り合いとインドの神々のヤンキー社会描写がツボに入った。このアニメを見て教訓とか気づきがあるわけでもなく人生の糧にはならないが、よくわからない爽快感がありストレス解消には良い。
シーズン2後半の感想。釈迦の神側から人間側へのくら替え、飄々とした釈迦のクールな戦いぶりと秘めた熱さ、展開の早い戦い、と相変わらず秋津に見れる。釈迦をはじめキャラクターがみんな濃いので飽きずに見ていられるが、冷静に考えると有名どころの神と偉人の戦いをある程度のワンパターンさで繰り返していてテンプレートにちょっと飽きかけてきた。神対人間の対抗戦という設定上仕方ないが、神と偉人の過去エピソードを盛り込みながらシーソーゲームの末決着の型が続く。。。ワンパターンで視聴者を楽しませるという意味では設定の勝利ともいえるが、個別のバトル以外にもうちょっと大きな流れでの変化や展開が欲しくなってきた。
そんなこんなで前半の感想での3.9から3.7にスコア修正。
