原作未読でアニメの評判が良いことから軽い気持ちで視聴開始したが、先が気になり1日で見終わってしまった。コミュ障のひとりのキョドり具合がアニメだから受け付けられるリアリティを保ちつつ、悲壮さよりもギリギリ笑いが勝つ絶妙なバランス。ギャグ以外の各登場人物のセリフも現代の若者のリアルという感じ。系統は違うが、漫画「ブルージャイアント」に通じる熱さも感じてそこも魅力。ひとりとバンドの成長物語としてだけでなく、突然挟み込まれるシュールなギャグも良い。ドラゴンボールのヤムチャが瞬殺されるシーンのオマージュなど、気づくとつい吹いてしまうギャグ表現がいっぱい。