ブレンパワードの14の情報・感想・評価

エピソード14
魂は孤独?
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あらすじ
勇ブレンに乗り出撃する勇。オルファン停止を知ったグランチャー隊の攻撃が激化する。ジョナサンに傷つけられるラッセ。母、翠や姉のクインシィと関係したというジョナサンの言葉に逆上する勇。ノヴィス・ノアの作戦でオルファンを押し戻せると桑原が確信した時、国連軍から作戦中止命令が入った。勇は改めてオルファン情報を提供する。
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8823peメモ

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このコメントはネタバレを含みます

白血病のラッセ 犬畜生以下で外道の極みなジョナサン 台詞メモ 「ごめんユウ・ブレン!あたしは馬鹿だ!きみを独りにしちゃって、ごめんなさい!」 「怪我してない?どこか痛い所ない?引きつるとかさ。ねえ?手と足はちゃんと付いてるね。凄い、ちゃんと戦ってちゃんと生きてる。偉いよきみ。怖い?怖くないの?どうなの?きみ、どうしたの?どこに行くの?」 ★ 「あいつ、ユウの気性が移ったんじゃないのか?」 ★「馬鹿か、お前は!図体がでかいからってパイロットが乗ったグランチャーと戦えるほど、お前は良く出来ちゃいないんだ!親父たちが何と言おうと、お前たちは人間を乗せるためのスペースを用意して生まれたんだ。それは何故だか分かるか?お前たちがこの地球の進化の歴史の中で学んだことだよな。人間の反射神経と判断力と感性、それに生殖だけは人間のものを利用するつもりだからだ。こいつのコピーは面倒だもんな。しかし、力を行使する事は自分達のものにした。人間って奴は力の使い方を知らないエゴイスティックな動物だからだろう。だからお前たちは、お前たちに必要な人間だけを摂取して、地球が育てた生物の生体エネルギーの全てを吸収して銀河旅行をするつもりだ。それがお前たちだ。けど、そういうお前たち何故か〝グランチャー〟と〝ブレンパワード〟という二つに分かれて生まれた。しかも雄と雌との関係でもない。もっと根源的に陰陽とか、プラスマイナスぐらいはっきりと反発し合う習性をもっている。何故だよ。一つで完全無欠に永遠であるものなどこの世の中にはない。だからこうやってぐちゃぐちゃに生まれてきたんなら、オルファンだってそうだろう?自分の反対にあるものと戦って探しているものがあるんだろう。Bプレートとかもう一人のオルファンとかさ!オーガニックで有機的なものが1つのものであるわけはないのに!貴様、おお前は!ヒメ程度の女に唆されて…馬鹿野郎!…おい、怪我は無いよな?」 「ブレン、痛いところは無いか。悪口は言ったつもりはないぞ」 「よく戻ってきたブレン。震えてるのか?何があったんだ?俺がついててやるから怖がるな。何が怖かったのか教えてくれるか?」 ★「オルファンの動きは止まりましたね」「バイタル・ネットは?」「安定した出力を見せています」「そのネットとノヴィスのオーガニック・エナジーが3隻の随伴艦のプレートとも繋がってオルファンの動きが止まったんですか?」「そう考えるしかないタイミングじゃないか!」「ここの数値はすべてノヴィスを設計した人間が弾き出した数字です」「オルファンには通用しないと言うのね?」「それも断定出来ませんけど」「そうであっても、私達は最善の事をやるしかないです」「大人は大変ですね。僕は子供のままでいたいな」「君の頭と口先は立派な大人よ」「違いますよ!」「不幸ですけど、大人です」 「本当ですか?博士」「天才少年って誉めたいけれど、きみはニーチェを超えてるな」「粗製濫造された神々が踊り狂ってるんですよ」「やっぱり大人じゃない」 「イランド部隊は国連の艦隊を守れ。俺とヒメはグランチャーを止める」「あの船には何百人もの人がいるんだ…これが戦争なんだ。怖い?そうだよね、本当は戦いたくないよね?でも皆を守らないと!ユウ・ブレンだって戻ってくれるよ!」 ★「ジョナサン、貴様は…アノーア艦長に!おふくろさんに復讐するためにリクレイマーになったんだろう?お袋さんは…アノーア艦長は責任を感じていた!だからプレートと一緒に海に消えた。いなくなったんだよ!もう他人を巻き込む必要は無いんだ!」「もうあんな女のことに拘っちゃいない!」「そんなパンチ!」「自分のプライドしか考えられない女のことなどで誰が思い悩むか!」「嘘をつけ!親子の情をそんな簡単に切れるものか!」「貴様は覚悟が足らないからそういうこと言うんだよ!いくじなしめ!男じゃないんだよ!」「いくじなし?覚悟がない?」「本当の覚悟ができていれば親殺しだってできる!キレてやるんじゃない。逆上しなくたって正義の確信があり、信念を通そうという確固たるものがあればできるもんだ!」「事情があった!…事情が!」「覚悟がないからオルファンだって沈められないんだ!」「な、何?」「本気でオルファンを沈めるつもりがあれば、お前が来た時、原爆なり水爆を持ち込めたはずだろう?」「その程度の事ではオルファンは沈むわけがない!」「沈むなぁ。2重3重の核を体内で爆発させてみろ。オルファンだって沈む」「沈まない!」「ユウよお、おかしかないか?なら何で外に出ていってオルファンを沈めようなんて言ってんだ」「それは、マイクロウェーブとかBプレートとかの可能性はあった!」「二親と姉さんのいるオルファンなんか端から沈める気はないんだ。それがお前の本当の気持ちだから、アンチボディ戦なんかやってみせてノヴィス・ノアから食い扶持をもらうために格好だけはつけてんだ!」「違う!あいつらはオルファン諸共消えて無くなればいい!」「本当にそう思えるか?」「何を…言いたい?」「俺さ、クインシィ・イッサーと愛し合ったなぁ」「俺の知ったことか!」「粉をかけたらすぐによってきたんだ」「男と女のやること。珍しくもない」「Dr.ミドリ・イサミもなんだ」「何を言ってるんだ?」「いやさあ、ババアなんて馬鹿にしてたさ。がね、いやあ味わい深かったって感動した。怒れよ!普通こういう話は面白がるんだぜ?怒るっていうことの意味は分かるよなあ?お前にはオルファンを沈める事はできない!」「嘘だ!ジョナサン流の強がりだ!」「ならお母ちゃんに聞いてみなよ。情熱を秘めた肉体…」「貴様!」「すまない。言い過ぎたな。しかしもう一つ現状報告をしておくと、女房の態度が変わってもそれに気づかないのがお前のお父ちゃんってことだ!お前はそういう男と女の間に生まれた子供なんだ!可哀想になあ。生きてたって辛いだろう?楽にしてやるよ。心配するな、クインシィだってたっぷり可愛がってやる。俺、包容力ってのあるつもりだからさ」 「何故こんなものだけでオルファンが停止するのかしら。オルファンのエネルギーレベルなら振り切れるはずよ」「こちらの計算ではそうだが、これがオルファンの意思ならどうだ?」 ★「この船のオーガニック・エナジーの放出がオルファンに気持ち良いってこと…それはありうるもんな。その結果はデータなんかじゃ分からないよな。あんなもの過去の検証だけで未来予測はしないもの」 ★「そういう風に怒るお前には、俺一人落とせやしない!」「やったな!ジョナサン・グレーン!」「ユウ、何を撃ってるの?もう相手はいないでしょ!」「貴様のやった事、どんな理由があろうと犬畜生以下だ!鬼だ!外道の極みだ!」 「無茶よ!」「事情は見りゃ分かるだろう。このぐらいは無茶な事じゃない!」「そうだからって、まるで死んでも良いって戦い方は異常です!貴方はファイティング・ハイになるような人ではないのに、どうしたっていうの!英雄気取りでやったのならもっとタチが悪い。ブレンだって大怪我をさせて、得な事なんか何にも無いのよ!」「泣くなよカナン。そう簡単に俺はくたばったりしない」「自惚れないでね」「ああ」 ★「なんだよ。カナンは怒ってどっか行っちゃったぞ」「それでいいさ。泣かれるとは思わなかったんで結構効いたよ。今まで俺のことを泣くほど心配してくれる奴なんていなかったからな」「だったら治療すればいいじゃないか」「俺はブレンに会った時に願掛けをしたんだ。この気に入っている地球をオルファンみたいなわけの分からないものに壊されるくらいなら命を賭けるってね」「それは分かるけど」「だから独りで戦おうってユウの気持ちは分かってたんだが、俺達を利用するぐらいの気合いは持って欲しいんだ」「そういう話か」「独りでやるよりはいいぜ」「カナンを泣かせるな」「まだ、そういう約束はできないな…あの子を生かすために」 ★「自分がこんなに弱いなんて思わなかったな」「カナンは強いよ」「両親から望まれずに生まれれば、怨みしか知らずに独りで生きてしまう。そんな私に人類への復讐もできて銀河旅行が出来るって言われれば、グランチャー乗りになれると思えた。でもそんな事しても、結局は自分の思いからは逃げられないって分かったのよ」「だからカナンは強いんだよ。俺は逃げてばかりだ」「私をここに呼んでくれたのはユウよ。ユウは復讐なんて意味がないって分かったんでしょ?」「それは分かったさ。外からオルファンを眺めて、はっきりそう思えたんだ」「あれは優しい姿をしていた。膨よかで、狂暴なものには全く見えなかった」「それ、まるで母なるもののことね。人間の女達が母になることをしなくなった。それで子供達は奈落に落ちる。だからオルファンが敵になる」「そう、それもあるかもな。女が母になることをやめて、男もそれを許したんだ」「戦争が無くなって、自由過ぎて、男も女も自分達の欲望だけに目を向けてしまったのよ」「生存競争を自分に向けたらエゴだけが育ったんだ」「このブレンチャイルドに触っていると、そういう考え方の間違いに気付くみたいで…私、あの人を愛してもいいのかしら?」「いいよ、素敵な事じゃないか。カナンとラッセならベストカップルだ」 「このままの状況を永遠に維持できるはずはないでしょう?」「それは分かっているが、国連という組織の命令には逆らえない」「前線にいる私たちの方が状況は分かっています!このままバイタル・ネットが消滅したらどうするんです?」「今がチャンスなんです。これを逃せばオルファンを沈める事はできない!」「ここのクルーは皆頭が固いんです。こうと決めたら…」「知ってるとも、このクルーを集めたのは私だ。この首ひとつで人類が救われるなら賭けてみるか!」「良いんですか?」「そうそう大人を疑うもんじゃない」「問題はバイタル・ネットで固定できても沈められないほど巨大なものをどうやって…」「可能性はあります。世の中に完璧なんてもの、ないんです。俺が知ってる情報は全て提供します」「助かる」「でも両親の口から出たことが全てですから、確たるものじゃありません」「それは?」「オルファンはあれそのものがオーガニック・エンジンなんですが、基本的に生物的なものですから弱点はあるんです。例えば老廃物を排出する器官はあります…」