アルプスの少女ハイジの35の情報・感想・評価

エピソード35
アルムの星空
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あらすじ
ハイジを強く抱きしめるおじいさん。ハイジだけではなく、おんじもハイジのいない辛い日々を過ごしていたのです。ハイジの心はアルムに帰ってきた喜びでいっぱいです。牧場から戻ってきたペーターもはじめは驚いていましたが、本当にハイジが帰ってきたことを知り大喜び。
コメント4件
夏藤涼太

夏藤涼太

いや~凄い。 山に帰ってきただけでこの感動なのだが、これは――我々視聴者もハイジと同じように1.5クール(3ヶ月半)、(普通なら山側の視点としてハイジを想うおんじらを映すところをあくまで回想や妄想のみにその登場シーンを制約させ)山やおんじやペーターやおばあちゃんやユキちゃんと会えなかったというフラストレーションがあったからこそ――通年アニメならではの感動だよなぁと。 いや今のアニメは逆に人気がある限り続編が作られ続けたりするけれども、シーズン制にしても、1シーズンで起承転結をつけないといけないわけで。 そうなると、ハイジのように、家に帰るまでに1話、それから寝るまでに1話、なんて贅沢なドラマの描き方はできないわけだ。 で、よくよく考えると、朝ドラだって15分だし、1話完結でなく50話以上連続してちゃんと尺がある作品なんて、それこそハイジやガンダムみたいな子供向けのアニメか、大河ドラマくらいしかないわけで… いやぁなんと豊か、惜しい文化をなくしたなぁと(いまだとプリキュアくらい) しかし…ハイジ、ペーターは飛び上がるほど喜んでるのに、ペーターのばあちゃんとユキちゃんの次くらいのテンションでしかペーターに対してテンション上がってないし、クララの服もあっけなくペーターん家に捨ててくし…同世代に興味がないのかな……。 そしておんじもおんじで、ペーターに対しても無口の不機嫌ジジイになってたとか…コイツは本当…… しかし、こういう、誰も「完璧な(間違いは起こさない万能の)人間」として描かないのが、この『アルプスの少女ハイジ』という作品の凄い所だよなぁと。 一番の完璧人間っぽいポジションのクララのおばあちゃんさえも、金の力でなんとかしようとする、ナチュラル選民思想の貴族的な傲慢さが見え隠れしているからね…
ワン

ワン

ハイジのあの服もう1着あったのか。ハイジがいない間機嫌が悪かったことを指摘されてばつが悪そうなおんじがかわいらしい。
いいね!5件
PERSPECTIVE

PERSPECTIVE

ハイジが家に着くまで一話、そこから寝るまでもう一話と、ゆっくりと話は進んでいくが、決してハイジがいない間のおんじなど、変わったものをクドクドと映したりはしない。逆に変わらないものを、そしてそれを必死に受け止めるハイジをひたすらに映す。どうしようもなく贅沢な時間。
kkkのk太郎

kkkのk太郎

このコメントはネタバレを含みます

「アルムの星空」 アルムの山へ帰ってきたハイジは、ペーターやユキちゃんと再会する。 ハイジが帰ってきて泣くほど喜ぶおんじ。 ユキちゃんがいつの間にやらお母さんになっている。シロも妊娠中。ハイジの体も大きくなっている。 何もかも以前と同じように見えるアルムの山だが、それでも全ては少しずつ変化している。 フランクフルトのことを話し始めるとパニックになってしまうハイジ。これはもうほとんどPTSD。 不思議なもんで、白いエプロンをつけたおんじが現在の宮崎駿にしか見えない。