たむ

鬼滅の刃 遊郭編のたむのレビュー・感想・評価

鬼滅の刃 遊郭編(2021年製作のアニメ)
4.0
テレビアニメを放送時間を楽しみに毎回観続けたの、何年ぶりだろう…。
『鬼滅の刃』の第3期、遊郭編ですが、この作品の魅力は、強烈なギャップ、ジェットコースターのようにアップサイドダウンが凄まじいこと。

主人公の炭治郎たちは、無限列車編で絶望のどん底に落とされるわけですが、落ち込んでもいられないと前を向いて修行に励むわけです。
そこから遊郭に潜入するまでは、ギャグの連続、善逸と宇髄天元さんのやり取りの凄まじいの何の…。
そして上弦の鬼とのバトルになれば一気にシリアスなテーマと怒涛のアクションに圧倒されます。
一つの作品の中に沢山の感情を動かす瞬間があるのですが、それぞれが究極なアニメーション表現です。

難を言えば、本当にテンポが遅い…。
シナリオの構成上の問題なのでしょうが、無限列車編のテンポでいけば、よりスピード感が増して、サスペンスも機能してまとめられたのではないかと思います。
アニメの構成が11話持たせなければ、となるとそうなってしまうのかもしれませんが、漫画を読む限りだと、漫画のテンポだったら12話で刀鍛冶の里までいけそうな気もしなくもないですが、難しいところですね。
たむ

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