群青

Angel Beats!の群青のレビュー・感想・評価

Angel Beats!(2010年製作のアニメ)
2.0
CLANNADなどの麻枝准が原作なしで新規に作ったアニメだった気がする。

1クールで話が少なすぎるし、かといってこれより長いと冗長になるなんとも微妙な作品。


死後の世界だがなぜ死んだか覚えてない主人公が自分の死んだ意味を探す話だが、成仏していくキャラでしっかり背景が描かれているのが一部しかない。学校のクラスのように何十人もいるのに。

展開も唐突すぎる。感動的な話と取り上げられる結婚してやんよ!は全くそれまでの流れがなく突然なので泣けと言われても…という感じ。

ギャグセンスもキツい。ここら辺から麻枝准のギャグセンスが合わなくなっていった。なんなんだろう、アニメ的な天丼とか気持ち悪くなるというか。アニメだからこその演出に胃もたれする。鬱陶しく感じる。


あとヒロインの存在が微妙。ゆりの必要性とは?

代わりにヒロインになっていくのが天使。天使ちゃんマジ天使はここからのはず。
確かに彼女をめぐる話はこのアニメの骨格となっている部分で、それが分かったとき、タイトル名にもつながるのは、確かにうまいがそこだけ。
彼女に恋をする過程がわからない…

とにかく麻枝准の新作で釣ろうという魂胆が見え見えで尚且つ作品はアレ、と感じてしまった。実際、これ以後のリトバスとか観ようと思えなかった…
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