【銀河鉄道が、
この宇宙が…”終わる。”】
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『銀河鉄道999』の世界観を拡げたスピンオフ作『銀河鉄道物語』シリーズのシーズン2にあたる作品。
本作はシーズン2だが、サブタイにシーズン2の表記が無く、さらに総集編やOVA二部作、OVAをまとめた劇場版まであり、どれがどれだか分からない。
さらにレンタルではシーズン1と分離してるので、本作を『銀河鉄道物語』のシーズン2だと理解したうえで手に取った人達はどれだけいるだろうか？
…コホン。それでは感想に戻そう。
シーズン1で暴走キャラだった主人公・学がシーズン2では立派に成長を遂げてるので、ようやくまともに動く銀河鉄道警備隊の物語を堪能できた。
シーズン2も同じく１話完結(中盤までは)なので見やすい。
ただ学が優等生になったため、話の意外性や刺激が薄まり、また事件一つ一つのドラマに重みや哀愁が物足りない。
なんだかシーズン1で尺が足りなくてお蔵入りになった小粒のエピソードを見てるような体感だった。
しかし、本格的に面白くなるのは後半。
別宇宙編からヤマトシリーズ並みに盛り上がる。
別宇宙編からは一本の映画っぽく雰囲気が変わり、ミステリアス要素が濃くなる。
機械と心を通じ合える少女を軸に巨大な敵に立ち向かう展開やヤマトの波動砲をオマージュした必殺兵器、戦闘機の活躍、SDFの総力戦などヤマトシリーズを匂わせる漢臭い部分が本作にも健在。
中盤までは生ぬるいサブクエを消化してるみたいで退屈だが、ビッグワンが心を持ってたり、『相棒』みたく闇を抱えた上層部の暗躍、一期の伏線を回収した意外なラスボスなど後半は見応えあって楽しめた。
今の若い世代に激推しするほどの内容ではないが、強いて推すとしたら主題歌。
「CARRY THE LIGHT」
↓オープニングテーマ映像↓
https://youtu.be/ZS6NS-pAHNM?si=iejNXncU6X5aMWXM
もし日本アニメソングベスト100があればランクインしても違和感ないレベルの神ソングなので、もし聴ける環境ならぜひ聴いてくれ…！
この曲に出逢えただけでも本作を観た価値はあった👍
前半ストーリー★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
後半ストーリー★★★⭐︎⭐︎
キャラクター★★★★⭐︎
主題歌★★★★★
