都部

機動戦士ガンダムの都部のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム(1979年製作のアニメ)
3.7
名作と呼ばれているだけあって無難に面白かった。MS戦闘が作品の最大の妙なのかと言えばそうでもなく、一貫して描かれるエピソード群また最終話のシームレスな戦闘の移り変わりを見るに人と人の戦争を描くことがあくまで主体の作品であると見ておよそ間違いはなさそう。
『ニュータイプってなんだよ……?』と、鑑賞前に断片的に見聞きしてた情報が本編で保管されていく感覚は往年の名作ならでは。何処かで聞いたことある台詞ばかり出てくる……。一年戦争によって争い会う人々、死んでいく者達──感傷的な情緒を零すことはあれど、それが戦争であると一歩引いた視点でキャラクター達が対応するのが本編の価値観を伺い知れるようで良い。もう古いアニメではあるんですが、それでも現代に通用する味わいがあるのは戦争の酷薄さはどの時代も変わらないからなのかなと。好きな回⇒『時間よ、止まれ』
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