私は漫画・アニメの「NANA」が大好きで、特に落ち込んだ時に何回も繰り返し見ています。NANAが好きなら絶対好きだから！と知人に勧められて鑑賞した。
はい、好きです。
一言で言うと大好きです。
途中から出てきたブランカのことを一瞬で好きになってしまって、調べたら声優さんは森川智之さんというNANAのタクミ役の人！
いい声してるよねえ。
アッシュはエイジの中に、こうでありたかったというもう一人の自分を見出すのだろうな。守りたいのもあるだろうけど、人間がみなこんな風に無垢に安全に生きられればいいのにという祈りにも似た感情に思える。
アメリカ社会で幅を利かせるイタリア系、中国系マフィアやアフリカンアメリカンのコミュニティのことが詳しく描かれていてよかったね。自分たちの生まれ育った街を守るんだっていう純粋な気持ちが原動力の若者が主役なのがいい。マフィア映画がみんなこうだったら面白いのになあ、警察との癒着とかどれだけ成り上がったとか復讐とかもういいよって感じだ。晩年のアルパチーノが演じてる落ちぶれたマフィアは人間臭さが好きだけど。笑
ここから先、ネタバレを含みます。
ラストが衝撃だ衝撃だと言われていたので構えてましたが、わたしは納得派です。
少なくともバナナフィッシュの検体にされるよりかはアッシュにとって幸せだったと思います。
ブランカと別れて、今後どうするんだってとき、本当にどうするの？！って不安に思ったもん。あんな生活、気が休まらないよ。美しい魂であればあるほど、この世に留まるのは難しいのかなって、それは現実社会でも共通してることかもしれないね。
ただ一つ気がかりなのは、シンのお兄さんがアッシュに手をかけたことでまたいざこざが起こるのかな？シンは人情深くてさっぱりしてて、いいボスとして描かれていましたね。あの街が今後少しでもよい方向に進んでいってほしい。
原作は時代設定が違うみたいなので、そちらもチェックしたいなと思いました。
