このレビューはネタバレを含みます
25〜31日
サブカル系の1話完結ほっこりアニメかと思ってたら違った。
1人の女子高生の誘拐事件、それに付随する反社会的勢力や芸能界と言う闇の世界で光を浴びようとする人間の思惑が色々と重なったドラマだった。
普段アニメは全く観ないので、正直4話やヤノの口調といったノリは非常に寒いし、何故か畑違いの芸人を多用する意味などが理解できなかったけど(普通にすごく下手だし)、面白くなかった訳ではない。
…とはいえ、同時展開されていたらしいYoutubeのアフターエピソード等をきちんと追わないと理解が深まらない点についてはどうかなぁ。
思わせぶりなカメラワークが多く、ちゃんと考えれば(これはそういう意図かなぁ)と思った通りのストーリー展開で、すごい意外性とかはなかったのだけど、黒猫ちゃんの真の目的と言うか、真性サイコって事で良いのかな、小戸川もキリンも大体のヤツが殺されてしまうんだろうなぁってところで終わり。
小戸川が明確に動物名を口にしているシーンもあるけれど、そこに誰も突っ込まないのは相手が相手だったって事もあるのだろうけど、それが逆に引っかかりになって(ほんとはこれ動物じゃないんかな~)って透けて見えてしまって残念。
剛力先生や今井、殺された女子高生等罪のない者もいる一方、反社も絡んでいる為か自業自得的な巻き込まれ方をする者も居て、多面的に描く分には良かったけれど、やっぱり退屈すぎた1話分を使って描いた消しゴムの奴の描写が足りないのか単にイマイチなのかガチャに理解がないからなのか、う~ん、て感じだったなぁ。
起承転結の転、で終わってしまったような印象。しかし結に導くには色々と足りないなぁって感じだった。