オッドタクシーのいめーじのネタバレレビュー・内容・結末

OPと超常恋現象は名曲。
全13話でお笑いからサスペンスまで幅広い群像劇を展開する構成で、何気ないセリフが後で響いてくる脚本の巧さは極上。しっかりと現代の人間ドラマ。
1話の会話がTwitterぽくて何とも言えんノリだったが、話が進むと良いキャラ造形に思えてくる。どいつもこいつも良い面と悪い面がしっかりあるから見応えある。
ヤノのラッパーキャラがサムく感じないのは割と凄い。
小戸川にしか見えない動物世界を保ちながら様々な視点を描き、それぞれのモノローグもガッツリあって不思議なんだけど、アニメならではの描き方に感じられるのでアリ。

唐突なラストにはポカーンとなるけど、お前が一番ヤバイのかよってオチは普通におもしろい。
堕ちてる人間の描き方はずっとガチだったし、人の闇深さを簡単に片付けないホラー映画的な後味は案外しっくりくる。

続きはあろうがなかろうが どうでもいいな〜。

面倒な存在だがオーディオドラマも独特のスリルがあっておもろい。