このレビューはネタバレを含みます
#2話
芸人とPUNPEEで釣ってる感が気に食わなかったけど内容は面白い。コメディとサスペンスミステリの共生感は石黒正数の外天楼思い出す。
ただ今のところ此元和津也のワンマン状態で、アニメである意味とか動物である意味がわからんな。作画の省エネ?漫画でいいじゃん感もある。
2話以降は1話よりさらに会話劇のキレが増してて面白かった。ハマったわ。
あと、角ハイボールはまぁまぁ面白いと思うけどな!?
#4話
田中革命が凄い。この1話だけで現代社会の小さな、だけど大きな闇を描く高品質な短編として成立してるレベル。一話完結 で見ても面白いのに、外天楼みたいに本筋に絡まってくるのかと思うとワクワクがとまらねえぜ!
サブウェイとハイウェイすき。このツッコミが即できてなんで売れないんだよコイツ。
#5話
話が繋がりだして一気に不穏になってきたな……ギャグは減ったものの、密度が増してる気がするしなくもない
誘拐事件の犯人、ベタに考えたら剛力な気もするけど読めんなぁ
#8話
共感覚の件で、動物に見えてるのが小戸川だけなのがほぼ確定したが、ここまでわかりやすいとミスリードなのかと逆に疑ってしまうな…
しかしまさかここで宝くじと話が繋がるとは思わなかった。あとは課金廃人の乱入でどうなるか。
#11話
や、やられた〜〜〜!!!
小戸川のどんでん返しの伏線ばかり気にしすぎてて、仮面の入れ替わりなんていうベタすぎるトリックに気づけなかったのが本当に悔しい……っ!
わかりやすすぎるくらいに共感覚の伏線を張ってたのは、入れ替わりトリックを隠すためのエサだったのか……!?
でもここまで来ると、どんでん返しはミスリードではなく、普通にどんでん返しそう。
呑楽は思いもしなかったが。
#12話
あと1話で謎を全て解決できるのか不安だったが、全13話なのか!全員の出方もハッキリしたし、綺麗にまとまりそう。
大門兄弟の裏切りはなかったか
だが田中周りでは謎が増えたな…
ditch11=ドブは考察してたが、オークションは別?あと弾数が合わなかったのは?
黒幕がまだいるのか?
#最終話
面白かった!小戸川に幸あれ…
ただ、思った以上に謎や伏線が残った……というより伏線ではなく、ただのフックだったんだろうけど、その辺で100点満点とはいかなかったかなぁ。
それでも今期では一番面白かった。前期からの継続も合わせると、最後の最後でバックアロウが逆転優勝した感じ。
まず、小戸川の認識障害や押し入れの中身は予想通りだったが、女子高生失踪事件はただのスカシだったのか。てっきり飼い猫の死が認識障害のきっかけだと思ってたから、この3点が繋がらなかったのは残念。
でも最終話を見ると、認識障害は事故による物理的な脳ダメージなのか?
なら、なぜ今回回復したんだろう…そこはご都合主義として受け入れるべきか。障害のきっかけが精神的なものならすんなり受け入れられたんだが。
まぁ、本作の一番のどんでん返しは小戸川の認識障害そのものよりも、認識障害を使った入れ代わりトリックだったな。あれは本当に驚いた。
あとditch-11の正体は結局両方ドブだったのか?12話だと真犯人がいるかのような感じだったから、これもただのスカシだったのは残念。
三矢殺しの真犯人も予想通りだったから、親分の正体と弾丸の犯人が弟だったのが最終話では一番驚いた。でもオチはビビッたな。
白川さんが助けてくれるん…だよね……?
最終話で良かったのは全体的な大円団感だな。皆愛すべきキャラだったから、みんないい感じ(ではないのもいるが…)でよかった。
全体的に石黒正数の『外天楼』っぽい作りだったから、こっちも救いのないオチかと不安だったんだ……
一番の勝ち組は今井だったな。
あと、「車が突っ込むんかい!」はわろた。こういう台詞回しは本当上手い。
日常コメディと見せかけてのサスペンス的などんでん返しと収束感、そしてギャグの上手さといい、やっぱり石黒正数感があるよね。此元和津也にこんな話が書けるとは思ってなかった。
ただ、最後に言わせてくれ。
田中ってお咎めなしなの!?
【追記】
オーディオドラマ聞いたら全然大円団じゃなくてわろた。いやワロエナイ……
結局外天楼ばりに後味わりいじゃねえか!!
でもポジティブに解釈すれば生存フラグにつなげることもできる……のか……?