柴門たまきは、いつものように幼馴染の織屋浪馬に「キックボクシング同好会」の練習をさせるため、学園中を探し回っていた。そんな中不思議な雰囲気を持つ転校生・岸田シュンと出逢い、何故か幼い頃の思い出がよみがえる。
浪馬はいつものようにたまきから逃げ回り、練習に出ようとしない。とうとう愛想をつかすたまきだったが、浪馬が怪我していたことを知る。たまきは浪馬を探し回るが、不良3人組にからまれてしまい絶体絶命のピンチに陥ってしまう…。
たまきはシュンを「キックボクシング同好会」に勧誘するため学園内を探し回り、夕璃のクラスの転校生と知る。一方、その日の放課後、最近のたまきの様子を心配して千穂に相談する浪馬の前に現れたのは、浪馬に果たし状を送った助清だった…。
役者修行をしている夕璃が参加している撮影の現場に誘われた浪馬。同じ頃、シュンもまた夕璃に誘われて現場である岬へ向かっていた。そこで、夕璃の代わりにスタントすることになった浪馬だったが、不注意で崖から足を踏み外してしまう…。
みさきの描きかけの絵を完成させるため、皆で思いで探しの旅に同行することに。旅先で温泉を楽しむ皆をよそに、みさきは思い出の土地を訪ねようと旅館から人知れず出かける。そこで自分の過去と対峙する、不思議な世界に迷い込むのだった…。
七瀬が刃を好きだと勘違いしたたまきは、二人の中を取り持とうと海へ行く計画を立てる。しかし計画を無視してはしゃぐ浪馬たちにたまきは落胆する。そんなとき、海は荒れ、ゴムボートに乗っていた七瀬は助けに向かったシュンと共に沖に流されてしまう…
大波に飲まれてしまった七瀬とシュンは、無人島にたどり着く。そこで小さな漁村を見つけ出すが、そこには亡霊を待っているという老人の姿があった。彼の話を聞いていた七瀬だったが、静かに自分の過去を語り始めた…
釣りに向かう浪馬たち。一行は不気味な噂がある「渋澤理化学研究所」の前にさしかかる。その研究所から轟音とともに怪しい閃光が放たれた後、一人の少女がでてくる…
夏祭りの日、千穂はいつまでも発展しない浪馬とたまきを二人っきりにさせようと計画する。そんな中、幼少の記憶で夏祭りが苦手な香月はシュン思い切って一歩を踏み出す勇気を教えられる。その話を偶然にも聞いたたまきは、一つの決意をするのだった…
ある日、浪馬はストリートミュージシャンの堀出実果と出会う。実果が聖メアリ・ミード学園の生徒だと知った浪馬は、実果を訪ねるがなかなか会えない。それからというものの、実果に会うために毎日駅前に通う浪馬を、たまきは遠くから見ているしかなかった…
たまきは何でもすぐに誤魔化してしまう浪馬への想いに自身が持てないでいた。一方、浪馬は井伏オキエという少女と出会う。オキエが以前に知り合った大山恵比子と同一人物だと知った浪馬は、たまきとの関係に大きな変化をもたらす決意をするのだった
お互いのことを理解しているの、どこかギクシャクするたまきと浪馬。二人を心配する横溝ふみは、雨堂らから「たまきの中に子供の頃に出会った誰かが住んでいる」という言葉が引っかかる。そこでたまきを故郷への旅に誘うのだった…
学園からシュンが転校したことを危機驚く浪馬たち。そんな皆を図書館の窓から見つめるシュンは、ふみに忘れかけていた者を思い出したと告げる。紙飛行機が静かにシュンの手を離れたとき、皆の中から彼の記憶は失われていた。その中で何かが引っかかる雨堂は…