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天空のエスカフローネのろいろいのレビュー・感想・評価

天空のエスカフローネ(1996年製作のアニメ)
2.7
💠favorite line💠
"バァンのこと好きだから"

🎞️story&information🎞️
神崎ひとみは、占いが趣味の高校一年の少女。
ある日、憧れの先輩が外国に行ってしまうと知った彼女は、100m走で自己ベストが出せたらファーストキスをお願いしますと告白。
ところが、ゴール直前に天から降りてきた光の柱の中から竜と少年が出現。
その戦闘に巻き込まれたひとみは、異世界に飛ばされてしまう――。


監督は赤根和樹。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
1996年に放送された異世界ファンタジー作品。
全26話。

ロボットアニメ×少女漫画という珍しい作風が当時話題を呼んだ作品。
作画補助としてCGが実験的に使われたことや、主人公・神崎ひとみの声優である坂本真綾が当時16歳の高校生だったことで注目されたらしい。
ちなみに坂本真綾のTVアニメデビュー作。

と に か く 音楽が突出している。
担当しているのは菅野よう子と溝口肇。
さらにフルオーケストラ(ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団、ローマ歌劇場)なのだから文句の付けようが無い。
主題歌は、坂本真綾が菅野よう子に「うたえるならうたってみて?」と言われたことで決定し、以降2人がタッグを組むことになるのは有名な話。

放映当時の最高水準の作画に
ファンタジー、運命、科学、恋愛などさまざまなテーマを複雑に絡めたストーリー展開。
それまでのロボットアニメのお約束だった絶対的な唯一のヒーローを据えた活劇ではなく、
主人公を女の子に据えて世界の顛末を見届ける一人のストーリーテラーというスタンス。
リアルタイムで視聴していた人たちはハマったと思う。

ただ、後半は
幸運血液、幸運デオキシリボ核酸、絶対幸福圏、幸福強化人間などなど非科学的な設定が多くなる。
おまけに主人公の心情がこのうえなく酷い。
偽善者ぶって自己中で被害者面して状況をただただ悪化させ、
命のやりとりをしているのに甘ったるい考えを持ち、
挙句、闘いを否定したり加勢したり言ってることがコロコロ変わる。

哲学的な内容も無くは無いけど薄っぺらい。

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story:dアニメストア参考
information:Wiki参考
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