ホワット・イフ...?のbibooのネタバレレビュー・内容・結末

ファンのための最大級の福利厚生という感じがする。ペギーカーターとかティチャラとか、色んな事情で続作が打ち切られたキャラクターだったりが実写の俳優たちの声で再起するというだけで胸熱すぎるし、画面通してまた会えるという感動はたまらない。最初は1話完結の独立した話だったのがシーズンのクライマックスにつれて各話が繋がっていく展開とか、優等生ばりによくできすぎている。実写の立ち位置を引き継いでるキャラもいればスターロードのように一新したキャラもいれば、実写よりも個性が誇張されて炸裂していたソーみたいなのもいて、マルチバースの可能性は本当無限大であることを実感した。実写だとナターシャは死んだことになってるけど、こっちの宇宙ではペギーと親友同士になってるのが胸熱で今後の展開にも期待したい。
個人的にはゾンビ回がお気に入り。ゾンビものってあらゆる形態で物語が作られ続けてる単純なテーマなのにやっぱり面白い。仲間が思わぬところで食われたり、自分の身を犠牲に守ってくれて辛いっていうお決まり展開がキャラクター変わるだけで個性出て楽しいからだろうな。

半分くらいのキャラが実写俳優によるアフレコで、え？この俳優も出てんの？！豪華すぎる…って毎話サプライズがあるのも楽しかった。ストーリーによってキャラ変してたりするからその違いが聞けるのも新鮮で良かった。メイキングでも掘り下げて語られてたけど、チャドウィック・ボーズマンががっつりティチャラとしてカムバックしたのも本当奇跡的でファンとしては感謝しかない。
アニメーションも、繊細な日本のアニメに慣れてると最初のうちはキャラの色味がちょっとベタッとして感じてたんだけど、クライマックスでウルトロンと戦いまくるシーンになったところで2.5D感のある迫力が出ていて良かった。

ドクターストレンジ2でピックアップされた痕跡もがっつり確認できた。