中二病全開、妄想100%のサッカーアニメ、シーズン2もフルスロットルでした。
原作は未読です。
シーズン2は、シーズン1で選抜されたメンバーに適性試験を課した上で先発11名とベンチ入りメンバーを選び、U20日本代表と試合します。
バックスもキーパーもボランチも、すべてがブルーロックからの選抜メンバーです。つまり、全員がフォワード。
このあたりがちょっとひっかかるところで、シーズン1の感想にも書いたけど、バックス舐めすぎじゃね? と思うところでもあります。
サッカー経験者の意見を聞いてみたい。
身体の使い方とか、たぶん前目の選手たちとは違うでしょう。
守り方にもよりますが、ゾーンディフェンスをまともにできない選手たちが攻撃陣には結構いるみたいですし。
そこらへんを忘れれば、シーズン2もかなりおもしろかった。
スポーツでは「ゾーン」に入るなんてことがよく言われますが、ブルーロックでは「フロー(FLOW)」として出てきます。
作者の造語かと思ったら、ちゃんとした心理学用語なのですね。
自分のやっていることに集中し、それ以外をすべて忘れて完全にのめり込んでいる状態、無我の境地とか言われるあの状態のことを指すみたいです。
順番にフロー状態に入った選手たちが起こす化学反応は、まったく予測不可能なものでした。
最後、絵心の立ち上がっての拍手は、痺れましたね。
相変わらず刺さる言葉が満載で、中二病全開と思ったわけですが、「フロー」が心理学用語と知った今は、心理学的なバックボーンがかなりあっての物語なんだなと思うようになりました。
膠着した状態を一段階上げるための方策とか、整った場に異物を投げ込んで波紋を起こしてワンランクアップさせるとか、試合中試行錯誤する選手たちのセリフひとつひとつとか。
最後まで目が離せませんでした。
シーズン3も楽しみ。