肉鹿

ミギとダリの肉鹿のレビュー・感想・評価

ミギとダリ(2023年製作のアニメ)
4.4
1990年2月。神戸市北区オリゴン村。美しすぎる男の子は養子として裕福な老夫婦宅に引き取られるが、実は双子。隠しながらある目的のため村の秘密を探っていく。

欧米か!? や麻酔銃打って隠れてるコナンか!? てツッコミたい1話なのに最終話だと号泣するお話に変わっていくのが恐ろしい😭入口と出口が全然違う!

このコメディでハードルを下げに下げたのが素晴らしくて、後々のサスペンス展開を手助けしてた!どっか矛盾見つけても、だってコメディだからで全部黙らせれるものw

それにシュールなギャグを後半ではシリアスな伏線として活かしてきたのもたまんない。計算され尽くされてる!伏線回収マニアの人も必見!

さらにスリラー要素まであってお腹いっぱい!
第9話のサブタイトルなんて「コロスコロスコロスコロスコロス」だよ、怖すぎ😂
硬い石窯バケットがハサミより怖かった…

ハサミといえばハサミが印象的なスプラッター映画「屋敷女」と同じように母性が作品の本質を貫いてる要素なのにも注目。
母性によって強くなったり狂ってしまったり、果ては子供たちにも深い影を落としたりとテーマが闇深いから、シュールな笑いがほんと暗い夜道に浮かぶ街頭のように優しく行く末を照らし続けてくれて見やすかった。

あとキャラクターの奇想天外な明るさもあったしね!
それぞれキャラ立ってたけど、お気に入りは男前キャラの丸太とみっちゃん!声でちゃうぐらいギャップに酔いしれた🤤

そんな様々なギャップを楽しみながら見れる作品。
肉鹿

肉鹿