ようやく刃牙に普通の日常が戻ってきたかと思われたが、平穏な時間は長くは続かない。母のかつての部下と遭遇した刃牙は、両親の壮絶な関係を回想し始める。
間もなく起こるであろう勇次郎と刃牙との戦いについて、総理大臣に話を通しておこうとする徳川光成。一方ストライダムは、年に1度の勇次郎襲撃に向けて準備を進めていた。
ボクシングジムの扉をたたいた烈海王だが、中国武術の流儀を変える気はない様子。そんな烈を見て、スーパーウェルター級チャンピオンの麻仁アキオがスパーリングを挑んでくるのだが...。
烈海王がトレーニングをするジムに、ボクシング界の伝説の興行師(プロモーター)、カイザーがやってきた。烈の圧倒的な実力を見抜いたカイザーは、彼にある話を持ちかける。
アメリカで烈海王が挑むボクシングのデビュー戦は、元世界チャンピオン、アンドレイ・ワーレフとのエキシビションマッチに決定。一方その頃、刃牙はある予感を抱いていた。
なぜか刃牙にケンカを繰り返し売ってくる柴千春。アメリカにいる烈海王は、次なる対戦相手に決まった百戦錬磨のボクサー、スモーキン・ジョーとの試合に備える。
柴千春は何度ボコボコにされても諦めない。刃牙は相手の流儀を真似てチハル流で向き合うことに。試合中に激しい打撃を受けた烈海王は、脳の揺れに苦しめられていた。
自ら料理をし、夕食の支度を整えていた刃牙。すると予感していたとおり、そこに勇次郎が現れて食事が始まった。だがもちろんこれが、ありきたりな親子団らんで終わるはずもなく...。
刃牙が勇次郎に踏み込んだ質問を切り出したことで、シティーホテルでの豪華なディナーの雰囲気は一変。高層ビルの中で、ついに史上最強の親子喧嘩が始まってしまう。
勇次郎に対抗するため、ゴキブリタックルを繰り出した刃牙。一方その頃ビルの外では、この最強の親子喧嘩についての情報が広まって、大勢の観衆が集まりはじめていた。
続々と押し寄せてきた観衆が見守る中、勇次郎と刃牙の親子喧嘩は続いていた。刃牙が発動させたトリケラトプス拳を受け止めた勇次郎は、象形拳の理想形を見せてやると宣言する。
古流な合戦の技術を活用して秘技を放ち、ついに勇次郎からダウンを奪うことに成功した刃牙。だがそこで、地に倒れ伏した父の手が、何かのサインを送っているのに気づく。
人間をヌンチャクのように振り回す必殺技、その名も"ドレス"。勇次郎は刃牙をつかみ、すさまじいスピードで振り回し始めた。これにはさすがの刃牙も意識を失うかと思われたが...。
地上最強の生物とその息子の親子喧嘩が、ようやく終結。因縁の父と子の激突は、あらゆる予想を超越するかたちで決着をみせる。
数々の強敵との死闘を経て成長した刃牙は、地上最強の生物と言われる父・範馬勇次郎との対決の時が熟しつつあった。そして、勇次郎と闘う前の適当なスパーリング相手として、まずはMr.アンチェインこ…
>>続きを読む恐竜時代の地層にあった岩塩の中から、1 人の人間の男が掘り起こされた。 その男はピクルと名付けられ、最新科学技術の力によって現代へと蘇生する。 ピクルは恐竜と素手で闘い、食料としてきた異次…
>>続きを読む©板垣恵介(秋田書店)/範馬刃牙製作委員会