ビジュアルのセンス爆発、カットも最高、ここぞの場面で使われる曲とマッチしててMVみたい。
殆どが3DCGで作られた作品。
現代における3DCG作品で一つの到達点が「アーケイン」じゃないかと思わせる完成度の高さ。
今はもうどの作品でもよっぽど3DCG特有のバタ臭さは感じさせない出来になっているが、アーケインは一歩先を行く「どこが3DCGなの？」と常に疑ってしまうほどのレベルだった。
ストーリーも序盤の幼少期は助走部分なのでゆったりとしたテンポ。
そこさえ乗り切れば政治的思惑と裏社会の野望が渦巻くサスペンスなストーリーで面白かった(正確に言うならヴァイが出所してから)
ヴァイとジンクスがすれ違いながら壮絶な結末を迎えて……次のシーズンかい！！！
めちゃくちゃいいところで切られた。
海外シリーズ作品はクリフハンガーが露骨なところが本当に嫌になっちゃうわ～
せめて1シーズンの中で何か物語に答えを出してほしい。
途中、マッシブな中年黒人女性が若い男を侍らせて「家族」や「国」を語るのも興味深かった。
性別が逆転して、肌の色も変わって、中年白人男性がそんなこと語っていればあまりにもステレオタイプだ。
あえて、ステレオタイプとは真逆の属性で描くことには何の意味があっただろうか。そして男が侍らされるシーンで感じた気持ち悪さは、性別が逆であればどうだったのか。
これを忘れずに今後もコンテンツの表現を気にかけたい。
