神我人騒動は一段落したが、美少女5人と魎皇鬼に囲まれた天地の周囲では今も騒ぎが絶えない。魎呼と阿重霞の少女漫画作戦、鷲羽による天地の生体実験、そして魎皇鬼の分裂増殖人参消滅事件などが続発する。

天地の家の新たな居候は赤ちゃん。叔母の頼みで預かることになったのだが、赤ん坊の世話はみんな初体験。天地にいいところを見せようと魎呼と阿重霞は必要以上に張り切り、美星は相変わらずマイペースだった。

晴れた秋の日、お馴染みの温泉宿を訪れた天地一行を待ち受けていたのは、以前に破壊した建物の修理と炊事洗濯だった。さらに幽霊騒動が勃発。そんななか、砂沙美はひとり途方に暮れ、自分の過去に悩んでいた。

春も近い穏やかな日。天地はある誤解から魎皇鬼を傷つけてしまう。結局どうにか誤解は解けたが、魎皇鬼の気持ちは晴れない。そしてそこに、奇妙な宇宙生物・万素が出現。鷲羽のはた迷惑な実験体だった。

命主・訪希深の意志のもと、超天才科学者Dr.クレーは鷲羽を捕獲すべく地球に向かう。高位次元生命体である訪希深は鷲羽との対面を望んでいた。マイペースに日常を続ける天地たちにDr.クレーの魔の手が迫る。

柾木家に潜入した偽の魎呼・零はついに天地の抹殺を試みるが、魎呼の心に隠された天地への想いが妨げとなり失敗。そして正体がばれてしまった零は、本物の魎呼を人質にとり、Dr.クレーのもとへと帰っていく。

樹雷星の3人が柾木家を訪問。阿重霞と砂沙美の父である樹雷星の阿主沙、同じく母の美砂樹、そして遥照の母・船穂だ。目的は阿重霞を樹雷星に連れ戻すため、全宇宙の重要機密てんこ盛りの柾木家の偵察のためだった。

人一倍ぼんやりしている美星だが、職業は宇宙刑事。優秀な敏腕刑事だと自称するも周りは信用してくれない。そんな美星が同僚の清音と解決したという、銀河犯罪史上に残る大事件の真相が明かされようとしていた。