Nikkai

STEINS;GATEのNikkaiのレビュー・感想・評価

STEINS;GATE(2011年製作のアニメ)
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序盤は中二病+2ちゃんねらーのノリがキツい。「面白い」という評判を聞いていなければ、ここで離脱しただろう。しかし、オカリンの顔が険しくなっていく度に、話が面白くなっていく。ストーリーに関しては、一人だけ記憶を保持しているという「孤独」がしっかり描かれているのが面白かった。(主人公以外にも記憶がうっすら残っているという設定は、感動的だけど冷めた)あと、タイムリープものなので当たり前ではあるが、伏線回収がすごく気持ち良い。
気になった点としては、オカリンが、序盤にバタフライ・エフェクトの可能性を考慮していなかったり、タイムリープ後の行動がもっとこうしろよ!とツッコみたくなるような稚拙さだったり。まあでも、未熟な18歳中二病だから…と自分を納得させた。

世界線が紐のように延びていて、別の世界線にも自分がいるなら、今の自分がいる世界線を良くしても、他の自分は苦しんでいるのでは?と考えたが、世界線は認識しなければ、収縮していくのか。
一つの世界線の中でも全ての人の願いを叶えることはできないし、結局時間を操作する者のエゴだ、というのがタイムリープ、タイムトラベルの悲しいところだと感じた。

アニメにハマった当初から、見ようと思っていた作品だが、気づいたらオカリンより年上になっていて、今更見ちゃった…という気持ちになった。MADの元ネタと有名なアニソンが聞けて満足!
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