押井守監督『攻殻機動隊』4Kリマスター公開前に他の監督が手がけた『攻殻機動隊』も鑑賞してみました。
押井守監督版が好きすぎて、他に手を伸ばすことをしてきませんでしたが、このテレビアニメシリーズは比類なき面白さです。
基本的には1話完結スタイルで、伏線を張り巡らせて、後半の笑い男との対決へとなだれ込んでいきます。
クライマックスは1話完結スタイルではなくなりますが、そこからのドラマ展開は圧巻です。
特にコロナ禍の今を予見していたかのような政治とワクチンと犯罪の絡み合った展開、政治的なタブーもなく掘り下げていく物語、凄まじい迫力です。
押井守監督版とどっちが面白いか、そういう二元論的な好き嫌いではなく、どちらも電脳世界をテーマにして切口が違うからこそ、『攻殻機動隊』という世界観が拡大していきます。
他のシリーズも観ることでさらに世界観を拡張できることを期待して、他のシリーズも観ていこうと思いますね。