悪役令嬢が単にライバルキャラにとどまらず本当に悪役で、それが改心して真の主人公になって行く話。ちょっと都合よくいい話過ぎるけど、類作に比べると設定や展開などに深みと緊張感があって、よい方なのではと思います。転生していたことを思い出すのが会心のきっかけだったりするのですが、これならわざわざ車にひかれる必要あるんだろうか。異世界転生もののテンプレートを踏襲しないと、このジャンルに入らないということなのかもしれませんが、それがなくても成り立つのなら、胸を張って独立した作品として売った方が心意気としてよいように感じます。