毎日カップめん

怪獣8号の毎日カップめんのレビュー・感想・評価

怪獣8号(2024年製作のアニメ)
3.0
● 上品なチェンソーマン

品性下劣な主人公が、悪魔と合体し、

キレイなねーちゃんに憧れてバトルに勤しむのが「チェンソーマン」なら、

頑張り屋さんの主人公が、怪獣と合体し、

キレイなねーちゃんに憧れてバトルに勤しむのが「怪獣8号」。

その意味で本作は、上品なチェンソーマン、かも知れない。(あるいは他方、下品な怪獣8号と呼ぶべきか?)

ところで、

本作はその特徴として、本来シリアスになるべき部分をギャグのノリで処理しており、それが何とも云われぬ「少年ジャンプ感」を醸し出している気がした。
この部分をよりシリアスに描くと、それは大人マンガになる訳だが、(本作にそれをしろと言っているのでは無い)、何にせよ、久しく摂取していなかったジャンプ感を味わえる作品、との印象である。